「運用型広告 プロの思考回路」がすごい。広告主は一度読むべき良書です。

運用型広告プロの思考回路
最近「運用型広告 プロの思考回路」という運用型広告に特化した実用書が先日発売になりました。アタラ合同会社のメンバーを中心にした執筆メンバーで、これまで運用型広告で得たノウハウ・経験を書籍にしたものです。私はタイトルと著者メンバーを見て即買い。そしてざっと読みましたが、とても読み応えのある良書だったと思いましたのでここに紹介したいと思います。

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運用型広告 プロの思考回路

「運用型広告 プロの思考回路」は企業のデジタルマーケティング担当者に向けた参考書。読むべきは運用型広告を扱っている代理店の社員というより広告主側の社員のように思います。私自身、広告主側で広告運用行っていますが、本書に出てくる場面は容易に想像でき、共感することだらけ。本書では11個の事例が紹介されていますが、その事例の中には「同じ壁にぶつかったことがある」もしくは「これからぶつかりそうだな」と思ったシーンが多く含まれており、まさにケーススタディで勉強しているよう。読みながら経験が積める、そんな構成を目指したんだと思います。

例えばリスティング広告の運用で

例えばリスティング広告のケーススタディで。転職支援サービス企業の運用型広告のパフォーマンスが競合企業の入札もあり振るわなくなってきているという課題。特定のコンバージョンしやすいキーワードに入札が集まりCPCが高騰。結果CPAが高くなり、利益を圧迫。効率を図るとCPAは改善されるものの絶対的な売上ボリュームが取れない。そんな状況を打開するために何を行っていくか?それは、「CPA=COST/CV」というフレームワークをさらに分解して、何をすべきかを明確にし、課題解決策を実行し、レビューするサイクルを回していくというもの。キーワードの見直しや追加、広告文のABテスト。キーワードの粒度の見直しなどを行い、CVRが高いブルーオーシャンのキーワードを探しに行く。さらにはLPOも検討。という流れ。ここまで書くと「そりゃそうだ」と思われる部分もあると思いますが、実際の数字が本書には書かれており「自分ならどうするか?」と自分の身になって考えていくとなかなか面白く読み応えあり。まさに文字で経験する、ケーススタディの醍醐味が味わえます。

その他のケースも内容が充実

その他のケースも内容が充実。CPAやROASの考え方、アトリビューションの考え方など、参考になることがばかり。これらも上記の例と同じように「自分だったらどう判断する?」という目線で読み進めていくと得られるものが多いと思います。自分自身、このフレームで自身のリスティング・ディスプレイについて考えてみようと思い、実際に実践もしてみたほどです。

合間合間に入る業界のトレンドや用語などもためになる

文中合間合間に入るコラム的なものや、用語説明、テクノロジー説明もなかなか有意義。基本的な部分から押さえてあったりするので、広告運用はじめて半年~1年位の方でも理解しやすいと思います。

なかなかの良書。広告運用するクライアントサイドの方にぜひ読んでもらいたい一冊です。代理店とどうコミュニケーション取っていくかも考えられるいいきっかけになると思いますし、代理店にこれからどこまでやってもらえるか、考える機会になると思います。

Kindleもいいですが、付箋付けながら机の上に常備しておきたい一冊。おすすめですよ。

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2015.10.04
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