マイクロソフトのエクセルは、ビジネスの世界の共通言語と言えるほど浸透した表計算ソフト。使い方はさまざまで、データ分析、請求書発行、文書作成など範囲も多岐に渡ります。
今回はそんなMicrosoftのExcelの使い方について。Excelで指定した桁で端数を切り捨てる方法としてROUNDDOWN関数をご紹介します。
Excelで指定した桁で端数を切り捨てる方法(ROUNDDOWN関数)
Excelで指定した桁で端数を切り捨てるにはROUNDDOWN関数を使います。
ROUNDDOWN関数
ROUNDDOWN関数は以下のように記述します。
=ROUNDDOWN(数値,桁数)
- 数値:端数を切り捨てる数値もしくはセルを指定します。
- 桁数:端数を切り捨てた結果となる桁数を指定します。
初めての方には桁数の概念は難しいと思います。ROUNDDOWN関数の桁数の概念を理解する上でのポイントは、小数点を切り捨てるのが桁数0、それよりも大きい桁を切り捨てる場合は、桁数ごとに「-1」「-2」となっていくことです。
ROWNDDOWN関数で数値を合計した例
ここからはROUNDDOWN関数を使った例を紹介します。今回は例として顧客リストで実年齢を年代にまるめた作業です。
上記の図で【D3】に入力されてROUNDDOWN関数は以下の通りです。
- 端数を切り捨てるセルを指定する。今回はC1を指定
- 切り捨てる桁数を指定する。今回は一の位を切り捨てるので-1を指定
PRODUCT関数という言葉だけ聞くと難しそうに聞こえますが、実際に意味合いを理解しながら見てみると意外とシンプルなことにお気づきになられたと思います。このような切り捨て作業は意外とExcelでは多い印象。一つ一つのセルごとに作業しないでこのような関数を使って効率を上げていきたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Excelの関数はできる限り多くの数覚えておきたいもの。なぜなら関数を使うことで、必要なデータを速く作ることができるようになるからです。
これまで30分かけて作っていた資料が一つの関数を使うことで10分で作れるようになったという話を聞く機会もありますし、Excelで面倒な反復作業が続いている場合はまず関数がないか疑問を持っていただくのが時短の一番の近道だと思います。
今回こちらの記事をご覧になっている皆様はきっと「これって時短できるはず。」「こんなExcel関数あったな。」と思って訪れているはず。この要領でこれからもExcelに接していただければ少しづつExcelのテクニックが身についていくのではないかと思います。
この記事が皆様のお役に立てると幸いです。