Microsoftのエクセルは、ビジネスの世界の共通言語と言っても過言でないほど浸透した表計算ソフト。使い方はさまざまで、データ分析、請求書発行、文書作成など範囲も多岐に渡ります。
今回はそんなMicrosoftのExcelの使い方について。Excelで掛け算した合計を求めるSUMPRODUCT関数をご紹介します。
ExcelでSUMPRODUCT関数を使って掛け算した合計を求める方法
Excelで特定のセルの範囲で相対位置にあるセルの数値の掛け算をし、その掛け算の結果の合計を出すにはSUMPRODUCT関数を使います。
SUMPRODUCT関数
SUMPRODUCT関数は以下のように記述します。
=SUMPRODUCT(配列1,配列2,・・・)
配列:数値が入力されているセル範囲を指定します。引数は最大で225個まで指定ができます。
SUMPRODUCT関数で数値を合計した例
ここからはSUMPRODUCT関数を使った例を紹介します。今回は社員ごとの売上にあわせたインセンティブを算出してその合計を求めるケースを例にしています。
上記の図で【B1】に入力されてSUMPRODUCT関数は以下の通りです。
- SUMPRODUCTとして掛け算の範囲にしたいセルを指定する。今回はB4:B6を指定
- SUMPRODUCTとして掛け算の範囲にしたい2つめの範囲のセルを指定する。今回はC4:C6を指定
SUMPRODUCT関数という言葉だけ聞くと難しそうに聞こえますが、実際に意味合いを理解しながら見てみると意外とシンプルなことにお気づきになられたと思います。結構使う機会ありそうですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Excelの関数はできる限り多くの数覚えておきたいもの。なぜなら関数を使うことで、必要なデータを速く作ることができるようになるからです。
これまで30分かけて作っていた資料が一つの関数を使うことで10分で作れるようになったという話を聞く機会もありますし、Excelで面倒な反復作業が続いている場合はまず関数がないか疑問を持っていただくのが時短の一番の近道だと思います。
今回こちらの記事をご覧になっている皆様はきっと「これって時短できるはず。」「こんなExcel関数あったな。」と思って訪れているはず。この要領でこれからもExcelに接していただければ少しづつExcelのテクニックが身についていくのではないかと思います。
この記事が皆様のお役に立てると幸いです。