HPは世界的大手のパソコンメーカー。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思いますが、個人向けのPCも幅広く展開しています。ラインナップは家庭で使える大画面ノートからカフェや出先で使えるモバイルノートまで。自分のニーズにはまるものがなにがしかの形である、そんなPCブランドだと思います。
さて、今回はそんなHPの13インチモデルENVY13 x360 をご紹介いたします。鋭角で上品、かつAMD Ryzenで価格も抑えめなモデルで非常に好印象。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
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HP ENVY13 x360を実機レビュー|Ryzenを搭載した2 in 1 PCを徹底解説
HP(ヒューレットパッカード)のノートPCのなかでENVYは「いつの時代も愛される、普遍的な美しさを追求する」ブランドとして、プレミアムラインに位置付けられるモデルに冠されるもの。そんなENVYの2in1のモデルとして登場したのが今回のHP ENVY 13 x360です。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
HP ENVY 13 x360のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 3 2300U/ AMD Ryzen 5 2500U APU |
ストレージ | SSD:256GB |
メモリ | 4GB/ 8GB |
グラフィックチップ | AMD RADEON™ VEGA |
液晶 | 13.3型IPSタッチパネル |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 約11時間 |
サイズ | 306×215×15-16mm |
重さ | 1.31kg |
価格(税込) 2018年6月28日現在 |
96,984円〜 |
今回のレビューモデルはAMD Ryzen 3 2300Uの以下のスペックのモデルになります。
外観
デザインはENVYブランドの持ち味であるプレミアム感、凛とした存在感を踏襲していて好印象。側面から見るとどこか過去のVAIOを感じる鋭いデザインで、それぞれのパーツのカットの仕上げにこだわりがあり鋭角的。色はダークアッシュブラックで非常に落ち着いていてプライベートはもちろんビジネス用途でも活躍しそうなデザインです。
- 正面
正面から見た際には、左右、上部のベゼルを極限まで落としていてプレミアムラインらしい仕様に。そしてベゼルを薄くしたことでボディがコンパクトになっています。
- 背面
背面からのカットです。背面天板は非常にシンプルでロゴと一部のあしらいがあるのみです。
- ダマスカス鋼調のパターン
背面の端はダマスカス鋼調のパターンがあしらわれていて高級感があります。
- 側面
右側面からのカットです。凛とした佇まいです。
- 開閉
ENVY x360は2 in 1モデルでもあるため180度開きます。
- 天面
天面を俯瞰してみると以下のようなデザインです。
AMD Ryzenを搭載
HP ENVY 13 x360はAMD Ryzenを搭載しています。着目はAMD Ryzen 5 2500U。AMD Ryzen 5 2500Uは発表当初から定評のあるCPUでAMDの公式発表では、CPU部はインテルの上位CPUであるCore i7-8550Uに対抗できるとのこと。特にマルチスレッド性能ではCore i7-8550Uを凌駕するパフォーマンスを出すようで、非常にパフォーマンスの高いCPUであることがわかります。AMD製のCPUを搭載したモデルは比較的Intel製より安い傾向があり、そう言った意でもコストパフォーマンスに長けたモデルと言えると思います。
参考までに。今回レビューしたモデル(AMD Ryzen 3 2300U)のベンチマークを見ると以下の通りになります。
ストレージの評価
今回レビューしたモデルのストレージをCrystalDiskMarkで見ると以下の通りになります。
2 in 1ならでの様々なスタイルに
HP ENVY 13 x360の特長は、2in1ノートPCとして4つのスタイルに変化自在であることです。用途に合わせて自由なスタイルで利用することができます。
普段は普通のノートパソコンスタイル。なんだかんだ一番このスタイルがタイピングをするなら使いやすいスタイルなので、このスタイルを使っていただくことが一番多いと思います。
Youtubeや映画を見る時は以下のスタイル。画面が自分に近い状態で置けるので見やすいです。
クリエイティブな作業でペンを使うときはタブレットのスタイル。タブレットスタイルにすれば、持ち方によって縦向きに画面も変更されるので、Windowsタブレットを持つのと同じ感覚で使用できます。
打ち合わせの時は180度開いて。
これは複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。テーブルの上でx360を180度開くと画面をみんなが覗き込むような形で共有できます。共有しながらタイピングもできるので、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティング、共同作業ができるようになります。
豊富な入力端子
HP ENVY 13 x360は2 in 1としてはコンパクトに仕上がっているモデルながら、必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが1つ、フルサイズのUSB3.0ポートが2つ付いています。micro SDカードスロットもついています。
- 右側面
- 左側面
注意はSDカードスロットがmicro SDカードだということです。フルサイズではありませんので、SDカードを利用するのであれば、microSDカードをSDカードのサイズに拡張させるアダプターと一緒になった、2段構えのSDカードにしたり、microSDカードを拡張させるUSBハブを購入したりする必要があります。この話、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、最近はSDカードスロット自体がついていないPCも多いですから、その流れの中でmicroSDカードがついているのはHPの配慮と言えるかもしれません。
また、HDMI端子も付いていません。ですので、HDMIを利用する場合はハブを利用する必要があります。最近のモバイルノートはMacBookやMacBookProをはじめHDMI端子を搭載していないものが増えていて、特にこのENVY特有のものではありませんがご注意ください。
13.3型IPSタッチパネル
HP ENVY 13 x360はIPS液晶を採用していて視野角が広いです。そのため2in1ならではの使い方としてご紹介したような使い方、例えば平面のようにPCを開いて複数人で見たり、タブレットモードやテントモードにして置ける場所に置いて見たりしても、視野角が広いのでしっかりみることができます。
キーボード
キーボードの基本的な情報は以下の通りです。
- キーピッチ:約19.0mm × 約18.7mm
- キーストローク:約1.3mm
HPのキーボードは全体的に柔らかい打ち心地ですが今回のx360も柔らかめ。打ち心地は上々です。また、バックライトも搭載しています。バックライトがあると暗いところでのキー認識が楽になり作業に役立ちます。
一個内側に入ったEnterキー
キーボードを叩いていて感じたポイントはHP ENVY x360のエンターキーの位置。Enterキーが1キー分内側に入っています。これは、Enterを押すときにわざわざ右手をずらしてEnterキーを押す必要がなくなるので非常に打ちやすい設計です。「これはHPさん考えたな。」と思った一つのポイントでした。
タッチパッド
タッチパッドはキーボードと同じように触感は柔らかめ。操作しやすいと思います。
スピーカー
HP ENVY 13 x360には、Bang & Olufsenのスピーカーが搭載されています。もちろん、Bang & Olufsenだからと言ってもPCのスピーカーになりますので、過度な期待は禁物ですが、ノートPCの音質としては高音質の部類に入り、実際に聞いて見ると「ここまで出るんだ!」と思うほどです。
HP ENVY 13 x360おすすめ構成
HP ENVY 13 x360はHP(ヒューレットパッカード)の公式直販サイトで購入することができます。今回のENVYは、以下のスペックをご購入いただくのが良いと思っています。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方におすすめです。HP ENVY 13 x360を選ぶのでしたらこちらを使っていただければ長くお使いいただけると思います。ENVY 13 x360のスタンダードモデルです。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen 5 2500U APU |
OS | Windows 10 Home 64 bit |
ディスプレイ | 13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | Radeon™ Vega 8 Graphics |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
キーボード | バックライトキーボード (日本語配列) |
オーディオ | Audio by Bang & Olufsen クアッドスピーカー |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
セキュリティ | Windows Hello 対応(顔認証) |
価格(2018年6月28日現在・税込) | 113,184円 |
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
ENVY13 x360はSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
ENVY13 x360には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
HP DirectplusのUSEFuLNOTES限定クーポン
HPの直販サイトHP DirectplusからUSEFuLNOTES限定クーポンをいただきました。かなりお得に購入できますので、ぜひご利用ください。
クーポンの内容
クーポンの内容は以下の通りです。
※プリンタ製品、Workstation製品、個人向けAndroidタブレット製品は対象外です
クーポンの有効期限
2019年3月31日(日)23:59まで
クーポンの取得方法
今回のHP DirectplusのクーポンはECサイトにあるような番号版のクーポンではありません。以下のリンクからHP Directplusにアクセスしていただき、購入手続きに進んでいただくだけで個人向けの製品は7%、法人向けの製品は4%オフになります。
まとめ
ENVY13 x360はCPUにAMD製のRyzenを積んだコストパフォーマンスの高い13.3型の2 in 1ノートパソコンです。ENVYらしく凛とした鋭角のデザインが好印象でモバイルノートを選ぶ際の選択肢としてはかなり魅力的な部類に入るのではないでしょうか?
お勧めとして紹介した構成はまさに万能マシン。高性能なマシンがこの価格ですので、ちょっとオーバースペックかな?と思われてもこちらをご購入された方が長く使えていいように思っています。
お買い物の参考になれば幸いです。