HPは世界的に大手のPCメーカー。日本ではビジネス用途で人気で企業向けに浸透していますが、実は個人向けもかなり力が入っていて、デザインもどんどん良くなっています。
さて、今回はそんなHPの商品の中から、13.3型のラグジュアリーモバイルPC、HP Spectre 13の2017年モデルを徹底解説いたします。
HP公式 HP Spectre 13 詳しくはこちらHP Spectre 13 (2017)|洗練された超薄型モバイルを徹底解説
HP(ヒューレットパッカード)のノートPCのなかでSpectreは「ラグジュアリーなデザインで、唯一無二の世界観を革新し続けるプレミアムブランド」。最先端のテクノロジーを取り入れた機能美と、丹念に磨き上げられた造形美を両立した、質の高いモデル群です。
今回のSpectre 13は、Spectreブランドのど真ん中。機能性は高く美しい素敵なモデルに仕上がっています。
HP Spectre 13 (2017)のスペック
項目 | スタンダードモデル | パフォーマンスモデル |
OS | Windows 10 Pro (64bit) | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | Core i5-8250U | Core i7-8550U |
メモリ | 8GB | 16GB |
グラフィックチップ | インテル UHD グラフィックス 620 |
インテル UHD グラフィックス 620 |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe / NVMe M.2) |
256GB SSD (PCIe / NVMe M.2) |
液晶 | 13.3型 FHD IPS タッチディスプレイ (1920×1080) |
13.3型 FHD IPS タッチディスプレイ (1920×1080) |
光学ドライブ | なし | なし |
価格(税抜) 2017年11月19日現在 |
149,800円〜 | 179,800円〜 |
さすがSpectre!と思わせる構成で、下位のスタンダードモデルでも十分なスペック。一般的なモバイル用途であれば、まずスタンダードモデルで大丈夫でしょう。今回スタンダードモデルに搭載されているCore i5-8250Uは昨年の上位モデルに搭載されていたCore i7-7500Uよりも処理能力が高く、Core i5だからといって侮ってはならないレベル。かなり快適に使えると思います。
また、今回の操作感に影響するポイントとしては、ディスプレイがタッチパネルになったことです。Windows PCでタッチパネルってどんな感覚だろう?と思われる方もいらっしゃると思いますが、これ、結構使いやすいです。タブレットの感覚の延長と思っていただければと思います。気になるアイコンを手で押しにいけて直感的に操作できる感覚はビジネス用途でも嬉しい機能であるはずです。
洗練を極めたデザイン
今回のHP Spectre 13 (2017)は何よりも・・・「美しい」という点が最大のポイントです。HPの公式サイトでご覧になってもその洗練されたデザインは確認できますが、動画をご覧いただくとより理解いただけると思います。
まずご覧になって目に留まったのは薄さだと思います。
Spectre 13は薄さ10.4mm。鋭角なデザインにより一枚の板のような印象を受けた方も多いのではないでしょうか?
Spectre 13は丹念に磨き上げられた滑らかなセラミックホワイトボディと、淡いゴールドをアクセントに使用していますが、これらもこの薄さがあってこそのことだと思います。
コンパクトになったサイズ感
Spectre 13の2017年モデルは2016年モデルよりも全体的にコンパクトになっています。デザインも鋭角になってすっきりしたので視覚的な印象はより大きいと思います。
Spectre 13 (2017)のサイズ | Spectre 13 (2016)のサイズ |
308 × 225 × 10.4(最薄部)-12.5mm(最厚部) | 325 × 229 × 10.4(最薄部)-11.2mm(最厚部) |
第8世代のIntel Coreプロセッサー搭載
Spectre 13 (2017)は第8世代のIntel Coreプロセッサー(Core i5-8250U/Core i7-8550U)を搭載しています。
少し前述しましたが、第8世代のIntel Coreプロセッサーがどれだけ優秀なものに仕上がっているというと、第8世代のIntel Core プロセッサーは、全てがクアッドコア(8スレッド対応)で、対応する第7世代のチップよりも最大で40%高速になっています。Core i5でも編集系の作業を快適にこなせるレベルに仕上がっている計算です。実際に、これまで上位モデルに搭載されていたCore i7-7500Uよりも第8世代のCPUの方が処理能力が高い結果が出ています。
ですので、今回のSpectre 13で、スタンダードモデルかパフォーマンスモデルをお悩みになった場合、普段から動画をバリバリ編集されていて「とにかく速く処理したい」というようなことがなければ、大抵のことはスタンダードモデルでも快適なのでCore i5のスタンダードモデルを選んでいただいて良いのではないかと思っています。
もちろんSpectre 13のようなラグジュアリーモデルを購入されるなら一番上のものを選択されるのも良いと思います。
端子類
HP Spectre 13は、薄型のため、フルサイズのUSBを搭載していません。一方で、接続端子の数は多く、USB Type-C端子が3つ付いています。外部出力もType-C端子を使用して行うことになっており、VGAやHDMIなどを使って外部に出力したい場合は、別途アダプターが必要になります。
HP Spectre 13 (2017)のおすすめ構成
HP Spectre 13 (2017)はHP(ヒューレットパッカード)の公式直販サイトで販売されています。
HP Spectre 13 (2017)についてはCore i5の構成か、Core i7の構成かをお選びいただけます。
前述の通り、Core i5の構成で十分ハイスペックだと思いますので、スタンダードモデルをオススメします。
項目 | スタンダードモデル |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | Core i5-8250U |
メモリ | 8GB |
グラフィックチップ | インテル UHD グラフィックス 620 |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe / NVMe M.2) |
液晶 | 13.3型 FHD IPS タッチディスプレイ (1920×1080) |
光学ドライブ | なし |
価格(税抜) 2017年11月19日現在 |
149,800円〜 |
今回のモデルは日常で通常使うスペックとしては十二分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか?
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・USB Type-C用のアダプター
SpectreにはUSB Type-Cが搭載されています。これはUSB Type-C普及の流れが来ている中で中期的には良いことですが、それだけでは現状ちょっと不便です。HDMIやVGAなど、色々なものにつなげたい、ということでしたら、USB Type-C用のアダプターを購入することをおすすめします。なお、Amazonなどでも多数販売されていますので、そちらで購入されても良いと思います。私はAmazonで購入しました。
まとめ
今回のHP Spectre 13 (2017)は、Spectreブランドを象徴するようなラグジュアリーで高品質な、持つ喜びの大きいモデル。質感はもちろん、機能としてタッチパネルが入ってきたのも嬉しいところですよね。スペックだけではなかなか比較がしにくくなってきている今、「Spectreがいい!」そう思える要素がたくさんあるモデルだと思います。