レノボが展開するThinkPadシリーズは幅広い層から支持されるPCブランドです。持ち運び向けのモバイルパソコンから15.6型のホーム用ノートパソコン、据え置き型のデスクトップまで、幅広く取り扱っています。
そんなThinkPadの多くはIntelのCPUを搭載しています。最近では第8世代のIntel Coreプロセッサー搭載のモデルが人気になっていますが、それと合わせてAMDの高性能CPUのRyzenを搭載したモデルが販売されています。それが今回ご紹介するA485。高いコストパフォーマンスが魅力です。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
ThinkPad A485|14.0型 Ryzen搭載のノートPCを徹底解説
レノボが展開するThinkPadブランドの中で、商品名がAから始まるAシリーズは、最先端のAMDプロセッサー搭載しパフォーマンスとセキュリティに優れた、ビジネスの生産性を向上させるシリーズ。そして、A485は14型のノートPCとして非常にコストパフォーマンスが高い注目のモデルとなっています。ここから細かく説明していきます。
ThinkPad A485のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home/ Windows 10 Pro |
CPU | AMD Ryzen 3 PRO 2300U/ AMD Ryzen 5 PRO 2500U/ Ryzen 7 PRO 2700U |
ストレージ | SSD:128GB/ 256GB/ 512GB HDD:500GB/ 1TB ※SSD 128GBとデュアルドライブ可 |
メモリ | 4GB/ 8GB/ 16GB/ 32GB |
グラフィックチップ | Radeon Vega Graphics |
液晶 | 14.0型HD液晶 (1366×768) タッチ非対応/ 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) タッチ非対応/ 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) マルチタッチパネル(10点) |
光学ドライブ | なし |
価格(税込) 2018年7月28日現在 |
85,536円〜 |
CPUは話題のAMDのRyzen
これまで国内のノートPCでは主にIntel製の「Core i5」や「Core i7」などのCPUが採用され続けていました。そのため私たち消費者もCPUはIntel製と言うある種定番感を持っているのですが、最近AMD社製のCPUを搭載した商品が増えてきています。
今回ThinkPad A485に採用されたRyzenシリーズの中で着目すべきはRyzen 5 PRO 2500U。
Ryzen 5 PRO 2500Uはビジネス向けのCPUで、発表当初から定評のあるAMD Ryzen 5 2500Uよりも性能が良いCPU。AMD Ryzen 5 2500UはAMDの公式発表では、インテルの上位CPUであるCore i7-8550Uに対抗できる性能を持っており、特にマルチスレッド性能ではCore i7-8550Uを凌駕するパフォーマンスを出すとのこと。非常にパフォーマンスの高いCPUであることがわかります。
AMD製のCPUを搭載したモデルは比較的Intel製より安い傾向があり、その点を考慮するとコストパフォーマンスに長けたモデルと言えると思います。
180度開く
ThinkPad A485は180度開きます。これは複数人で一緒に作業したり議論する際に便利。テーブルの上で180度開いておくと画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティングができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に、画面を共有しながら「栃木・旅行って検索かけて見る?」「じゃあ入力して見る!」という感じのやりとりがあったとしても、タブレットのようにタイプが面倒ではなく快適です。
打ちやすいキーボード
A485を購入する大きな理由になるのがキーボードです。これはThinkPadシリーズに共通して言えることですが、ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
豊富な入力端子
ThinkPad A485は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが2つ、フルサイズのUSB3.1ポートが2つ付いています。HDMIやSDカードスロットもついています。これだけ14型のPCで拡張性が高いのは珍しく、かなり重宝するのではないでしょうか?
若干重め
14型のノートPCと聞くとモバイル用途に、と考えられる方が多いと思いますが、A485は若干重めです。質量は1.65kg。利用用途としては外出時の持ち歩きと言うよりも室内での持ち歩き程度を想定されてご購入になるのが良いと思います。
ThinkPad A485おすすめ構成
ThinkPad A485はレノボの公式直販サイトで購入できます。
性能は必要十分でOK。ウェブやメール、オフィスの基本作業向けには最安値構成を
ThinkPad A485を使う用途がWebサイトの閲覧やメール、SNSの閲覧などで、WordやExcelも基本的な作業ばかりということでしたらA485の低価格構成のスタンダードパッケージで十分だと思います。一方で、動画の編集やExcelでマクロを組んだりするような作業をされるのでしたら、少なくともパフォーマンスパッケージ以上の構成にしていただく、もしくはIntel Core プロセッサーのモデルに変更しCore i5以上のPCにしていただくのが良いと思います。
今回の構成は液晶を初期選択の「14.0型HD液晶 (1366×768) タッチ非対応」から「14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) タッチ非対応」に変更しています。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen 3 PRO 2300U Processor (2MB Cache, up to 3.40 GHz) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) タッチ非対応 |
メモリー | 4GB DDR4 2400MHz SODIMM |
グラフィックス | Radeon Vega Graphics |
Top Cover Material | 標準PPS (PPSUポリ) カバー |
内蔵カメラ | カメラ(HD 720p対応)あり、マイクロフォンあり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト付) |
指紋センサー | 指紋センサーなし |
セキュリティーチップ | TPMあり |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
ハード·ディスク·ドライブ | 500GB ハードディスクドライブ, 7200rpm |
2nd ドライブ | なし |
拡張スロット | スマートカードリーダーなし |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 前面 |
リア・バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 背面 |
電源アダプター | 45W ACアダプター(USB Type-C) |
ワイヤレスLAN | IEEE 802.11ac ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth4.1 |
アダプター | なし |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格(2018年7月28日現在・税込) | 99,128円 |
今回のモデルは日常でウェブ閲覧等に使うなら十分。ではその他購入すべきアクセサリーや選択肢の変更余地はあるのでしょうか?
・キーボード
キーボードはバックライト付きです。キーボードのバックライトが不要であれば、バックライトなしも選択できます。これを選択することで-2,160円(税込)安く購入することができます。
・SSD
現在の構成では500GB HDDをストレージとして選択しています。少しでも快適さを求めるのであればSSDを選んでいただくことをおすすめします。一番安いSSDは128GBで+5,400円(税込)で変更できます。
・指紋センサー
今回の構成では指紋センサーが搭載されておりません。仕事で利用される場合指紋センサーがあったほうがセキュリティ的に安心です。+1,080円(税込)なので気になる方は追加でご選択ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
通常業務や作業をサクサク進めたい方向け(おすすめ)
ExcelやWordなどの作業をサクサク進めたい方には、以下の「パフォーマンス・FHD搭載」構成をお勧めします。パフォーマンス構成に搭載のRyzenは高性能。快適に作業をこなすことができます。
今回のおすすめ構成は「パフォーマンス・FHD搭載」構成から、デュアルドライブ構成になっていたHDD 500GBを抜いた構成になっています。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen 5 PRO 2500U Processor (2MB Cache, up to 3.60 GHz) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) タッチ非対応 |
メモリー | 8GB DDR4 2400MHz SODIMM |
グラフィックス | Radeon Vega Graphics |
Top Cover Material | 標準PPS (PPSUポリ) カバー |
内蔵カメラ | カメラ(HD 720p対応)あり、マイクロフォンあり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト付) |
指紋センサー | 指紋センサーあり |
セキュリティーチップ | TPMあり |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
ハード·ディスク·ドライブ | なし |
2nd ドライブ | 128GB ソリッドステートドライブ PCIe-NVMe M.2 2242 |
拡張スロット | スマートカードリーダーなし |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 前面 |
リア・バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 背面 |
電源アダプター | 45W ACアダプター(USB Type-C) |
ワイヤレスLAN | IEEE 802.11ac ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth4.1 |
アダプター | なし |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格(2018年7月28日現在・税込) | 103,680円 |
今回のモデルはかなり快適に作業をこなすことができると思います。ではその他購入すべきアクセサリーや選択肢の変更余地はあるのでしょうか?
・キーボード
キーボードはバックライト付きです。キーボードのバックライトが不要であれば、バックライトなしも選択できます。これを選択することで-2,160円(税込)安く購入することができます。
・デュアルドライブ
現在の構成はSSD 128GBのストレージのみになります。私はこれで十分と思っていますが、128GBでは足りないと言う方は追加でストレージを選んでいただければと思います。
・メモリ
現在の構成では8GBのメモリーを選択しています。複数の処理を同時に走らせることが多い方は16GBなどを選択することをご検討ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
Lenovo公式サイトで購入時はクーポン番号を入力して価格を確認
Lenovoの公式サイトの価格は、カートでクーポン番号を入力することでキャンペーン価格になります。クーポン番号を入力する必要があるので、クーポン番号はあらかじめコピーしておいてください。クーポン番号は公式サイトで確認できます。
以下の赤枠の部分にクーポンコードはありますので、ご確認ください。
WEBクーポン限定特価も
レノボ・ショッピングでは、商品詳細ページに記載されているクーポンよりも安く購入できるお得なクーポンを、以下のページに出していることがあります。こちらもご確認になってください。こちらの方が割引率が高ければ、こちらのクーポン番号をお会計の時にお使いください。
まとめ
ThinkPad A485はThinkPadシリーズのなかでAMDのRyzen CPU搭載でコストパフォーマンスの高い14.0型のノートパソコンです。インテル製のCPUにこだわりがなければ、モバイルPCとして選択肢に十分入るお買い得なノートだと思います。そして、せっかく選ぶなら、パフォーマンスパッケージがおすすめです。128GBで問題なければ10万円ちょっとで高性能なPCが手に入りますよ。