レノボが展開するThinkPadシリーズは幅広い層から支持されるPCブランドです。持ち運び向けのモバイルパソコンから15.6型のホーム用ノートパソコン、据え置き型のデスクトップまで、幅広く取り扱っています。
そんなThinkPadの多くはIntelのCPUを搭載していますがAMDの高性能CPUのRyzenを搭載したモデルも存在します。
それが今回ご紹介するE495。人気の高いThinkPad E490と同筐体でRyzenを載せ、高いコストパフォーマンスを実現。4万円代から購入できます。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
ThinkPad E495|Ryzen搭載のコスパが高い14型ノートPC
ThinkPadブランドの中で、商品名がEから始まるEシリーズは、先進のデザインと機能を搭載した上で、ThinkPadらしい使いやすさと信頼性を兼ね備えた商品群です。ThinkPadブランドながら価格は比較的抑えめで購入しやすく非常に高コストパフォーマンスなシリーズとして認知されています。
そのEシリーズの14.0型モデルでCPUにAMD製のRyzenを採用したのがThinkPad E495。ポイントは、4万円台から購入できる手軽さながら、ThinkPadならではの使いやすさ、特にキーボードの打ちやすさを享受できること。総合的に見て非常に選択しやすい機種だと思います。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
ThinkPad E495のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen3 3200U/ Ryzen5 3500U/Ryzen7 3700U |
ストレージ | HDD:500GB/ 1TB/ 2TB SSD:128GB/ 256GB/ 512GB デュアルドライブ構成可能 |
メモリ | 4GB/ 8GB/ 16GB/ 32GB |
グラフィックチップ | 内蔵グラフィックス |
液晶 | 14.0型HD液晶 (1366×768 TN)/ 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大12.2時間 |
サイズ | 329.3×242.8×21.9mm |
重さ | 1.75kg |
価格(税込) 2019年1月22日現在 |
49,588円〜 |
コストパフォーマンス
ThinkPad E495のポイントは高コストパフォーマンスだということです。もともと「ThinkPadのEシリーズ」は、ThinkPadブランドでありながら購入しやすい価格帯で展開されていて人気がありますが、まさにその点を引き継いでいます。実際、上でご紹介したスペック表の通り、もっとも安い価格は49,588円(税込)です。
ThinkPadシリーズで様々な点にこだわりがあり使いやすいです。5万円を切る形でThinkPadならではのメリットを享受できるのはとても嬉しいメリットだと思います。
CPUは話題のAMDのRyzen
これまで国内のノートPCでは主にIntel製の「Core i5」や「Core i7」などのCPUが採用され続けていました。そのため私たち消費者もCPUはIntel製と言うある種定番感を持っているのですが、最近AMD社製のCPUを搭載した商品が増えてきています。
今回ThinkPad E495に採用されたRyzenシリーズは、Ryzen3 3200U、Ryzen5 3500U、Ryzen7 3700Uで、イメージとしてはそれぞれCore i3、Core i5、Core i7に対応します。
その中で、選ばれることが多いであろうRyzen 5 3500について解説をすると、Ryzen 5 3500UはIntelの第8世代CPUのCore i5-8250Uを凌駕するパフォーマンスを発揮。非常に高い性能であることが分かります。
打ちやすいキーボード
ThinkPad E495を購入する大きな理由になるのがキーボードです。これはThinkPadシリーズに共通して言えることですが、ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
また、E495は他のモデルよりも若干厚みがありますが、それが良い方向に活かされていて、パームレストは手首の置き場としてぴったり。打ち始めた瞬間に気づく、とてもポジティブな点だと思います。そこも合わせて「さすがレノボ」です。
180度開く
ThinkPad E495は180度開いて平らに使うことができます。
これは自分の好みの位置までしっかり画面を傾けることができるというメリットはもちろんですが、複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。例えば、テーブルの上で180度開いておくと画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティングができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に、画面を共有しながら「東京 半日 旅行って検索かけて見る?」「じゃあそれで入力して見る!」という感じのやりとりがあったとしても、タブレットのようにタイプが面倒ではなく快適です。
豊富な入力端子類
ThinkPad E490は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが1つ、フルサイズのUSB3.1ポートが2つ、USB2.0が1つが付いています。HDMIやmicro SDカードスロットもついています。これだけあればまず入力端子に困ることはありません。
向かって右
向かって右の端子は以下のようになっています。
向かって左
向かって左の端子は以下のようになっています。
一点注意はSDカードスロットがmicro SDカードだということです。フルサイズではありませんので、SDカードを利用するのであれば、microSDカードをSDカードのサイズに拡張させるアダプターと一緒になった、2段構えのSDカードにしたり、microSDカードを拡張させるUSBハブを購入したりする必要があります。この話、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、最近はSDカードスロット自体がついていないPCも多いですから、その流れの中でmicroSDカードがついているのはレノボの配慮と言えるかもしれません。
十分なバッテリー駆動時間と急速充電
ThinkPad E495は14.0型のため「家でも使いたいし、外出先でも使いたい」という方が多いと思います。そんなPC選びで気になるのがバッテリーの持ち時間です。E490は最大で約12.2時間のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
ThinkPad E495おすすめ構成
ThinkPad E495はレノボの公式直販サイトで購入できます。
性能は必要十分でOK。ウェブやメール、オフィスの基本作業向けには最安値構成を
ThinkPad E495を使う用途がWebサイトの閲覧やメール、SNSの閲覧などで、WordやExcelも基本的な作業ばかりということでしたらRyzen3の低価格構成のスタンダードパッケージで十分だと思います。一方で、動画の編集やExcelでマクロを組んだりするような作業をされるのでしたら、少なくともRyzen5以上の構成をお選びいただければと思います。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen 3 3200U プロセッサー (2.6GHz, 4MB) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 4GB DDR4 2400MHz SoDIMM |
ハード·ディスク·ドライブ | なし |
ソリッド・ステート・ドライブ | 128GB Solid State Drive, M.2 2242, PCIe-NVMe, TLC |
ディスプレイ | 14.0型HD (1366×768 220nit)光沢なし、マルチタッチ非対応 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
キーボード | 日本語キーボード |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) |
指紋センサー | 指紋センサーなし (ブラック) |
TPMセッティング | TPMあり(TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (45Wh) |
電源アダプター | 45W AC Adapter PCC (2pin)-Japan (USB Type C) |
ワイヤレスLANアダプター | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth |
標準保証 | 1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2020年月1月19日現在・税込) | 49,588円 |
今回のモデルは日常でウェブ閲覧等に使うなら十分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか?
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
E495はSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
E495には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、Ryzen5搭載モデルをお勧めします。こちらは、パフォーマンス・FHDパッケージを若干カスタマイズ(ストレージを128GBに変更)した構成になっています。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー (2.1GHz, 4MB) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 8GB(4+4) DDR4 2400MHz SoDIMM |
ハード·ディスク·ドライブ | なし |
ソリッド・ステート・ドライブ | 128GB Solid State Drive, M.2 2242, PCIe-NVMe, TLC |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 250nit) 光沢なし |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
キーボード | 日本語キーボード |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) |
指紋センサー | 指紋センサーなし (ブラック) |
TPMセッティング | TPMあり(TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (45Wh) |
電源アダプター | 45W AC Adapter PCC (2pin)-Japan (USB Type C) |
ワイヤレスLANアダプター | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth |
標準保証 | 1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2020年月1月19日現在・税込) | 68,904円 |
・メモリー
メモリーは現在8GBを選択していますが最大で32GBまで選択できます。同時に複数の処理を走らせることが多い方は8GBではなくもっと多くのメモリーを積むことをお勧めします。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
E495はSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
E495には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
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まとめ
ThinkPad E495はThinkPadシリーズのなかでEシリーズらしい、高いコストパフォーマンスを誇る14型のモバイルも可能なノートパソコンです。
ThinkPad E495の一番のポイントは使いやすいこと。人間工学に基づいて作られた伝統のキーボードは本当に打ちやすいと思います。
この記事ではいくつかおすすめをご紹介しましたが、パフォーマンスパッケージで構成したモデルはまさに万能マシン。これをご購入いただけばストレスなく大抵のことはこなせると思います。スタンダードパッケージは、PCをライトに使う人のモデルです。利用用途に合わせて、ここから選んでいただいたり、これを軸にカスタマイズしていただければと思います。
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