IdeaPad Slim170 15.6型を実機レビュー|激安AMDノートPCを徹底解説

Lenovoは世界的に有名な大手パソコンメーカーです。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思います。そんなLenovoは個人向けのPCも幅広く展開。ラインナップは家庭で使える大画面ノートからカフェや出先で使えるモバイルノートまで。自分のニーズにはまるものがなにがしかの形である、そんなPCブランドだと思います。

さて、Lenovoが展開するIdea Padはコストパフォーマンスを売りにしたPCシリーズです。そして、今回ご紹介するのIdea Pad Slim 170も「やす!」と声に出してしまいそうになる格安モデル。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。

レノボ公式 IdeaPad Slim 170詳しくはこちら

IdeaPad Slim170|激安AMD 15.6型ノートPC

レノボのIdeaPad Slim170はとにかくリーズナブルな15.6型ノートPC。価格は最安値で4万円程度。とりあえず大画面のPCが欲しいという方には嬉しい価格設定と思います。一方で、品質はそこそこ。スペックや性能が高いわけではないので、ある程度割り切って選んでいただくのが良いと思います。

ここから詳しく説明していきたいと思います。

IdeaPad Slim170のスペック

項目 スペック
OS Windows 11 Home
CPU Athlon Gold 3150U / Ryzen 3 3250U / Ryzen 5 3500U
ストレージ SSD:128GB/256GB
メモリ 4GB/8GB
グラフィックチップ Radeon/ Radeon Vega 8
液晶 15.6型 FHD TN 液晶 (1920×1080)
光学ドライブ なし
バッテリー 最大12時間
サイズ 約 360.2x236x17.9mm
重さ 1.6kg
価格(税込)
2022年4月23日現在
40,897円〜

デザイン・外観

まずはじめにデザイン・外観を見ていきましょう。

  • 正面
  • この価格帯のモデルとしては縁も薄めで凛としたデザインに仕上がっています。

  • 斜め上から
  • シルバーのシンプルなデザインですっきり。好感のもてる佇まいです。

  • ディスプレイ
  • ディスプレイの枠は黒/グレーで締まった印象になっています。

  • キーボード
  • シルバーにグレーのキーボードでキーが認識しやすくなっています。

    価格の手頃さ

    IdeaPad Slim170のポイントは4万円程度から手にはいる手頃さです。CPUはAMD社製のAthlonとRyzen3000シリーズが採用されています。AMD社製のCPUはIntel製の同等性能のものよりも価格が安く、それを採用したPCも手頃な価格で提供されるので、まさにその恩恵を受けたモデルになっています。

    IdeaPad Slim170で採用されているCPUの中にはRyzen 5 3500Uが存在します。2世代前のCPUになりますが、Intelで言うところのCore i5に当たるCPUです。(2世代前なので過度な期待は禁物ですが)一般的な作業をする分には十分実用に耐えれると思います。

    画面は視野角・色域が狭め


    IdeaPad Slim170は画面の性能があまり良くないです。1920×1080の影響なのですが、IPS液晶ではなく、視野角・色域ともの狭い液晶です。具体的にどのような影響があるかというと、ちょっと液晶の向きをずらしたり、斜めから見たりすると画面が見づらくなります。色域が広くないので、画面の表示が鮮やかになりません。

    画面の質はストレートに価格に返ってきますので、ある程度この価格帯なら許容範囲かなと思いますが、YouTubeやNetflix、AmazonVideoなどのオンデマンド配信を楽しみたい方は、画面が見やすいIPS液晶搭載のPCを検討された方が良いかもしれません。

    テンキー付きのキーボード


    IdeaPad Slim170にはテンキーがついています。テンキーが付いていると数字を打つのが非常に楽。電卓のように打ちやすく、Excelなどへの入力効率が上がります。入力作業が多い方には特におすすめです。

    180度開く

    IdeaPad Slim170は180度開いて平らに使うことができます。

    これは自分の好みの位置までしっかり画面を傾けることができるというメリットはもちろんですが、複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。例えば、テーブルの上で180度開いておくと画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティングができるようになります。一方で、前述の通り、IdaaPad Slim170は視野角が狭いです。実際に180度倒してみたところ、「ぎりぎりだなー」と言う感覚を受けました。近くで一緒にディスカッションする、などでお使いになれる程度と思っていただければと思います。

    必要十分な入力端子類

    IdeaPad Slim170は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが1つ、フルサイズのUSBポートが2つ付いています。HDMIもついています。これだけあればまず入力端子に困ることはありません。

    IdeaPad Slim170おすすめ構成

    IdeaPad Slim170はレノボの公式直販サイトで購入できます。

    格安モデルだけどここまでのスペックなら安心構成

    Excelでのデータを加工をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、Ryzen 5 3500U搭載モデルをお勧めします。若干値段は上がりますが、それでも5万円程度。非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

    IdeaPad Slim170 AMD カスタマイズモデル
    IdeaPad Slim170 AMD カスタマイズモデルを私なりにカスタマイズしています。

    項目 スペック
    プロセッサー AMD Ryzen™ 5 3500U (2.1 GHz 最大 3.70 GHz)
    初期導入OS Windows 11 Home 64 bit
    ディスプレイ 15.6″ FHD液晶 (1920 x 1080) TN, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 220 nit, LEDバックライト
    オンボードメモリ 8 GB DDR4-2400MHz (SODIMM)
    ストレージ1  256 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
    標準保証 1 年間 引き取り修理
    Office ソフトウエア なし
    グラフィックス AMD Radeon™™ Vega8 グラフィックス
    Bluetooth Bluetooth
    内蔵カメラ 1100万画素 (プライバシーシャッター付)
    指紋センサー 指紋リーダーなし
    キーボード フルサイズ、数値キーパッド付 – 日本語
    ポインティングデバイス タッチパッド
    ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n (Wi-Fi準拠) 2×2 & Bluetooth®
    価格(2022年月4月23日現在・税込) 50,925円
    この構成とあわせて購入を検討したいもの

    1. マウス
    2. 現在のIdeaPad Slim170の構成にはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。

    3. Microsoft Office
    4. 現在のIdeaPad Slim170の構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。

    5. DVD/BDドライブ
    6. IdeaPad Slim170には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。

    まとめ

    IdeaPad Slim170は破格の15.6型ノート。4万円台から購入できるように構成されているため液晶など妥協する点はありますが、それでもこの価格帯で新品のノートPCが手に入るのはとてもGoodなことと思います。

    お買い物の参考になれば幸いです。