Lenovoは世界的に有名な大手パソコンメーカーです。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思います。そんなLenovoは個人向けのPCも幅広く展開。ラインナップは家庭で使える大画面ノートからカフェや出先で使えるモバイルノートまで。自分のニーズにはまるものがなにがしかの形である、そんなPCブランドだと思います。
そんなLenovoが展開するThinkPad Zは、これまでのThinkPadとは志向の異なるモデル。デザイン性・高級感も備えたシリーズになっています。
ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
ThinkPad Z13の特徴をレビュー|性能・デザイン性を高めた新シリーズを徹底解説
Lenovoが展開するThinkPadブランドは、多様なワークスタイルに対応し、モバイルPCから、2 in 1、デスクトップの据え型までラインナップするプレミアム商品群。そんなThinkPadの中でThinkPad Z13は、性能やデザイン性、そして環境を配慮した、これまでのThinkPadと趣が異なるモデルです。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
ThinkPad Z13のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 11 Home/ Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 5 PRO 6650U/ Ryzen 7 PRO 6860Z |
ストレージ | SSD:512GB/1TB |
メモリ | 16GB/32GB |
グラフィックチップ | 内蔵グラフィックス |
液晶 | 13.3型 IPS 液晶 (1920×1200)/13.3型 IPS 液晶 (1920×1200)タッチパネル/13.3型 OLED(2880×1800)タッチパネル |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大 約22.8時間 |
サイズ | 約 294.4×199.6×13.99mm |
重さ | 約 1.19kg~ |
価格(税込) 2022年6月25日現在 |
215,710円〜 |
ThinkPadのZ13は、CPUはAMD社製で、Ryzen 5 PRO 6650U/Ryzen 7 PRO 6860Zから選択可能です。メモリやSSDも一定以上のスペックから選択可能ですが選択肢の幅は、他のThinkPadよりは狭めです。ただ、メインどころのスペックは抑えられているので、困る方はそんなにいないのではと思います。ディスプレイのサイズは13.3型でモバイルノートの王道ライン。重さは商品画像から想像するよりも軽く1.19kgなので、オフィスや自宅での利用がメインの方でも、外出がメインの方でも利用できると思います。
AMDのRyzen PRO 6000番台プロセッサーを搭載可能
ThinkPad Z13は、AMD製のRyzen PRO 6000番台プロセッサーを搭載していて、パフォーマンスが非常に高いです。CPU性能は2022年6月時点で最新のもので、過去のCPU(Ryzen PRO 5000番台プロセッサー)よりも高速化されていることはもちろんのこと、CPUを効率的に稼働させる設計も進化しています。
アスペクト比16:10のディスプレイ
ThinkPad Z13は16:10の14型ディスプレイを搭載しています。私もディスプレイの縦横比が16:10のPCを利用していますが、「意外と縦が長いと使いやすい」ということを実感しています。縦が長いとウェブを閲覧するときもそうですし文書を見るときも参照が楽。これはぜひ実際に確認してみてください。
私はPCにおける業務効率ってほんとうに小さいことの積み重ねだと思っています。その「小さいこと」にあたるものがThinkPad Z13に秘められていると思っていまして。その一つがこの画面には含まれていると思います。
なお、ThinkPad Z13は、選択可能なディスプレイを複数揃えています。その中には、解像度の高いOLEDもあります。PCの用途に合わせて選択いただければと思います。
打ちやすいキーボード
ThinkPad Z13は、ThinkPadの新コンセプトですが、しっかりThinkPadのアドバンテージであるキーボードの使いやすさを踏襲しています。ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
入力端子類はThinkPadとしては少なめ
ThinkPadは全般的に入力端子を備えているのですが、ThinkPad Z13は入力端子は多くありません。具体的にはUSB-TypeC端子が2つとマイク/ヘッドホンのジャックのみを備えています。
あまりにも他のThinkPadに入力端子が多かったため、ThinkPad Z13は少なく感じますが、MacやSurface、その他のモバイルPCでは、入力端子がUSB-Cのみで数も限定的なものが多いので、時流に乗った構成といえば時流に乗った構成ともいえます。
HDMIやSDカードの利用が必要な方は、USBハブ/USBアダプターを用いてHDMI/SDカードを接続する必要があります。本体購入時に一緒にご購入になることをおすすめします。
ビデオ会議を意識した十分なプライバシー配慮
最近はビジネスでビデオ会議を行う機会が増えてきました。そんな時にプライバシー・セキュリティ配慮は大きな検討項目の一つです。ThinkPad Z13にはeシャッターという機能が備わっており、F9を押すと、物理的にカメラとの接続が遮断されるようになっています。意図せずカメラ越しの映像が流れることを防ぐことができます。
十分なバッテリー駆動時間
ThinkPad Z13は13.3型のいわゆる王道モバイルノート。検討している方のほとんどが外出先や室内で持ち運んで利用したいという方だと思います。そんなPC選びで気になるのがバッテリーの持ち時間です。ThinkPad Z13は最大22.8時間のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
※バッテリーの最大駆動時間はモデルのスペック構成によって異なります。
ThinkPad Z13おすすめ構成
ThinkPad Z13はレノボの公式直販サイトで購入できます。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的にThinkPad Z13の、Ryzen 5 PRO搭載モデルをお勧めします。
項目 | スペック |
プロセッサー | AMD Ryzen™ 5 PRO 6650U |
初期導入OS | Windows 11 Home 64bit |
導入OS言語 | Windows 11 Home 64bit – 日本語版 |
Microsoftソフトウェア | なし |
メモリー | 16 GB LPDDR5-6400MHz |
1stSSD | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応 |
ディスプレイ | 13.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 省電力 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
内蔵カメラ | IR&1080p FHDカメラ (マイクロホン付) |
本体カラー | ブラック |
Top Cover Material | アルミニウム + アークティックグレー |
ワイヤレス LAN アダプター | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® (Qualcomm NFA725A) |
Integrated Wireless Antenna | WLANアンテナ |
指紋センサー | 指紋センサー |
キーボード | バックライト、指紋センサー付 – 日本語 |
拡張コネクター | イーサネットアダプターなし |
1st ディスプレイ出力変換アダプター | グラフィックスアダプターなし |
1st USB ケーブル | なし |
USB Cable Dock | なし |
TPMセッティング | TPMあり (TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
Absolute BIOS Selection | BIOS Absolute有効 |
バッテリー | TPMあり (TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
電源アダプター | 65W ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
Computer Vision | なし |
標準保証 | 1 年間 引き取り修理 |
価格(2022年月6月26日現在・税込) | 215,710円 |
- マウス
- USBハブ
- Microsoft Office
- DVD/BDドライブ
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
ThinkPad Z13にはHDMIやSDカードスロットがついていません。HDMIやSDカードを頻度よく使う方にはUSBハブをご利用になると良いと思います。ちなみに私はAnkerのAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディア ハブを利用していて非常に満足しています。
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この構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
ThinkPad Z13には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
Lenovo公式サイトで購入時はクーポン番号を入力して価格を確認
Lenovoの公式サイトの価格は、カートでクーポン番号を入力することでキャンペーン価格になります。クーポン番号を入力する必要があるので、クーポン番号はあらかじめコピーしておいてください。クーポン番号は公式サイトで確認できます。
以下の赤枠の部分にクーポンコードはありますので、ご確認ください。
WEBクーポン限定特価も
レノボ・ショッピングでは、商品詳細ページに記載されているクーポンよりも安く購入できるお得なクーポンを、以下のページに出していることがあります。こちらもご確認になってください。こちらの方が割引率が高ければ、こちらのクーポン番号をお会計の時にお使いください。
まとめ
ThinkPad Z13はThinkPadシリーズの新コンセプト。これまでのThinkPadとは異なるデザイン・高級感・サステナビリティ意識が特徴のモデルでこれまでThinkPadをご購入になっていなかった方にもおすすめです。
お買い物の参考になれば幸いです。