マイクロソフトがノイズキャンセリングヘッドホンを出すぞ!と聞いてびっくりしたのが2018年の秋。そして2019年。アメリカで先行販売され、そして日本でも販売されるようになりました。
”そのノイキャンヘッドホン”はSurfaceシリーズのSurface Headphones。まだ出たばかりということもあり、あまりレビューなど上がっていない今、実機でレビューしていきたいと思います。
マイクロソフト公式 Surface Headphones詳細はこちらSurface Headphonesの概要
Surface Headphonesはノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドフォンです。基本的なBluetoothヘッドホン/イヤホンと同様、AndroidでもiOSでもWindows PCでもMacでも使用が可能です。ユニークな点は、パーソナルアシスタントのCortana(コルタナ)と連携してパーソナルアシスタント機能を利用できること。PCやスマホでコルタナを使って音声アシスタントやっているような天気を聞いたりすることができます。
スペック
Surface Headphonesの主要なスペックは以下の通りです。
項目 | スペック詳細 |
本体サイズ | 長さ:204mm |
幅:195mm | |
高さ:48mm | |
重量 | 290g |
色 | グレー |
ノイズ キャンセリング機能 | 最大30dBのアクティブノイズキャンセリング |
最大40dBのパッシブノイズキャンセリング | |
インターフェイス | USB 2.1、Bluetooth Low Energy 4.0/4.1/4.2 |
スピーカー | 40mm Free Edgeドライバ |
音圧レベルの出力 | 最大115dB (オンになった状態でケーブル接続経由 1kHz、1Vrms) |
最大115dB (Bluetooth接続経由 1kHz、0dBFS) | |
充電 | フル充電にかかる時間は2時間以下 |
バッテリー駆動時間 | 最大15時間 |
USBコードの長さ | 1.5m |
オーディオケーブルの長さ | 1.2m |
入力 | USB-C コネクタ |
3.5mm オーディオ コネクタ | |
互換性 | Windows 10、iOS、Android、MacOS |
ボタン/コントロール | 電源ボタン |
マイク消音ボタン | |
音量ダイヤル (右耳) | |
ノイズ キャンセリング ダイヤル (左耳) | |
同梱物 | Surface Headphones |
キャリーケース | |
USBケーブル | |
オーディオケーブル | |
クイックスタートガイド | |
安全性および保証に関するドキュメント | |
型番 | GUW00007 |
保証 | 1年間のハードウェア保証 |
価格 | 36,979円(税込39,938円) |
Surface Headphonesの外観
ここからはSurface Headphonesの外観をご紹介します。
正面
まずは一番使用していると目にするスタイル。何よりも印象的なのがこのSurfaceカラー。グレーと白の中間のような非常に上品な色合いで持っていて満足感があります。
ハウジングの向きを変えて。
イヤーパット
イヤーパットはふかふかです。つけ心地も上々です。
頭の大きさに合わせた調整時
Surface Headphoneもしっかり頭にフィットするように調整ができます。調整すると、以下のようなワイヤーが出てきます。
端子・ボタン類
本体の下には端子やボタン類が設置されています。
ヘッドホンケースの外観
ヘッドホンケースの外観は非常にシンプル。Surfaceカラーに合わてロゴがあしらわれているデザインです。
ヘッドホンケースの内観
ヘッドホンケースの内側にはヘッドホンほか、ケーブルを収納できるようになっています。
サイズ的にヘッドホンがぴったり入るサイズ感。
ケーブルは、3.5 mm オーディオ ケーブルとUSB Type-Cケーブルが購入時には入っています。
音量とノイキャンの調整がメカニカルホイールでできる
Surface Headphonesの特徴の一つは、かなり追求したであろう操作性です。左右のハウジング部がメカニカルボリュームになっていて、それらを回すことで音量とノイキャンの効きを調整ができるようになっています。これは直感的で非常にわかりやすいです。またそのほかの操作もわかりやすく設計されていて、ヘッドホンだけで必要な操作がすべてできるような印象。なかなかいい感じです。
右を回すと音量調整
ヘッドホン右側のハウジング部のメカニカルボリュームを前に回すと音量が大きくなり、逆に後ろに回すと音量が小さくなります。音量って「ボリュームを回して上げ下げするもの」という認識が体に染み込んでいる私にとってはなかなか嬉しい仕様です。
左を回すとノイキャンの効きを調整
ヘッドホン左側のハウジング部のメカニカルボリュームを前に回すとノイキャンの効きが強くなり、逆に後ろに回すとノイキャンの効きが弱くなります。そして最もノイキャンが弱い状態でさらに弱くすると外音取り込みモードになります。
タッチエリアを1回タッチすると停止
音楽再生時にヘッドホンのタッチエリアを1回タッチすると音楽が停止し、その後もう1回タッチすると再度再生されます。一旦YouTube Musicアプリで音楽を再生して試してみましたがしっかり停止され、再生もできました。
タッチエリアを2回タッチすると次の曲へ
同じく音楽再生時にヘッドホンのタッチエリアを2回タッチすると次の曲に進みます。これもYouTube Musicアプリで試してみましたがプレイリストの次の曲に進んで再生されました。
タッチエリアを3回タッチすると前の曲に戻る
同じく音楽再生時にヘッドホンのタッチエリアを3回タッチすると前の曲に戻ります。これもYouTube Musicアプリで試してみましたが前の曲に戻って再生されました。
音質
ヘッドホンにおいて音質の評価はある程度個人の好みに影響される部分だと思っています。そんな前置きをした上でSurface Headphonesの音質ですが、個人的には値段に対して”並”だと思っています。
アコースティック・ポップス・ヒップホップ・ハウスと複数の曲を聞いてきて思ったのは、初期設定のチューニングにおいては低音域が弱いものの、中音域を中心に全体的に出ている印象。初期設定は色々控えめな気はしているので、後はイコライザーで調整して好みの音に持っていく感じだと思います。
気になるノイズキャンセリングは、ほかのメディアでは評価が渋かったりしますが、ノイズキャンセリングを最大にして音楽を再生し始めれば気になるレベルではないですし、一般的にノイズキャンセリングを求める方にとって問題ないレベルでないかなと思います。
マイクロソフト公式 Surface Headphones詳細はこちらCortana(コルタナ)連携
Surface HeadphonesはCortana(コルタナ)に連携します。今のところそこまでできることは多くありませんが、今後のアップデートなどでできることは増えていくんだろうと思っています。
- 音楽を聴く
目的 | 音声コマンド |
楽曲を再生または一時停止する | “… ロックを再生して。” |
次のトラックにスキップする | “… 次のトラック。” |
前のトラックに戻る | “… 前のトラック。” |
特定アーティストの楽曲を再生する | “… [音楽サービス名] で [アーティスト名] を再生して。” |
音量を上げる | “… 音量を上げて。” |
音量を下げる | “… 音量を下げて。” |
- 電話をかける・テキストメッセージを送る
目的 | 音声コマンド |
連絡先に電話をかける | “… [名前] に電話をかけて。” |
特定の人にテキスト メッセージを送信する | “… [名前] にテキスト メッセージを送信して” の後、テキスト メッセージの内容を指定します。 |
- 仕事など効率向上関連
目的 | 音声コマンド |
カレンダーを確認する | “… 今日の予定は?” |
新しいメールを確認する | “… 新しいメールはある?” |
Skype や Teams の会議に参加する | “… 次の会議に参加して。” |
連絡先にメールを送信する | “… [名前] にメールして。” |
その後、件名とメッセージの内容を指定して、送信します。 | |
リマインダーを設定する | “… [名前] に電話することをリマインドして。” |
タイマーを設定する | “… [時間の長さ] のタイマーを設定して” |
- 情報を取得する
目的 | 音声コマンド |
交通状況を確認する | “… 車で職場までの所要時間は?” |
天気予報を確認する | “… あしたの天気はどう?” |
ワイヤード (有線) オーディオ接続も可能
Surface Headphones には 3.5mm オーディオケーブルが付属していて、有線接続で音楽を聴くことができます。Surface Headphones のバッテリが充電されていないときでも、この有線接続を使えば音楽を聴くことができます。
気をつけたいポイント
Surface Headphonesは収納時用にコンパクトに小さくなりません。ですので移動したりするときは、外すときも考慮してそれだけのスペースを用意しておく必要があります。
まとめ
これまでSurface Headphonesの特徴を実機を用いて説明してきました。いかがでしたでしょうか?
何よりこのヘッドホンを付けてみて良いと思ったのは操作性です。ヘッドホンの音量を上げる、ノイズキャンセリングの効きを変更する、再生や次の曲への移動もそうですし、Surface Headphonesを触るだけでできる操作が非常に直感的で慣れるのがとても速かったのが印象的でした。
そのほかのポイントとしてあげられるのはデザインです。Surfaceブランドの意志を継承したデザインはとても凛としていてかっこよく、Surfaceファンにとってたまらないものだと思います。
さて、この記事をご覧になった方はSurface Headphonesを検討されている、気になっている方だと思います。ただ、ちょっとマイクロソフトとしては初のヘッドホンだし大丈夫かな?と思っていたりするのかなと思います。マイクロソフトの直販サイトなら返品30日間無料ですのでこちらでお求めになってみてはいかがでしょうか?
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