マイクロソフトのSurfaceシリーズはWindowsPCとして安定した人気を誇る商品群。Surface ProやSurface Bookなどは商品が出るたびに注目が集まリ、様々なウェブメディアを賑わせています。
さて、今回はそんなSurfaceシリーズの中で、一番スタンダードな形をしたSurface Laptopを実機でレビューいたします。
マイクロソフト公式 Surface Laptop 詳しくはこちら
Surface Laptop|洗練された本命モバイルを徹底解説
Microsoft(マイクロソフト)のSurfaceブランドのなかでSurface laptopはクラムシェルでいわゆる一般的なスタイルのノートPC。実は結構この型のSurfaceを待ち望んでいた方多いんじゃないかと思っています。ここでは、一つ一つフィーチャーや使い心地を解説していきます。
Surface Laptopのスペック
Core i5モデル
OS | Windows 10 S 2018 年 3 月 31 日まで無料で Windows 10 Pro に簡単に切り替え |
Office | Office Home & Business 2016 |
CPU | Core i5 |
メモリ | 4GB/8GB |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 620 |
ストレージ | 128GB/256GB |
液晶 | 13.5型 2256×1504 光沢 タッチ対応 Surfaceペン対応 |
光学ドライブ | なし |
価格(税込) 2017年12月27日現在 |
136,944 円〜 |
Core i7モデル
OS | Windows 10 S 2018 年 3 月 31 日まで無料で Windows 10 Pro に簡単に切り替え |
Office | Office Home & Business 2016 |
CPU | Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB |
グラフィックチップ | Intel Iris Plus Graphics 640 |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
液晶 | 13.5型 2256×1504 光沢 タッチ対応 Surfaceペン対応 |
光学ドライブ | なし |
価格(税込) 2017年12月27日現在 |
206,064円〜 |
Surface LaptopはCPUやメモリなど、いわゆる処理速度などのスペック面で驚かされるようなことはありません。一般的なモバイルノートPCと変化はありません。では、どの点が注目点なのか、以下で解説していきます。
Surface Laptopのポイント
Windows10 S
Surface Laptopのポイントは何と言ってもWindows 10 Sでしょう。Windows10 Sは簡易版のWindows 10 OSのようにみられがちですが、企業や教育現場で利用するにあたって、セキュリティ面に配慮しながら高いパフォーマンスを引き出すために作られたOSで、Windows 10より勝る部分もあります。
何よりユーザーの立場で気になるのは、Windowsストアからのみアプリをインストールできるということ。「これってもしかして不便?デザインも好みなのになかなか踏み出せない・・・」という方もいらっしゃると思います。
マイクロソフトではWindows 10 Sを2018年3月31日までは無償で Windows 10 Proにアップグレードできます。その点が気になる方はこの期間中にSurface Laptopを購入するのが良いと思います。
高解像度+縦が長い液晶
Surface Laptopは13.5型の液晶で2,256×1,504。13.5型でありながら高解像度、合わせて縦横比で見ると、他のPCよりも縦が長い液晶を採用しています。私はSurface Proにも同様のことを感じたのですが「意外と縦が長いと使いやすい」です。縦が長いとウェブを閲覧するときもそうですし文書を見るときも参照が楽です。これはぜひ家電量販店で実際に確認してみてください。
私はPCにおける業務効率ってほんとうに小さいことの積み重ねだと思っています。その「小さいこと」にあたるものがSurface Laptopのこの画面には含まれていると思います。
タッチパネル
Surface Laptopは液晶がタッチパネルです。
「通常のPCの形をしているのにタッチパネルって必要?」と思われるかもしれませんが、これが結構便利です。私もVAIOのタッチパネル搭載モデルから利用していますが、意外と直感的にマウスやタッチパッドを使わず目的のアイコンを押せるって快適。精神的ストレスなくPCを操作できます。
Officeつき
Surface Laptopの嬉しいところはOffice Home & Business 2016がついてくるということ。Office Home & Businessは普通に購入すると3万5千円程度します。もともとSurface Laptopは価格が少し高めの設定ですがOfficeつきという面を見ると途端にバリューが出てくると思います。
洗練を極めたデザイン
Surface Laptopのポイントとして最後にやっぱりあげておきたいのがデザインです。私自身、海外で発表になった時からすごく好きで今見てもやっぱり素敵だと思っています。
アルカンターラ素材のキーボード
Surface Laptopのキーボードにはアルカンターラという素材が使われています。触り心地が生地のようで特徴があり、ここは好き嫌いが別れるところだと思います。
「汚れの懸念はないか?」と店頭でSurfaceの販売員に聞いて見たところ、汚れの懸念はなく、撥水性もあるので安心して欲しいとのこと。さすがにメーカーですし、その辺りはしっかりケアしているんだと思います。
端子類
Surface Laptopは、端子類が少ないのがマイナスの特徴です。他のブランドのWindowsモバイルPCがそれなりに拡張性を持っているためSurface Laptopのこの割り切り方がネガティブに映る方も多くいるように思います。
搭載されているのはUSBはUSB3.0が一つとmini Display Portが1つ。拡張が必要な時はハブが必須です。
と言っても競合とされるMacBookProを使うにも基本的にUSB Type Cハブが必要だったりしていて、Surface Laptopのこの点をそこまでネガティブに捉えなくても良いのかも?とも思っています。
Surface Laptopのおすすめ構成
Surface Laptopは、公式オンラインストア他、家電量販店でも購入できます。そんなSurface Laptopのなかで、私がオススメするのは以下の構成のモデルです。
項目 | スペック |
CPU | Core i5-7200U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
価格(税抜) 2017年12月29日現在 |
158,544円〜 |
この構成なら一通りの作業は快適にこなせます。例えばExcel/Word/PowerPointでの作業については問題なくスムーズに進めることができます。ただ、毎日動画の編集をバリバリやったりするような場合はこれよりもパフォーマンスが高いほうが良いと思いますのでそのような方はCore i7モデルをご検討ください。
今回のモデルは日常で通常使うスペックとしては十二分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか?
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。Surface Laptopにはデザインの統一感のとれたマウスが用意されています。Surfaceの世界観を思う存分満喫するなら純正のマウス(Surface Arc Mouse)をオススメします。実際に使い勝手もよくマウス単体でも購入する方が多いマウスです。以下でもう少し詳しく説明します。
もちろん、マウスは他のメーカー(例えばLogicool)などのものでも大丈夫。他メーカーからも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。
・Mini DisplayPort HDMI変換ケーブル・アダプター
Surface LaptopにはHDMI端子がついていません。そのためモニター接続するには変換されたケーブル、もしくはアダプターが必要になります。オフィスや書斎で備え付けのモニターに接続するのであればケーブルを、外出ようであればアダプターを購入されることをおすすめします。
マイクロソフトのSurfaceの純正アクセサリー
Surface用にマイクロソフトからSurfaceのデザインコンセプトを踏襲したアクセサリーが発売されています。Surface PenやSurface Arc Mouseなどの商品で、Surface Laptopご購入の際は検討いただくものと思い、ここから簡単に説明させていただきます。
Surface Pen
Surface Laptop使用時に1024段階の筆圧感知に対応するペンです。サイズは一般的なペンと同じくらいで持ちづらさを感じることがありません。ペン自体はSurface Laptopのコンセプトに合わせたマットな外観で非常にいい質感です。
Surface Arc Mouse
何よりも携帯性に優れている純正のマウスです。本体がフラットになる構造により携帯性が非常に高く便利です。
このフラットになるという構造は、外出時の荷物の収納という面はもちろんなのですが、力を発揮するのが意外と室内。社内で打ち合わせが多い方にとって、毎回一定の大きさのあるマウスを持ち歩くのは面倒ですが、これならフラットにしてポケットに入れて持ち歩くことができます。非常に使い勝手のいい構造です。
まとめ
Surface Laptopは13.5型のノートPCとしてはかなりバランスの良いモデルではないかと思います。MacBookPro対抗とも見える洗練されたデザインに、Windows 10の使いやすさ。合わせてMicrosoft Officeつきという構成で、Windowsマシンの中では購入の候補として選びやすいモデルです。
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