マイクロソフトのSurfaceシリーズはWindowsPCとして安定した人気を誇る商品群。Surface ProやSurface laptopなど、商品が出るたびに注目されています。
さて、今回は、「Surfaceが気になってる!Surface Laptop5のポイントを知りたい」と言った方に向けて、Surface Laptop5を選ぶうえで把握しておきたいポイントをポジ/ネガ含めて解説します。
毎年PCを2桁以上レビューし続ける私が、利用者目線でわかりやすく概要を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Surface Laptop5 13.5型/15型|これが本命!Surfaceモバイルを徹底解説
Microsoft(マイクロソフト)のSurfaceブランドのなかでSurface Laptop5はクラムシェル型と言われる”いわゆる”一般的なノートPCです。
SurfaceといえばSurface Pro9のような2 in 1タブレットを思い出す方も多いと思うのですが、「思いっきり作業をしたい!」という方には、こちらの形の方が安定していておすすめです。
Surface Laptop5のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 11 Home |
Office | Office Home & Business 2021 |
CPU | 13.5型: Core i5-1235U / Core i7-1255U 15型:Core i7-1255U |
ストレージ | SSD:256GB/ 512GB/ 1TB SSD |
メモリ | 8GB/ 16GB/ 32GB |
液晶 | 13.5型:13.5型 Pixcel Sense(2,256×1,504)タッチパネル 15型:15型 Pixcel Sense(2,496×1,664)タッチパネル |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 13.5型:最大18時間 15型:最大17時間 |
サイズ | 13.5型:308×223×14.5mm 15型:340×244×14.7mm |
重さ | 13.5型:1,272-1,297g 15型:1,560g |
入力端子 | USB4 Type-C×1(Thunderbolt4)、USB3.1 Type-A×1、オーディオジャック、Surface Connect |
価格(税込) 2022年10月15日現在 |
151,580円〜 |
本体価格表(2022年10月15日現在)
13.5型 Surface Laptop5
- Intel:Core i5 / 8GB / 256GB:
151,580円 - Intel:Core i5 / 8GB / 512GB:
194,480円 - Intel:Core i5 / 16GB / 512GB:
223,080円 - Intel:Core i7 / 16GB / 512GB:
251,680円
15型 Surface Laptop5
- Intel:Core i7 / 8GB / 256GB:
197,780円 - Intel:Core i7 / 8GB / 512GB:
226,380円 - Intel:Core i7 / 16GB / 512GB:
269,280円 - Intel:Core i7 / 32GB / 1TB:
355,080円
Surface Laptop5の選ぶうえで確認しておきたいポイント
ここからSurface Laptop5について、ポイントを押さえていきましょう。
- 第12世代のIntel CPUを搭載して作業が快適
- Office Home and Business 2021つきでお得
- 縦が長い&高解像度液晶で作業が捗る
- タッチパネルで直感的な操作が可能
- 端子類が少ないのがマイナスポイント
第12世代CoreシリーズのCPUを搭載して作業が快適
Surface Laptop5は第12世代のCore i5-1235U/ Core i7-1255Uを搭載しています。
CPUは常に進化していて、今回の最新のCPU(Core i5-1235U/ Core i7-1255U)は、ノートPC向けの高性能CPUのため、どちらのモデルを選んでも、多くの作業は快適に処理できます。
仕事でおこなう重めのExcelやAccessワークはCore i5でも十分対応できることが多いですが、動画編集をバリバリやりたい、というよう場合は、Core i7を選んでおくと安心です。
Office Home and Business 2021つきでお得

Surface Laptop5はOffice Home and Business 2021がついてきます。
他のメーカーの製品では2万から3万円程度オプションで追加するのにかかりますから、Officeが付属しているのは非常に大きな点だと思います。
縦が長い&高解像度液晶で作業が捗る
Surfaceで注目したいのが液晶画面です。
一般的なノートPCでは、縦横比16:9の液晶画面が採用されていますが、Surfaceは、3:2の液晶画面が採されています。
この3:2という縦横比は、実際に使用してみると「非常に使いやすい」ことを実感します。
例えば、ブラウザでインターネットを閲覧するときや、Wordで文章を見るときに、一度に確認できる縦の範囲が長いので、いちいちスクロールする手間が減ってすごく楽になります。
また、Surface Laptop5は、他の一般的なノートPCよりも高い解像度(13.5型で2256×1504/15型で2496×1664)の液晶を採用しています。そのため表示できる情報が多く、作業がしやすいです。
私はPCにおける効率ってほんとうに小さいことの積み重ねだと思っています。その「小さいこと」にあたるものが、この画面には含まれていると思います。
タッチパネルで直感的な操作が可能
Surface Laptop5は液晶がタッチパネルです。
「通常のPCの形をしているのにタッチパネルって必要?」と思われるかもしれませんが、これがかなり便利です。
マウスやタッチパッドを使わず直感的に使いたいアイコンを押せるので、精神的ストレスなくPCを操作できます。
バックライト付きのキーボード

Surface Laptop5はバックライト付きのキーボードを採用しています。
暗い環境での作業中はキーボードのバックライトを使うことができてキーを見失わずに作業できます。
端子類が少ないのがマイナスポイント
Surface Laptop5は、端子類が少ないのがマイナスの特徴です。
- USB Type-A 3.1 × 1
- USB 4.0/Thunderbolt™ 4 対応 USB Type-C x 1
- Surface Connect ポート x 1
- 3.5mm ヘッドフォン ジャック
- HDMI なし
- SDカードスロット なし
上記の通り、HDMI端子やSDカードスロットがついていません。
仕事使いを予定していて、外付けモニターに繋ぐ必要がある方や、カメラで撮った静止画や動画をPCに取り込みたい方は、別途USBハブ/USBアダプターを用意する必要があります。
向かって右の端子類
Surface Laptop5に向かって右の端子類です。Surface Connect ポートのみ配置されています。
左の端子類
Surface Laptop5に向かって左の端子類です。USB Type-AもUSB Type-Cなど、拡張用途の汎用端子はこちらに集約されています。
拡張するときは、USB Type-Cハブを使って拡張
Surface Laptop5にはHDMI端子やSDカードスロットがついていませんので、HDMI端子やSDカードを使用する場合は、USB Type-Cハブを利用して拡張します。
最近は8つの端子類を持ったハブも販売されていて、それ一つ買えばかなりの拡張性が担保できるようになりました。私はAnkerのものを使っていて、Surface Laptop、Macを使うときに重宝しています。
ACアダプターは若干小ぶりでUSB-Aを搭載
Surface Laptop5のACアダプターは上の写真の通りの大きさ。大きすぎず小さすぎずといった形。
嬉しいのはUSB Type-Aの端子を持っているということです。

USBで給電できるので、ここにUSB Type-A↔︎Type-CケーブルやLightningのケーブルを挿して、スマートフォンやタブレットなどを充電することができます。
Surface Laptop5のおすすめ構成
Surface Laptop5は、公式オンラインストア他、家電量販店でも購入できます。そんなSurface Laptop5のなかで、私がオススメするのは以下の構成のモデルです。
13.5型
項目 | スペック |
画面サイズ | 13.5” |
CPU | Core i5-1235U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
価格(税込) 2022年10月30日現在 |
151,580円〜 |
この構成なら一通りの作業は快適にこなせます。
例えばExcel/Word/PowerPointでの作業については問題なく快適です。
ただ、毎日動画の編集をバリバリやったりするような場合はこれよりもパフォーマンスが高いほうが良いと思いますのでそのような方はCore i7モデルをご検討ください。
15型
項目 | スペック |
画面サイズ | 13.5” |
CPU | Core i7-1255U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
価格(税込) 2022年11月15日現在 |
197,780円〜 |
この構成ならExcel/Word/PowerPoint/Accessでの作業のほか、毎日動画の編集をバリバリやったりするような場合でもパフォーマンス的に問題ないと思います。
-
- SSD
現在SSDは256GBを選んでいます。Google DriveやOne Driveなど、クラウドストレージが普及しているなか、PCの容量は最低限で良いというのが私の持論ですが、ローカルにファイルを保存されることが多い方は256GBでは足りない場面も出てくると思いますので拡張していってください。
-
- マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。Surface Laptopにはデザインの統一感のとれたマウスが用意されています。Surfaceの世界観を思う存分満喫するなら純正のマウス(Surface Arc Mouse)をオススメします。実際に使い勝手もよくマウス単体でも購入する方が多いマウスです。以下でもう少し詳しく説明します。
もちろん、マウスは他のメーカー(例えばLogicool)などのものでも大丈夫。他メーカーからも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。
-
- USB Type-C用のアダプター
Surface Laptop5にはUSB Type-Cが搭載されています。これはUSB Type-C普及の流れが来ている中で中期的には良いことですが、それだけでは現状ちょっと不便です。HDMIやVGAなど、色々なものにつなげたい、ということでしたら、USB Type-C用のアダプターを購入することをおすすめします。
参考①:Surface Laptop5 Core i5モデルとCore i7モデルのCPUベンチマーク結果
Surface Laptop5のスペックの選択肢で気になるPCに詳しい方に向けて、Surface Laptop5のベンチマーク結果をこちらで紹介します。
13.5型 Core i5モデル・CINEBENCH R23・電源設定おすすめ時の結果
Core i5モデルの電源設定「おすすめ」時のCINEBENCH結果です。
モデルスペック:
CPU:Core i5 / メモリ:8GB / SSD:512GB
マルチコア
電源モード:おすすめ

電源モード:高パフォーマンス

シングルコア
電源モード:おすすめ

電源モード:高パフォーマンス

15型 Core i7モデル・CINEBENCH R23・電源設定おすすめ時の結果
Core i7モデルの電源設定「最適なパフォーマンス」時のCINEBENCH結果です。
モデルスペック:
CPU:Core i7 / メモリ:8GB / SSD:512GB
マルチコア
電源モード:おすすめ

電源モード:高パフォーマンス

シングルコア
電源モード:おすすめ

電源モード:高パフォーマンス

参考②:Surface Laptop5 Core i5モデルとCore i7モデルのストレージベンチマーク結果
13.5型 Core i5モデルの結果
Core i5モデルのCrystal Disk Markの結果です。
モデルスペック:
CPU:Core i5 / メモリ:8GB / SSD:512GB

15型 Core i7モデルの結果
Core i7モデルのCrystal Disk Markの結果です。
モデルスペック:
CPU:Core i7 / メモリ:8GB / SSD:512GB

Surface Laptop5に関するよくある質問
ここでは、Surface Laptop5に関するよくある質問と、それに対する答えをご紹介します。
まとめ
Surface Laptop5は13.5型/15型のノートPCで、かなりバランスの取れた良いモデルです。
外出先でバリバリ使うというよりも、オフィスや自宅がメインで時々持ち出すような方におすすめです。
記事内で記事内で解説したとおり、入力端子が少ない点についてはマイナスですが、USB Type-C用のアダプターやハブを購入すれば問題ないでしょう。
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