マイクロソフトはWindowsやOfficeを主力製品として持つソフトウェア・ハードウェアメーカー。Windows10やOffice365など、日常使いのソフトを多く扱っていて大半の方は、なにがしかの形でMicrosoft製品に触れているのではないでしょうか?
さて、そんなマイクロソフトは、数年前からWindowsの体験を最大限発揮するためのハードウェア Surfaceシリーズを展開。デザインや操作性が秀逸で安定的な支持を得ています。
今回は、そんなSurfaceシリーズの主力ラインナップであるSurfacePro6の新色ブラックを実機でレビューしていきたいと思います。
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SurfacePro6 ブラックを実機レビュー|マイクロソフト本命の2in1を徹底解説
SurfacePro6はSurfaceシリーズの主力モデル。Windowsを使うのに最適な2in1 PCシリーズとして展開されていて、2017年に発売された前モデルからはCPUが第8世代に変化し処理性能が大幅にアップしたことがポイントです。ここでは新色ブラックを、写真をできるだけ多く用いながら解説していきたいと思います。
Surface Pro 6で抑えておきたいポイント
まずはSurface Pro 6について、ポイントだけ押さえていきましょう。以下の4つがポイントです。
- 第8世代のCPUを搭載して作業が快適
- Office Home and Business 2019つき
- 軽い
- タブレットとしても使える
- 筐体デザインが秀逸
ここからは、Surface Pro 6の詳細を説明していきたいと思います。これはなかなかいいね!と思えるポイントがたくさんありますよ。
Surface Pro 6のスペック
Surface Pro 6のスペックは以下の通りです。
OS | Windows 10 Home |
CPU | Core i5-8250U / Core i7-8550U |
GPU | インテルHD 620 |
メモリー | 8GB/ 16GB |
ストレージ | 128GB/256GB/ 512GB/ 1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.3型 (2736×1824)タッチパネル |
端子 | USB type-A 端子 x 1 3.5mm ヘッドホン ジャック x 1 Mini Display Port x 1 Surface Connect ポート x 1 Surface タイプカバーポート x 1 Micro SDXCカードリーダー x 1 |
サイズ | 292 mm x 201 mm x 8.5mm |
質量 | 最小 770g |
価格(税込) 2019年4月20日現在 |
129,384円〜 |
今回のレビュー機のスペックは以下の通りです。
外観
まずはじめに外観から。簡単に数枚写真を撮っていますので、ご覧ください。ブラック、素直にかっこいいです。
- ボディはマグネシウム合金
- 斜めから
- 傾斜
- 前面カメラ
- 背面
- 側面
ボディはマグネシウム合金でマットな仕上がり。凛としていて非常に持っていることへの満足感があります。
Surface Pro 6を斜めから撮影しています。非常にスマートなデザインなのがわかります。
Surface Pro 6は傾きを変更できます。これによって、Surfaceペンを使うときには思い切り傾けたりして最適な傾きで使うことができます。一番傾けたときの状況は以下の通り。165度まで傾けることができます。
前面にはカメラがついています。スカイプやGoogle Hangout、その他のサービスでのビデオチャットも容易です。
背面は以下の通りです。カメラがあるのとロゴが入っているのが特徴です。ロゴは鏡面です。
両側面には各種接続端子がついています。若干少なめな印象です。
特徴
ここからSurface Pro 6の特徴を紹介していきます。
第8世代のIntel Coreプロセッサーを搭載可能
Surface Pro6は第8世代のIntel Coreプロセッサー(Core i5-8250U/ Core i7-8550U)を搭載できます。
第8世代のIntel Coreプロセッサーがどれだけ優秀なものに仕上がっているというと、第8世代のIntel Core プロセッサーは、全てがクアッドコア(8スレッド対応)で、前世代の対応する第7世代のチップよりも最大で40%高速になっています。以前は動画編集や画像編集やるならCore i7一択と言われていましたが、この性能向上によりCore i5でも多くの作業を快適にこなせるレベルまできています。ですので、Core i7によっぽどの思いがない限りはCore i5を選んでいただいて問題ないと思います。実際私もCore i5モデルを使っていて特に不満はありませんし快適です。
軽量なボディ
本体のみ
SurfacePro 6は軽量で持ち運びが楽なのもポイントです。旅行や外出時にも気軽に持ち出せます。普段私はMacBook Proを使うことが多いですが、正直MacBookProは持ち運びには重くてちょっと・・・。しかしSurface Proなら軽くて持ち運びが楽。外出時はもっぱらSurface Pro6を使うことが多いです。
モデル | 重さ |
Core i5モデル | 770g |
Core i7モデル | 784g |
タイプカバー付き
多くの方が本体と一緒にご購入になるSurface Proのタイプカバーは310gです。本体とタイプカバーを合わせた場合あは重さが以下のようになります。
モデル | 重さ |
Core i5モデル | 1080g |
Core i7モデル | 1094g |
MacBookProとの比較
タイプは違いますが、結構一緒に悩まれる方が多いMacBookProと比べると以下のようになります。※Surface Pro 6はCore i5モデルにタイプカバーを付けた状態の重さをMacBookProの重さと比較。
SurfacePro 6 | MacBookPro |
1080g | 1370g |
高解像度+縦が長い液晶
Surface Pro 6は12.3型で2736×1824pxととても高精細。あわせて、縦横比で見ると他のPCよりも縦の比率が高い液晶を採用しています。体験してみると実感できるのですが、縦が長いと非常に使いやすいです。例えばウェブを閲覧するときもそうですし文書を見るときも参照が非常に楽になります。これはぜひ家電量販店で実際に確認してみてください。
私はPCにおける業務効率ってほんとうに小さいことの積み重ねだと思っています。その「小さいこと」にあたるものがSurface Pro 6のこの画面には含まれていると思います。
タッチパネル
Surface Pro 6は液晶がタッチパネルです。Surface Pro6はキーボード無しで販売しているのでキーボードを使わない場合このタッチパネルを使って操作することになります。タブレットとして使用するときなどがその状況かと思います。
ただ、Surfaceは多くの人がキーボードカバーを購入して利用されると思います。そんな方は「通常のPCとして利用するのにタッチパネルって必要?」と思われるかもしれませんが、これが結構便利です。直感的にマウスやタッチパッドを使わず目的のアイコンを押せるって快適。精神的ストレスなくPCを操作できます。
光沢液晶
Surface Pro6は光沢液晶を採用しているため画面が反射します。そのため明るいところだと若干反射で見にくい時があります。ただ、光沢液晶が好みでなければ反射防止フィルムを貼れば解決しますので、これを理由に購入を断念するのは勿体無い判断だと思います。
Officeつき
Surface Pro6はOffice Home and Business 2019がついてきます。他のメーカーの製品では2万から3万円程度オプションで追加するのにかかりますから、Officeが付属しているのは非常に大きな点だと思います。
入力端子
SurfacePro 6の入力端子としては、以下が用意されています。
- フルサイズ USB3.0
- microSDカードリーダー
- Surface Connect
- ヘッドセット ジャック
- Mini DisplayPort
- カバー ポート
オプションのタイプカバー
Surfaceをご検討の方はもうご存知だと思いますが、Surfaceには専用のタイプカバーがあります。種類も大きく二種類あり、これまでのSurfaceに用意されていたタイプカバーと、素材に次世代素材と言われるアルカンターラを採用したもの。Surface Laptopの登場と合わせて3色用意されました。上の写真は従来のタイプカバー。ブラックにはこのシンプルな灰色が相性良いと思います。
アルカンターラ素材のタイプカバー
アルカンターラ素材のタイプカバーは上の画像のような雰囲気。アルカンターラ素材はヨーロッパの高級自動車などに利用される素材。そんな素材をタイプカバーに使ってみて一体どんな使い心地なのか気になる方も多いと思いますが、はじめは若干のざらつきを感じるものの、だんだん馴染んでいく感じで、その質感も伴って非常に良い満足感を残してくれます。
Surface Proと接続
Surface Proとは以下の接続部を使います。
装着時
装着時は以下のような佇まい。非常に優美だと思います。
Surfaceペンに対応
Surfaceペンが進化しました(Surfaceペンは別売)。まずはペンの筆圧。ペンの筆圧の検知はこれまでの4倍細かい4096段階になりました。合わせて、傾き検出ができるようになり、Apple Pencilのようにペンを傾けると、それに合わせて描いた線の太さが変わるようになりました。さらに、表示されるまでの遅延も21msとなり、Surfaceペンは、大幅な進化を遂げています。
※傾き検知機能は、SurfaceProと対応アプリの組み合わせでのみ有効になります。
Surface Dialに対応
Surface Book2 13.5インチはSurface Dialに対応しています。Surface DialはAdobe系のアプリなどで利用でき、例えばPhotoshopでは縮小拡大などができたり、通常使用ではディスプレイの明るさを調節したり、スクロールに使ったりすることができます。
SurfacePro 6のおすすめ構成
ここからはSurfacePro 6のおすすめ構成をご紹介します。
モバイルPCでもより快適に作業を行う方向け
モバイルPCながら、負荷のかかる作業もそれなりに行う方におすすめなのは、Core i5モデルです。CPUにはCorei5、メモリに8GBを搭載すれば負荷の高い作業もマルチタスクで行えます。
項目 | スペック |
CPU | Core i5 |
メモリ | 8GB |
SSD | 256GB |
メモリ | 8GB |
価格(2019年5月4日現在) | 150,984円 |
上記で紹介した仕様にすれば、軽い作業からある程度負荷の高い処理まで快適に実行できると思います。その上で、今回のパッケージから変更するのであればこれ、といった項目をお伝えします。
・メモリー
ご紹介の構成は8GBのメモリーが積まれていますが、複数のタスクをより快適にされたいようでしたら、メモリを16GBにしていただくことをおすすめします。その際は、SSDも512GBにしなければなりませんのでその点ご注意ください。
・Surface Pro タイプカバー
今回のSurface Pro 6に合わせて、タイプカバーを購入するのは定番です。ブラックを購入するのであれば、おすすめはグレーのタイプカバー。デザインとマッチします。その他、定番のタイプカバーと合わせて検討したいのがSignatureタイプカバーで、Signatureタイプカバーでは自動車の内装だったり、ファッション系で使われる高耐久素材のAlcantaraが使われています。プラチナ(グレー)、コバルトブルー、バーガンディの3色を用意しています。
・Surfaceペン
Surfaceの画面をノートや紙のようにして、ペンを使って作業をしていこうと想定されていましたらSurfaceペンをオプションでお求めください。 上記で説明の通り、4,096の精緻な圧点でスケッチや網かけを描けます。
・USBハブ
USBは上記で説明の通り、フルサイズのUSBが一つのみになります。1つでは足りない場合は、USBハブをご購入になってください。USBハブはAmazonなどでご購入になるのが良いと思います。AmazonでUSBハブを見る
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