マイクロソフトのSurfaceは、Windows10を使用するならこれ!という方が多いくらい人気のモデル。2 in 1のタブレットとしても、PCとしても利用できるそのスタイルと、使い心地の良さが支持されています。
さて、今回はそんなSurfaceシリーズのなかでも最上級モデルであるSurface Bookについて、対抗馬とされるMacBook Proと比較して、どの点が優位なのか、またその逆もご紹介していきたいと思います。
Surface Book 対 MacBook Pro:大きさ比較
まずはじめにSurface BookとMacBook Proの大きさを比較していきます。
Surface Book | 13inch MacBook Pro | |
幅 | 312.3mm | 314mm |
奥行 | 232.1mm | 219mm |
高さ | 13.0 – 22.8mm | 18.0mm |
重量 | 約 1,516 g (GPU 非搭載モデル) 約 1,579 g (GPU 搭載モデル) |
1580 g |
Surface Bookと13inch MacBookProを比べてみると、奥行きに差があることが分かります。Surface Bookの方が大きいです。また、若干高さも差が出てきます。しかし、重量は大きな違いはなく大きさという面でこの二機種に甲乙つけることはないと思います。
Surface Book 対 MacBook Pro:解像度
次に画面解像度について見ていきたいとおもいます。
Surface Book | 13inch MacBook Pro | |
画面サイズ | 13.5inch | 13.3inch |
解像度 | 3,000 x 2,000 | 2,560 x 1,600 |
液晶画面については、Surface BookとMacBook Proで数字上大きな差があります。Surface Bookは13.5inchの液晶を搭載して、解像度は3,000 x 2,000。MacBook Proは高精細なRetinaディスプレイであるものの、解像度は2,560 x 1,600であり、画面の精細感という側面ではSurface Bookに軍配が上がります。合わせて、Surface Bookはマルチタッチに対応しているため、タップならではの使いやすさも享受できます。
ディスプレイにおいては全面的にSurface Bookが優位です。
Surface Book 対 MacBook Pro:スペック
ここではパフォーマンスに関連するスペックの比較をしていきたいと思います。
Surface Book | 13inch MacBook Pro | |
OS | Windows 10 Pro | OS X El Capitan |
プロセッサー | 第6世代 Intel Core i5 or i7(Intel HD graphics ) NVIDIA GeForce (1GB GDDR5) *搭載モデルのみ |
2.7-3.1GHzデュアルコアIntel Core i5 |
メモリー | 8GB 16GB |
8GB 16GB |
記憶容量 | SSD: 128 GB 256 GB 512 GB |
128 GB 256 GB 512 GB 1 TB |
バッテリー駆動時間 | 動画再生最大約 12 時間 | 最大12時間のiTunesムービー再生 | ワイヤレス機能 | 無線 LAN (802.11 a/b/g/n/ac) Bluetooth 4.0 省電力テクノロジー |
802.11ac Wi‑Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応 Bluetooth 4.0ワイヤレステクノロジー |
外部端子 | フルサイズ USB 3.0 端子 x 2 Mini DisplayPort フルサイズ SD カード スロット SurfaceConnect (充電, Surface ドック用端子) キーボード部、およびタブレット部にそれぞれ 1 つ ヘッドセット ジャック |
MagSafe 2電源ポート Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 2 USB 3ポート(最大5Gbps)x 2 HDMIポート 3.5mmヘッドフォンジャック SDXCカードスロット |
PCのメインとなるプロセッサーについては、Surface BookもMacbook Proも、Core i5からCore i7までの選択肢があり、メモリーにおいても8GB、16GBの選択肢が双方ともにあるため、主な機能においての差はない印象。一つのポイントは、Surface Bookで外部GPUが選べるということ。アドビ社のプレミアプロやイラストレーターを利用する場合に嬉しい機能です。
一方、MacBook Airの方がこの場合良いな、と思う点は、HDMIポート。Surface BookにはMini Display Portは付いていますが、やはりHDMIポートが付いている安心感はあります。特に、ビジネスで利用する場合は、プレゼンテーションをする機会もありますから「アダプターを忘れてしまった」という万が一のリスクを回避できるのは嬉しいところです。最近は企業でもHDMIポート搭載したプロジェクターを備える企業が増えており、HDMIも一般化してきたように感じます。
※もちろんMacBook Proでもアダプターの携帯はお勧めします。
また、USB端子もMacBook Proの方が多く拡張性は高いように思います。
Surface Book 対 MacBook Pro、どちらがおすすめ?
Surface Book 対 MacBook Pro、これまで比較を続けてきたが、なかなか判断としては難しいところ。細かいところまで妥協せず、最高のスペックを目指すのであれば、Surface Bookを狙っていきたいところです。パワフルながら、TabletにもPCにもなり得る、現在のWindowsマシンのなかでは最高峰であることに違いはありません。一方、コストパフォーマンスも考えていくのであればMacBook Pro。スペックの数字上、Surface Proが上に出ることが多いですがプロダクトとして優れたモデルだと思います。