マイクロソフトが提供する表計算ソフトのエクセルは、データ分析以外にも請求書制作やプロジェクトマネジメントなど幅広い用途で利用されています。私自身ほぼ毎日データを活用するためにエクセルを開いていて、ほぼ日課、生活の一部になっているといっても過言ではありません。
さて、今回はそんなエクセルの使い方について。
エクセルのセル内での改行は請求書やプロジェクトマネジメントを行う際など文章をセルに入力する際の見やすさ向上に貢献しますが、ときにそれらを削除したくなることも多々。ここでは、セル内の改行を削除する方法をご紹介していきたいと思います。
エクセルでセル内での改行を削除する方法
エクセルでセル内での改行を削除するのは簡単です。以下の手順でセル内の改行をすることができます。慣れてしまえば次からは感覚的に行えます。今回は方法を2つほど紹介いたします。
BackspaceキーやDeleteキーで改行を削除
一番基本的な削除方法は「Backspace」キーや「Delete」キーを使うことです。通常の文字を削除するのと同じ感覚で、改行されているポイントでいずれかのキーを利用して削除します。
置換を利用して一括で改行を削除
二つ目の方法は「置換」を利用する方法です。上でご紹介した方法は一つ一つ削除していく方法で複数削除しなければならない場合非現実的。こちらの方法を使えば複数ある改行を一発で削除できます。
「検索と置換」を表示する
まずはじめに「Ctrl」と「H」を押して「検索と置換」を表示します。この際、「Ctrl」と「H」は順番でなく一緒に押してください。一緒に押すと「検索と置換」が表示されます。
改行コードを入力
以下赤枠の「検索する文字列」ボックスをアクティブにして「Ctrl」キーと「J」を押します。「Ctrl」キーと「J」は一緒に押してください。※「Ctrl」+「J」は改行コードを示します。
置換を実行する
「すべて置換」を押します。
改行が削除される
改行が削除されます。
以上になります。エクセルの改行は、特に文章において読みやすさを向上する主要な要素、手段のひとつです。一方で、改行を廃止するとき、特にシート全体で改行をやめる時はどうするかなど、語られていないことが多いです。今回の記事で、毎回毎回「BackSpace」キーを利用されていた方が置換で改行コードを削除されるようになったら幸いです。