マイクロソフト社が提供するパワーポイントはビジネスにおいて欠かせないオフィスソフト。プレゼンテーションや資料作成、チラシ作成など幅広い用途に対応でき、何か人に見せるものを作る、となると「まずはパワーポイントを起動しよう」と思うほどです。
さて、今回はそんなパワーポイントの使い方について。
パワーポイントでプレゼンテーションを行うとき「この一枚だけは縦で表示したい！」と思われたことありませんか？縦で表示したほうが収まりがいいことも多々ありますし、そうしたいと思ったこと、私も複数あります。ここでは、パワーポイントスライドで、一枚だけ縦にする方法をご紹介します。
パワーポイントスライドで一枚だけ縦にする方法
パワーポイントでは、一つのファイルに縦と横のスライドを混在させることはできないのですが、縦のファイルと横のファイルの2つを「ハイパーリンク」という機能で、プレゼンテーションの表示上で縦横混ぜたように見せることができます。これを使えば、パワーポイントで一枚だけ縦を挟んだような表示をすることが可能です。以下でやり方を説明していきます。
横向きと縦向きのスライドをつくる
まずはじめに横向きと縦向きのパワーポイントファイルをつくり保存しておきます。（準備段階）
横向きファイルでハイパーリンク用の画像かテキストをつくる
横向きのスライドで、ハイパーリンクを設定する画像かテキストを作ります。画像やテキストは任意でかまいません。例えば、以下のように正方形の図でかまいません。
ハイパーリンクの設定に進む
ハイパーリンク用の画像をアクティブにした状態で「挿入」タブにある「ハイパーリンク」を押します。
縦向きのパワーポイントファイルを指定する
ハイパーリンクさせるから、あらかじめ用意した縦のパワーポイントファイルを指定して「OK」を押します。
これで、まず横向きのパワーポイントファイルから縦向きのパワーポイントファイルに進む設定ができました。ここからは縦向きのファイルから横向きのファイルに戻るように設定をしていきます。
縦向きファイルでハイパーリンク用の画像かテキストをつくる
縦向きのスライドで、ハイパーリンクを設定する画像かテキストを作ります。画像やテキストは任意でかまいません。例えば、以下のように正方形の図でかまいません。
動作に進む
ハイパーリンク用の画像をアクティブにした状態で「挿入」タブの「動作」をクリックします。
その他のプレゼンテーションに進む
「ハイパーリンク」をクリックして「その他のPowerPointプレゼンテーション」を選択します。
横向きのパワーポイントを選択
横向きのPowerPointファイル名を見つけたらそれをクリックして「OK」を押します。
縦のスライドの次に表示するスライドを選ぶ
「スライドタイトル」で、縦のスライドの次に表示したいスライドを選んで「OK」を押します。
以上で完了です。多少手間な作業ですが、縦の表示を実現するのであれば、この作業を踏むのが一般的。若干慣れない作業で時間もかかりますが、活用場面次第でご使用ください。参考になれば幸いです。
