企業SNS担当者なら知っておきたいInstagramの特徴

ノートInstagramは国内で今最も注目をされているSNSの一つ。FacebookやTwitterに続き、影響力のあるメディアになるのではないか?と企業のSNS担当者もその対応を迫られています。

ここでは企業SNS担当者なら知っておきたいInstagramの特徴についてご紹介いたします。

photo by paolo cristaldi

Instagramの特徴

写真と動画のシンプルなメディア

Instagramの特徴は、なによりも写真と動画のシンプルなメディアだということ。写真と動画をメインとし、「文章」は必要ありません。みんな写真だけ、もしくは短い文章を添えるだけでポストをしています。

このInstagramのシンプルさは何でいいかというと、文章を書くことについて深く考えずにポストできるから。

文章は人によって取り方が異なるので、気を使わないといけない点が結構あります。SNSは自由にポストしていい場であっても、やっぱりそこはデジタルの社交場。なかなか悩むところも多くあったりします。※特にFacebook

それが無い分Instagramは流れが速くユーザーはどんどんポストしていきます。ポストを見る側も、フィードを見ながら気になった画像に直感的に反応する、反応しないという感じ。スピードのある世界でみんなが価値を共有しあっています。

4億人の月間アクティブユーザー

Instagramは以前からSNSとして利用されていましたが直近数年で一気にその勢いを加速。現在では世界で見るとTwitterユーザーを超える数、具体的には4億人の月間アクティブユーザーが存在します。

国内ではまだ規模はTwitterやFacebookほどではなく810万人。ですが、TwitterやFacebookなどが2000万人~3000万人と言われていますから、規模としてはもう小さくない存在になってきています。

Instagramのユーザー層は65%が女性で35%が男性で34歳以下が約7割。もともとの生い立ちもあり、ファッションやトレンドに強い女性がInstagramユーザーには多いと言われています。

シンプルなSNSで拡散はしない

Instagramのユニークな点と言えば、拡散させる機能が無いこと。

FacebookやTwitterでは友だちやフォロワーに対して、自分が興味を持ったポストをシェアすることができすが、Instagramではこのようなことができません。ユーザーは写真をポストし、ポストされた写真をみる。フィード上の写真を見て「いいね」したり、コメントをする。それだけを行います。

投稿から外部リンクを貼れない

Instagramは自分のポストから外部へのリンクを張ることができません。ポストにURLを記述しても、そのURLはタップしても何も反応しません。企業目線で行くと、ポストからの集客効果が図れないなどネガティブな点が多いように思いますが、そこはもう考え方を転換するしかありません。

外部への導線が無いということは、そのSNS内に滞在する時間が長いということ。ユーザーがフィードを見ている時間が長い環境の中で、どのようにブランディングを行っていくべきかを考えて、インスタグラムに取り組む指針を決める必要があると思います。

企業は様子見からトライアルの段階へ

Instagramの国内ユーザーは増えていく一方。この段階はユーザーの年齢層も広がっていく時期でもあります。Instagram広告も始まり、企業はこのInstagramをどう使っていくか、考えていくべき段階になってきました。まずはトライアルから。SNSは始めるとやめにくいといいますが、トライアルとして広告をはじめてみたり、ユーザーと接してみて、次の指針を考えていく、といったことを進めていってもよいのではないでしょうか?

時代の先端にいる必要は必ずしもありませんが、乗り遅れすぎては勿体ない。企業の全体戦略と照らし合わせて、色々試してみる、情報を集めてみると良いと思います。