
ウェブサイトを運営するものにとって、Internet Explorerの動作保証は大きな課題。複数のver、そして互換モードの存在により検証も一苦労です。特にHTML 5、CSS3、最新のスクリプトで組み上げたページはver.によって再現しなかったり、表示崩れが起きたり運用者をひやひやさせます。
そこで普及してきたのがIE8以降のverでレンダリングモードを指定するmeta要素の記述。このmetaの中で最新のレンダリングモードを指定するようにしておけば、互換表示モードに設定していてもmetaの記述を優先してレンダリングされるので、IE7を意識して作る必要がありません。
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge,chrome=1" />
この記述を入れると、IEで閲覧時にGoogle Chrome Frameで表示し、Google Chrome Frameがインストールされていない場合は、IEの最新レンダリングモードで表示します。仮にすべてのページを互換表示設定する設定をユーザーがしていても、互換表示にならず最新のレンダリングモードで表示されます。しかし、IE=edgeがうまく効かないことがあります。
IE=edgeが効かない場合の対処法
IE=edgeのタグを入れたのにもかかわらず、表示が崩れてしまったり、当該ページを互換表示で表示できてしまう場合、タグの挿入位置が原因になっていることが多いです。タグをhead要素の中盤や後半に入れているのであれば、文字コードの下など、上部へ移動してください。
<head> <meta charset="Shift_JIS"> <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
IE=edgeはウェブマスターにとって大切なmeta要素。metaを挿入したら本番確認して想定通り有効になっているか、確認してみてください。IE=edgeが効かない場合は、metaの位置を疑って、metaの記述が上部になければ位置を見直してみてください。
>