Lenovoは世界的に有名な大手パソコンメーカーです。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思います。そんなLenovoは個人向けのPCも幅広く展開。ラインナップは家庭で使える大画面ノートからカフェや出先で使えるモバイルノートまで。自分のニーズにはまるものがなにがしかの形である、そんなPCブランドだと思います。
今回は、そんなLenovoが展開するThinkPad X13s Gen 1について。「ThinkPad X13s Gen 1」とモデル名だけ聞くとThinkPad X13の後継モデルのように聞こえますが、ThinkPad X13とは別のライン。全く別コンセプトのPCとして読み進めていただければなと思います。
ThinkPad X13s Gen 1の特徴をレビュー|Snapdragon搭載の長時間駆動PCを徹底解説
レノボが展開するThinkPadブランドは、多様なワークスタイルに対応し、モバイルPCから、2 in 1、デスクトップの据え型までラインナップするプレミアム商品群。
そんなThinkPadの中でThinkPad X13 Gen1は、モバイル使用に特化した長時間駆動モデル。13.3型の16:10液晶によってWebページや文書は見やすく、快適タイピングも保証されています。質量も約1.06kg〜のため、モバイルノートとして完璧です。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
ThinkPad X13s Gen 1のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 11 Home/ Windows 11 Pro |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 8cx Gen 3 |
ストレージ | SSD:256GB/512GB/1TB |
メモリ | 8GB/16GB/32GB |
グラフィックチップ | CPU内蔵 |
液晶 | 13.3型 IPS 液晶 (1920×1200)/13.3型 IPS 液晶 (1920×1200)タッチパネル/13.3型 IPS 液晶 (1920×1200)ブルーライト軽減パネル |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大 約31.2時間 |
サイズ | 約298.7×206.4×13.4mm |
重さ | 約 1.06kg~ |
価格(税込) 2022年7月18日現在 |
164,109円〜 |
CPUにSnapdragon 8cx Gen 3搭載
ThinkPad X13s Gen1は、Snapdragon 8cx Gen 3搭載していています。Snapdragon 8cx Gen 3自体にはさまざまな特徴がありますが、ビジネスモバイルとして恩恵を受けるのは省電力である点で、ThinkPad X13sのスペック表ベースで最大31.2時間の長時間バッテリーを実現しています。
アスペクト比16:10のディスプレイ
ThinkPad X13s Gen1は16:10の13.3型ディスプレイを搭載しています。私もディスプレイの縦横比が16:10のPCを利用していますが、「意外と縦が長いと使いやすい」ということを実感しています。縦が長いとウェブを閲覧するときもそうですし文書を見るときも参照が楽。これはぜひ実際に確認してみてください。
私はPCにおける業務効率ってほんとうに小さいことの積み重ねだと思っています。その「小さいこと」にあたるものがThinkPad X13 Gen1に秘められていると思っていまして。その一つがこの画面には含まれていると思います。
打ちやすいキーボード
ThinkPad X13s Gen1はThinkPadの新ラインですが、ThinkPadの快適な伝統的キーボードを引き継いでいます。ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていているのでミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
入力端子類は少なめ
ThinkPadは全般的に入力端子を備えているのですが、ThinkPad X13s Gen1は入力端子が少ないです。
具体的にはUSB Type-Cが2つとそれ以外マイク/ヘッドホンジャックのみ。ThinkPadですが、この入力端子の割り切り方は、MacやSurfaceのようです。
右から見た側面

左から見た側面

フルサイズのUSBや、HDMIケーブルを接続するためには、別途USB-タイプCハブが必要です。私はAnkerのAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディア ハブを利用していますが、非常に満足しています。
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十分なバッテリー駆動時間
ThinkPad X13 Gen1は13.3型のいわゆる王道モバイルノート。検討している方のほとんどが外出先や室内で持ち運んで利用したいという方だと思います。そんなPC選びで気になるのがバッテリーの持ち時間です。ThinkPad X13s Gen1は最大31.2時間のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
※バッテリーの最大駆動時間はモデルのスペック構成によって異なります。
ThinkPad X13s Gen1おすすめ構成
ThinkPad X13s Gen1はレノボの公式直販サイトで購入できます。
モバイルPCとして十分なPC性能を求める方向け(特におすすめ)
項目 | スペック |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 8cx Gen 3 |
初期導入OS | Windows 11 Home 64bit |
Officeソフトウェア | なし |
メモリー | 8 GB LPDDR4X 4266MHz (オンボード) |
ストレージ | 256 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応 |
ディスプレイ | 13.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
内蔵カメラ | 500万画素カメラ (プライバシーシャッター付)、MiPI (マイクロホン付) |
本体カラー | ブラック |
無線LANアダプター | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® (Qualcomm WCN6855) |
WWAN | WWANなし |
指紋センサー | なし |
キーボード | バックライト付 – 日本語 |
イーサネットアダプター | イーサネットアダプターなし |
USB Type-C トラベルハブ | なし |
TPMセッティング | TPMあり (TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
NBITC_PREMIER_ASSET_TAG | プレミア・サポート・アセット・タグ |
バッテリー | 4 セル リチウムイオンポリマーバッテリー (49.5Wh) |
電源アダプター | 45W ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
標準保証 | 1 年間 引き取り修理 |
価格(2022年月5月4日現在・税込) | 164,109円 |
- マウス
- USBハブ
- Microsoft Office
- DVD/BDドライブ
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
ThinkPad X13s Gen1にはSDカードスロットがついていません。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのスロットのあるUSBハブをご利用になると良いと思います。ちなみに私はAnkerのAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディア ハブを利用していて非常に満足しています。
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この構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
ThinkPad X13s Gen1には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
WEBクーポン限定特価も
レノボ・ショッピングでは、商品詳細ページに記載されているクーポンよりも安く購入できるお得なクーポンを、以下のページに出していることがあります。こちらもご確認になってください。こちらの方が割引率が高ければ、こちらのクーポン番号をお会計の時にお使いください。
まとめ
ThinkPad X13s Gen 1はCPUにSnapdragonを採用した新しいノートPC。バッテリー駆動時間が長く、最大31.2時間で、モバイル用途が多い方には魅力的に映るのではないでしょうか?
お買い物の参考になれば幸いです。