Lenovoは世界的に有名な大手パソコンメーカー。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思いますが、個人向けのPCも幅広く展開しています。ラインナップは家庭で使える大画面ノートからカフェや出先で使えるモバイルノートまで。自分のニーズにはまるものがなにがしかの形である、そんなPCブランドだと思います。
そんなLenovoが展開するThinkPadは伝統と歴史のあるPCシリーズ。そして、その中でも人気が高いのが今回ご紹介するE15 Gen2です。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
レノボ公式 ThinkPad E15(Intel)詳しくはこちら
レノボ公式 ThinkPad E15(AMD)詳しくはこちら
ThinkPad E15 Gen2|コスパの高い15.6型ノートPCを徹底解説
ThinkPadブランドの中で、商品名がEから始まるEシリーズは、先進のデザインと機能を搭載した上で、ThinkPadらしい使いやすさと信頼性を兼ね備えた商品群です。ThinkPadブランドながら価格は比較的抑えめで購入しやすく非常に高コストパフォーマンスなシリーズとして認知されています。
そのEシリーズの15.6型モデルがThinkPad E15。Intel社製は第11世代のIntel Core CPUを搭載し、AMD社製はRyzen4000シリーズを搭載。スペックはもちろん、ThinkPadならではの使いやすさ、特にキーボードの打ちやすさがポイントです。価格も7万円台から購入でき、非常に選択しやすい機種だと思います。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
Lenovo ThinkPad E15のスペック
Intel製のCPUモデル
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home/ Pro |
CPU | Core i3-1115G4 / Core i5-1135G7 / Core i7-1165G7 |
ストレージ | 1stSSD:256GB / 512GB 2nd SSD:256GB / 512GB / 1TB 1st SSDと2nd SSDの組み合わせが可能。それぞれなしも選択可能 |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
グラフィックチップ | インテル UHD グラフィックス / インテル Iris Xeグラフィックス / NVIDIA® GeForce® MX450 2GB GDDR5 |
液晶 | 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) TN/ 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) IPS / 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) IPS 100%sRGB 300 nit / 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) IPS 45%NTSC 300 nit |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大10.7〜11.2時間 |
サイズ | 約 365x240x18.9mm |
重さ(バッテリー含む) | 約1.7kg |
価格(税込) 2022年1月1日現在 |
75,933円〜 |
AMD製のCPUモデル
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Pro |
CPU | AMD Ryzen™ 5 4300U |
ストレージ | SSD:256GB |
メモリ | 4GB / 8GB |
グラフィックチップ | AMD Radeon グラフィックス |
液晶 | 15.6″ FHD液晶 (1920 x 1080) TN |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大14.8時間 |
サイズ | 約 365 x 240 x 18.9mm |
重さ | 1.7kg |
価格(税込) 2022年1月1日現在 |
79,860円〜 |
コストパフォーマンス
ThinkPad E15のポイントは高コストパフォーマンスだということです。もともと「ThinkPadのEシリーズ」は、ThinkPadブランドでありながら購入しやすい価格帯で展開されていて人気がありますが、まさにその点を引き継いでいます。実際、上でご紹介したスペック表の通り、もっとも安い価格は75,933円(税込)です。
もちろん同スペックの15.6型ノートPCの中ではE15よりも安い価格で展開されているものもあります。ただ、E15はThinkPadシリーズならではのこだわりがちりばめられており、価格以上のメリットを感じることができます。やはりThinkPad。この価格帯からThinkPadを使うことができるのはとても嬉しいことだと思います。
第11世代のIntel Coreプロセッサーを搭載可能
ThinkPad E15は第11世代のIntel Coreプロセッサーを搭載できます。
CPUは常に進化をし続けていて、昨今はCore i3でも十分(一般的な)やりたいことはこなせると言われることも多いですが、ThinkPad E15で選択できるCore i5-1135G7とCore i7-1165G7はノートPC向けの高性能CPUで、このどちらかを選択しておけばビジネス用途でも問題なく活用できると思います。
テンキー付で打ちやすいキーボード
ThinkPad E15を購入する大きな理由になるのがキーボードです。これはThinkPadシリーズに共通して言えることですが、ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。また、E15にはテンキーがついています。テンキーが付いていると数字を打つのが非常に楽。電卓のように打ちやすく、Excelなどへの入力効率が上がります。入力作業が多い方には特におすすめです。
180度開く
ThinkPad E15は180度開いて平らに使うことができます。
これは自分の好みの位置までしっかり画面を傾けることができるというメリットはもちろんですが、複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。例えば、テーブルの上で180度開いておくと画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティングができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に、画面を共有しながら「東京 半日 旅行って検索かけて見る?」「じゃあそれで入力して見る!」という感じのやりとりがあったとしても、タブレットのようにタイプが面倒ではなく快適です。
豊富な入力端子類
ThinkPad E15は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが1つ、フルサイズのUSBポートが3つ付いています。HDMIもついています。これだけあればまず入力端子に困ることはありません。
一点注意はSDカードスロットがないということです。SDカードを利用する場合は別途USBハブを購入する必要があります。この話、注意点として挙げているので少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、Macや多くのモバイルPCはSDカードスロットを装備していませんので意外と普通のこと。ただ、利用される方のために念のため挙げさせていただきました。
十分なプライバシー配慮
ビジネスで使用するモデル選びにおいてセキュリティ配慮は大きな項目の一つです。そのセキュリティ配慮をThinkPad E15ではしっかりやり遂げています。
例えばThinkShutter※搭載モデルのみ。本体の正面についているカメラを手動でシャッターを閉じるようにふさぐことができるようになっています。カメラで自分を写したくないときだったりに閉じるのにも使えますし、気づかぬうちにカメラに映っていた、ということを防ぐために常時閉めていても良いですし、スタンスによって使い方の変えられる機能です。
その他、指紋認証も用意されており、これらを使った認証を行うことができます。
十分なバッテリー駆動時間と急速充電
ThinkPad E15は15.6型のため基本的に据え置きで使うという方が多いと思います。ただ、そんな方々でも、少し場所を変えて作業したりするのにオフィスや自宅内で移動されることもありますよね。その時に気になるのがバッテリーの持ち。E15は最大で約10.7時間〜のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
ThinkPad E15おすすめ構成
ThinkPad E15はレノボの公式直販サイトで購入できます。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、第11世代世代のCore i5搭載モデルをお勧めします。こちらは、E15の「カスタマイズ:【おすすめ】ThinkPad E15 Gen2」モデルそのものになります。※カスタムしていません。
項目 | スペック |
プロセッサー | インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー |
初期導入OS | Windows 11 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 11 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 8 GB DDR4-3200MHz (SODIMM) |
1st SSD | 256 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe |
2nd SSD | なし |
ディスプレイ | 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) IPS |
本体カラー | ブラック |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ |
イヤホン | なし |
指紋センサー | 指紋センサーなし |
キーボード | 数値キーパッド付 – 日本語 |
ワイヤレスLANアダプター | インテル®Wireless-AC 9560 2×2 & Bluetooth® |
TPMセッティング | TPMあり(TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
Absolute BIOS Selection | BIOS Absolute有効 |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (45Wh) |
電源アダプター | 65W ACアダプター (2ピン)(USB Type-C) |
標準保証 | 1 年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2021年月12月31日現在・税込) | 93,456円 |
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・USB Type-C用のアダプター
ThinkPad E15にはUSB Type-Cが搭載されています。機能の特徴の部分でも説明しましたが、ThinkPad 15にはSDカードスロットがありませんので、SDカードをご利用でしたらUSB Type-C用のアダプターを購入することをおすすめします。なお、Amazonなどでも多数販売されていますので、そちらで購入されても良いと思います。私はAmazonで以下のUSBハブを購入しました。
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。必要に応じて購入が必要です。
・DVD/BDドライブ
E15には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
性能は必要十分でOK。インターネットやオフィスの基本作業向け
ThinkPad E15を使う用途がWebサイトの閲覧やメール、SNSの閲覧などで、WordやExcelも基本的な作業ばかりということでしたらCore i3の低価格構成のスタンダードパッケージで十分だと思います。一方で、動画の編集やExcelでマクロを組んだりするような作業をされるのでしたら、少なくとも第11世代のCore i5以上の構成をお選びいただければと思います。
以下の構成は、Core i3の「カスタマイズ:ThinkPad E15 Gen2:スタンダード」の、ディスプレイをIPSディスプレイに選択を変えたものです。最低限のスペックに抑えてありますが、長時間の使用も考えてディスプレイを目が疲れにくいIPSディスプレイに変えています。
項目 | スペック |
プロセッサー | インテル® Core™ i3-1115G4 プロセッサー |
初期導入OS | Windows 11 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 11 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 4 GB DDR4-3200MHz (SODIMM) |
1st SSD | 256 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe |
2nd SSD | なし |
ディスプレイ | 15.6型 FHD液晶 (1920 x 1080) IPS |
本体カラー | ブラック |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ (マイクロホン付) |
イヤホン | なし |
指紋センサー | 指紋センサーなし (ブラック) |
キーボード | 数値キーパッド付 – 日本語 |
ワイヤレスLANアダプター | インテル®Wireless-AC 9560 2×2 & Bluetooth® |
TPMセッティング | TPMあり(TCG V2.0準拠,ハードウェアチップ搭載) |
Absolute BIOS Selection | BIOS Absolute有効 |
バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (45Wh) |
電源アダプター | 65W ACアダプター (2ピン)(USB Type-C) |
標準保証 | 1 年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2021年月12月31日現在・税込) | 76,582 円 |
今回のモデルは日常でウェブ閲覧等に使うなら十分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか?
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・USB Type-C用のアダプター
ThinkPad E15にはUSB Type-Cが搭載されています。機能の特徴の部分でも説明しましたが、ThinkPad E15ƒにはSDカードスロットがありませんので、SDカードをご利用でしたらUSB Type-C用のアダプターを購入することをおすすめします。なお、Amazonなどでも多数販売されていますので、そちらで購入されても良いと思います。私はAmazonで以下のUSBハブを購入しました。
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
E15には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
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レノボ・ショッピングでは、商品詳細ページに記載されているクーポンよりも安く購入できるお得なクーポンを、以下のページに出していることがあります。こちらもご確認になってください。こちらの方が割引率が高ければ、こちらのクーポン番号をお会計の時にお使いください。
まとめ
ThinkPad E15はThinkPadシリーズのなかでEシリーズらしい、高いコストパフォーマンスを誇る15.6型のモバイルも可能なノートパソコンです。
ThinkPad E15の一番のポイントは使いやすいこと。人間工学に基づいて作られた伝統のキーボードは本当に打ちやすいと思います。テンキーも付いていますし、数字を多く入力される方に特におすすめです。
この記事ではいくつかおすすめをご紹介しましたが、パフォーマンスパッケージで構成したモデルはまさに万能マシン。これをご購入いただけばストレスなく大抵のことはこなせると思います。スタンダードパッケージは、PCをライトに使う人のモデルです。利用用途に合わせて、ここから選んでいただいたり、これを軸にカスタマイズしていただければと思います。
お買い物の参考になれば幸いです。