DELLは多くの方がご存知の世界的大手のPCブランドです。日本では、企業向けパソコンとしての認知度が高く、「会社で使っているPCはDELL製です」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなDELLについて。
2017年6月9日にDELL社の新商品発表会に参加しまして、DELLの新商品「Inspiron 24 5000 フレームレスデスクトップ」の概要を聞き、操作、体験してきましたのでデル Inspiron 24 5000のレビューをしたいと思います。
Dell公式 New Inspiron 24 5000 詳細はこちら
Inspiron 24 5000 フレームレスデスクトップ
Inspiron 24 5000 フレームレスデスクトップは、2017年6月9日に発表、発売された23.8インチの一体型のデスクトップです。一言で言うと「狭フレームで動画閲覧に適したスマートなデスクトップ」。ビデオ・動画視聴をするユーザーに向けたこだわりのあるモデルになっています。
これからは、その特徴を紹介していきます。
23.8インチのフレームレスディスプレイ

デル Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップは、23.8インチのフレームレスFHD(フルハイビジョン)ディスプレイを搭載しています。
まず、23.8インチは机に置くとちょうどいいサイズ感。もちろん27インチの方が大画面で迫力もあり作業効率は上がりますが、実際に机に置くとなった時に現実的なサイズとして23.8インチを選ぶ方は多いです。
また、薄いフレームであることで、画面に非常に集中しやすくなっています。最近は有機ELテレビが各社から発売されていますが、あれらも薄いフレームで、映像に没入しやすい作りになっています。Inspiron 24 5000も同様で、映像コンテンツに没頭できる、そんな感覚を覚えます。
なお、今回のモデルはタッチパネルも選択可能です。タッチパネルがあると、目的の場所にタッチでたどり着けるので、ストレスなく、より直感的に操作ができます。
もともとWindows10は、タッチ操作も想定されて作られた標準OS。Windows10を十分に使いこなしたいと思われるようでしたら、タッチパネル付きをオススメします。
タッチパネルつきのモデルについては、ディスプレイを上方向に向けられるスタンドを採用しています。タブレットをスタンドを使って斜めにして利用しているような感覚で操作でき、タッチ操作の自由度が広いです。
スマートなデザイン
デル Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップは狭フレームであり、一体型で非常にスマートです。
横から見ると、以下のような感じ。

液晶画面の向きも変更できます。

電源ボタンの場所、背面のコードの出方などについてもできる限りユーザーの視野に入らないように設計されていて、「画面への没入」を意識した機能美を持った筐体だと思います。
動画の視聴を優先するSmartByteテクノロジー
Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップは、映像をストリーミングで見る視聴スタイルを尊重した機能を搭載しています。
SmartByteテクノロジーというもので、他のネットワークの接続よりも、ビデオのストリーミングを優先させる機能です。このSmartByteテクノロジーによって、よりスムースなストリーミングが可能になっています。
Windows Helloの生体認証ログインに対応
デル Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップには、DELLロゴの下にWebカメラが2基搭載されています。Windows Helloにも対応し、生体認証ログイン(顔認証)が可能です。
はじめて見たときは「このカメラ位置で大丈夫かな?」と疑問に思いましたが、よくよく見て見ると、このカメラはすごく上向きに傾いてついています。

実際に、発表会でアテンドしてくださったスタッフの方に聞きましたが、特に顔を近づける必要なく、自然体で顔の認識までOKとのこと。当たり前といえば当たり前ですが、安心ですね。しっかり実用性が担保されています。
充実した入力端子
一体型デスクトップを購入する上で気になる点の一つに入力端子の数があると思いますが、デル Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップは入力端子が充実しています。
具体的には、背面にUSB Type-C×1、USB×3、USB 2.0×2、HDMI出力、HDMI入力、有線LAN、オーディオライン出力などを搭載。側面にUSB×3、3-in-1 SD カードスロット、ヘッドホン/マイク端子を搭載しています。
デル Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップにはHDMI入力がついているので、モニターとしても活用が可能です。例えば、会社のPCを持ち帰ってきて、HDMIケーブルでInspiron 24 5000フレームレスデスクトップに接続すれば、デスクトップスタイルで作業が可能になります。
では、背面に端子が多数ついている今回のモデルですが、実際に正面から端子をさすのは現実的でしょうか?
試しにモニターの下から手を回してみましたが、利き手側であれば、感覚でUSBなどの抜き差しができるように思いました。一方で利き手でない方は難しめ。利き手でない側は、マウスの受信機やその他常駐的に繋いでおくものに使っていただくのが良いと思います。

ここまでで、端子は背面にしかないように聞こえてしまったかもしれませんが、実はこのモデル、側面にもUSB端子、SDカードスロットがついています。

私は以前iMacの27inchを利用していたのですが、端子類、SDカードスロットが背面しかなく、いつも面倒だな、と思っていました。今回のInspiron 24 5000フレームレスデスクトップは側面についていて、「普段はここで拡張を担保できる。ここはDELLさん考えたな」と思った点でした。
入力端子系、インターフェースはとてもいい感じだと思います。
拡張性
一体型デスクトップだと拡張性に難がある印象をお持ちの方が多いと思いますが、Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップは拡張性があります。背面カバーを外してHDD/SSDの換装や、メモリの挿し替えも可能です。
背面カバーは比較的簡単に外すことができます。背面にある2つのネジを外して、あとは取るだけで、あとはお好みの場所をいじっていただければ大丈夫です。
以下の写真のネジの部分になります。ここを外せばカバーの取り外しができるようになります。


キーボードとマウス
キーボードとマウスはそれぞれワイヤレスです。ワイヤレスのため非常に卓上がすっきりした印象を与えます。打ち心地だったり、マウスのさわり心地、操作感は、一般的な付属品レベルだと思います。今ご使用のキーボード、マウスがお気に入りであれば、使い続けても良いと思います。
それでは、以下で使用用途に合わせたおすすめのスペックをご紹介していきます。
Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップのおすすめ構成
Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップをご購入になる上で、おすすめの構成をこちらでご紹介します。
クリエイティブな作業向けにおすすめのプラチナ構成
クリエイティブな作業向けにおすすめなのはプラチナ構成です。AMD Bristol Ridge A12-9800E (35W)を搭載し、メモリも16GBで、複数の作業を快適にこなすことができます。またタッチパネルの液晶なので、タッチパネルならではのクリエイティブな環境が整います。
スペック | 選択項目 |
プロセッサー | AMD Bristol Ridge A12-9800E (35W) |
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
オフィス プロダクト キー | Microsoft® Office メディアキットなし |
Officeソフトの有無 | Microsoft® Office ソフトウェア なし |
セキュリティソフトウェア | マカフィー® リブセーフ (12ヶ月間更新サービス) |
写真 と Video Editing | なし |
モニタ | 23.8-インチ FHD (1920 x 1080) アンチ-グレア Narrow Border AIT Infinity タッチ ディスプレイ with Wide Viewing An |
メモリ | 16GB DDR4 at 2400MHz (2x8GB) |
ハードドライブ | デュアル ドライブ 128GB ソリッド ステート ドライブ+ 1TB 5400 rpm ハードドライブ 付き |
ビデオカード | AMD Radeon™ RX560 4GB GDDR5 |
光学ドライブ | 光学 ドライブ なし |
安心サポート | 1年間 引き取り修理サービス |
アクシデンタルダメージサービス | なし |
ポート | 側面 |
1 USB 3.1 Type-A、 3-in-1 SD カードスロット | |
1 ヘッドホン / マイク | |
背面 | |
2 USB 2.0 | |
3 USB 3.1 Type-A | |
1 USB 3.1 Type-C | |
1 RJ-45 | |
1 オーディオライン出力 | |
1 DC 電源 | |
1 HDMI 入力 | |
1 HDMI 出力 | |
シャーシ | カラーオプション ホワイト |
寸法 | 高さ: 412.9 mm | 幅: 539.8 mm | 奥行き: 53 mm (177.5~233.9 mm スタンドを含む) | 最小重量: 7.35 kg~(スタンドを含む) |
ワイヤレス | Qualcomm DW1820 2×2 802.11ac Wi-Fi ワイヤレス LAN と Bluetooth 4.1 |
キーボード | Dell KM636 ワイヤレス キーボード と マウス (日本語), ホワイト |
マウス | デル ワイヤレスマウス キーボードを含め |
通信 | 802.11ac + Bluetooth 4.1、デュアルバンド2.4 GHzおよび5 GHz、1×1および2×2 M.2 |
バッテリおよび電源オプション | UMA構成の130ワットACアダプタ DISCRETE構成の180ワットACアダプタ |
価格 | 134,980円(クーポン適用後 2017年6月10日現在) |
この構成を購入するにあたり、追加購入などを検討できるものは以下の通りです。
・Microsoft Office
今回おすすめした構成にはMicrosoft Officeは付属されていません。ご自宅でWordやExcel、PowerPointなど、Microsoft Officeをご利用になるようでしたら、Officeもご購入いただければと思います。
・光学ドライブ
今回のモデルには光学ドライブがついていません。動画などの視聴にブルーレイディスクをご利用になりたい場合、別途ブルーレイディスクドライブを購入する必要があります。
・HDMIケーブル
今回のモデルには、HDMIの入力がついています。HDMIで接続すれば、外部モニターとしても利用可能です。社用のPCと本体を繋げば、社用のPCもデスクトップスタイルで作業ができ、27inchの画面で効率的に作業ができます。そんな使い方をされたい方は、別途Amazonや家電量販店でHDMIケーブルをご購入していただければと思います。
・マウス・キーボード
今回のモデルに付属のマウスは、一般的な付属品レベルのマウスです。特別な機能などはついていませんので、より効率を求めたり、より使い心地を求められるのであれば、別売でご自身にあうものを探していただくことをおすすめします。
映画や基本的な作業をしたい方向けはプレミアム構成
Inspiron 24 5000フレームレスデスクトップのプレミアム構成は、映画をご覧になったり、業務用途でExcel作業をされるような使い方でしたらこちらの構成で十分。ずっと動画処理を続けられるであったり、AdobeのCreative系ソフトを頻繁にお使いになるようでしたら、プラチナ構成をご検討になってください。
スペック | 選択項目 |
プロセッサー | AMD Bristol Ridge A10-9700E (35W) |
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
オフィス プロダクト キー | Microsoft® Office メディアキットなし |
Officeソフトの有無 | Microsoft® Office ソフトウェア なし |
セキュリティソフトウェア | マカフィー® リブセーフ (12ヶ月間更新サービス) |
写真 と Video Editing | なし |
モニタ | 23.8-インチ FHD (1920 x 1080) アンチ-グレア Narrow Border Infinity 非-タッチ ディスプレイ with Wide Viewing An |
メモリ | 8GB DDR4 2400MHz |
ハードドライブ | 1TB 7200RPM SATA 6Gb/s |
ビデオカード | AMD 内蔵 グラフィックス |
光学ドライブ | 光学 ドライブ なし |
安心サポート | 1年間 引き取り修理サービス |
アクシデンタルダメージサービス | なし |
ポート | 側面 |
1 USB 3.1 Type-A、 3-in-1 SD カードスロット | |
1 ヘッドホン / マイク | |
背面 | |
2 USB 2.0 | |
3 USB 3.1 Type-A | |
1 USB 3.1 Type-C | |
1 RJ-45 | |
1 オーディオライン出力 | |
1 DC 電源 | |
1 HDMI 入力 | |
1 HDMI 出力 | |
シャーシ | カラーオプション ホワイト |
寸法 | 高さ: 412.9 mm | 幅: 539.8 mm | 奥行き: 53 mm (177.5~233.9 mm スタンドを含む) | 最小重量: 7.35 kg~(スタンドを含む) |
ワイヤレス | Qualcomm DW1820 2×2 802.11ac Wi-Fi ワイヤレス LAN と Bluetooth 4.1 |
キーボード | Dell KM636 ワイヤレス キーボード と マウス (日本語), ホワイト |
マウス | デル ワイヤレスマウス キーボードを含め |
通信 | 802.11ac + Bluetooth 4.1、デュアルバンド2.4 GHzおよび5 GHz、1×1および2×2 M.2 |
バッテリおよび電源オプション | UMA構成の130ワットACアダプタ DISCRETE構成の180ワットACアダプタ |
価格 | 99,980円(クーポン適用後 2017年6月10日現在) |
この構成を購入するにあたり、追加購入などを検討できるものは以下の通りです。
・Microsoft Office
今回おすすめした構成にはMicrosoft Officeは付属されていません。ご自宅でWordやExcel、PowerPointなど、Microsoft Officeをご利用になるようでしたら、Officeもご購入いただければと思います。
・光学ドライブ
今回のモデルには光学ドライブがついていません。動画などの視聴にブルーレイディスクをご利用になりたい場合、別途ブルーレイディスクドライブを購入する必要があります。
・HDMIケーブル
今回のモデルには、HDMIの入力がついています。HDMIで接続すれば、外部モニターとしても利用可能です。社用のPCと本体を繋げば、社用のPCもデスクトップスタイルで作業ができ、27inchの画面で効率的に作業ができます。そんな使い方をされたい方は、別途Amazonや家電量販店でHDMIケーブルをご購入していただければと思います。
・マウス・キーボード
今回のモデルに付属のマウスは、一般的な付属品レベルのマウスです。特別な機能などはついていませんので、より効率を求めたり、より使い心地を求められるのであれば、別売でご自身にあうものを探していただくことをおすすめします。