デル Inspiron 27 7000｜フレームレスPCを徹底解説・レビュー

DELLはご存知の方も多い世界的に大手のPCブランドです。国内では企業向けの認知が高く「会社で使っているPCはDELL製です」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、そんなDELLについて。

2017年6月9日にDELL社の新商品発表会に参加しまして、DELLの新商品「DELL Inspiron 27 7000」の概要を伺い、合わせて操作、体験してきましたのでそちらをご紹介したいと思います。なかなか素敵なモデルに仕上がっていますよ。

Dell公式 New Inspiron27 7000詳細はこちら

Inspiron 27 7000 フレームレスデスクトップ

Inspiron 27 7000 フレームレスデスクトップは、2017年6月9日に発表、発売された新しい27インチの一体型のデスクトップです。一言でいうと「狭フレームでパワフルな一体型パソコン」といった形。そのデザインとパフォーマンスで、様々なアワードを受賞しています（例：Computex taipei 2017）。

これからは、その特徴を紹介していきます。

CPU

今回のInspiron 27 7000をDELL社が紹介するにあたってポイントだったのが、CPU AMD Ryzenの採用です。

AMDが4年かけて作り上げたCPU

CPUについて語りますと、RydenはAMD社が「ハイパフォーマンスでイノベーティブなプロダクトをつくろう」と、まっさらな状態から4年間、2百万人時の工数をかけて作り上げたプロダクト。AMD社の氏も、このRydenのパフォーマンスをきっかけにPCのアップグレードをしてほしいというくらいのCPUです。

ESPORTSに最適

例えば、最近ではESPORTSの分野が人気になっていますが、Ryzen7は、ゲームをしながら同時にストリーミングをするといった能力に長けています。ゲームプレイとストリーミングを行う場合において、Core i7 7700Kではストリーミングのフレーム落ちが18%あったのに対し、Ryzen7 1700はフレーム落ち無しであったとの比較も発表会の時にありました。

クリエイティブ側面でもハイパフォーマンス

また、Ryden7のパフォーマンスはゲーマーだけでなくクリエイティブな作業にももちろん有用で、複数のアプリケーション使用時パフォーマンスのCore i7 7700Kとの比較においては、Ryzen7の方がパフォーマンスが良かったとの報告が発表会時にありました。

CPUは国内においてIntelの認知が高く、「Intelの方がいい！」というこだわりを持つ方もいらっしゃいますが、パフォーマンス面で非常に優れたものをInspiron 27 7000は搭載していることをご理解いただけたのではないかと思います。

GPU

上記でお話ししたCPU AMD Ryzenの採用と合わせてポイントだったのがGPU AMD Radeon RX500シリーズの採用です。7月に発売予定の最上位の構成で採用されているRadeon RX580はVR Readyです。

27インチのフレームレス4K UHDディスプレイ

Inspiron 27 7000は、27インチのフレームレス4Kディスプレイを搭載しています。まず、大きさという面で27インチは非常におすすめ。映像を見るという側面では迫力がありますし、作業をするという面では、複数ウィンドウを開いた作業は非常に効率が上がります。

合わせて薄いフレームであることで、画面に非常に集中しやすくなっています。最近は有機ELテレビが各社から発売されていますが、あれらも薄いフレームで、映像に没入しやすい作りになっています。Inspiron 27 7000も同様で映像コンテンツに没頭できる、そんな感覚を覚えます。

実際に親指を当てて見ると以下のような感じです。非常に薄くてスマートです。

スマートなデザイン

Inspiron 27 7000は狭フレームであり、一体型で非常にスマートです。

横から見ると、以下のような感じ。非常にスマートです。

モニターは傾きの調整が可能です。上下には動きません。

背面もすっきりしています。デザイン上ツートンカラーになっていて、締まりがあります。コードも背面真ん中から出ているので、見た目上も邪魔になりません。

電源ボタンは画面の右下についています。電源ボタンを押す場所も、ユーザーの視聴体験を邪魔しないように考え抜いたとのことです。

Windows Helloの生体認証ログインに対応

Inspiron 27 7000には、DELLロゴの下にWebカメラが2基搭載されています。Windows Helloにも対応し、生体認証ログイン（顔認証）が可能です。

はじめて見たときは「このカメラ位置で大丈夫かな？」と疑問に思いましたが、よくよく見て見ると、このカメラはすごく上向きに傾いてついています。

実際に、発表会でアテンドしてくださったスタッフの方に聞きましたが、特に顔を近づける必要なく、自然体で顔の認識までOKとのこと。当たり前といえば当たり前ですが、安心ですね。しっかり実用性が担保されています。

充実した入力端子

一体型デスクトップを購入する上で気になる点の一つに入力端子の数があると思いますが、New Inspiron 27 7000は入力端子が充実しています。

具体的には、背面にUSB Type-C×1、USB×3、USB 2.0×2、HDMI出力、HDMI入力、有線LAN、オーディオライン出力などを搭載。側面にUSB×3、3-in-1 SD カードスロット、ヘッドホン/マイク端子を搭載しています。

背面は、以下のような感じです。New Inspiron 27 7000にはHDMI入力がついているので、モニターとしても活用が可能です。例えば、会社のPCを持ち帰ってきて、HDMIケーブルでInspiron 27 7000に接続すれば、デスクトップスタイルで作業が可能になります。

では、背面に端子がついているInspiron 27 7000ですが、実際に正面から端子をさすのは現実的でしょうか？試しにモニターの下から手を回して見ましたが、利き手側であれば、感覚でUSBなどの抜き差しができるように思いました。一方で利き手でない方は難しめ。利き手でない側は、マウスの受信機やその他常駐的に繋いでおくものに使っていただくのが良いと思います。

なお、Inspiron 27 7000には、側面にUSB端子とSDカードスロットがついています。通常の抜き挿しは、こちらで行えるかと思います。

私は以前iMacの27inchを利用していたのですが、端子類、SDカードスロットが背面しかなく、いつも面倒だな、と思っていました。今回のInspiron 27 7000は側面についていて、「ここはDELLさん考えたな」と思った点でした。

入力端子系、インターフェースはとてもいい感じだと思います。

拡張性

一体型デスクトップだと拡張性に難がある印象をお持ちの方が多いと思いますが、Inspiron 27 7000は拡張性があります。背面カバーを外してHDD/SSDの換装や、メモリの挿し替えも可能です。

背面カバーは比較的簡単に外すことができます。背面にある2つのネジを外して、あとは取るだけで、あとはお好みの場所をいじっていただければ大丈夫です。

以下の写真のネジの部分になります。ここを外せばカバーの取り外しができるようになります。※写真はInspiron 24 5000

キーボードとマウス

キーボードとマウスはそれぞれワイヤレスです。ワイヤレスのため非常に卓上がすっきりした印象を与えます。打ち心地だったり、マウスのさわり心地、操作感は、一般的な付属品レベルだと思います。今ご使用のキーボード、マウスがお気に入りであれば、使い続けても良いと思います。

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それでは、以下で使用用途に合わせたおすすめのスペックをご紹介していきます。

Inspiron 27 7000のおすすめ構成

Inspiron 27 7000をご購入になる上で、おすすめの構成をこちらでご紹介します。

ゲーム向け、クリエイティブな作業向けにおすすめのプラチナ構成

ゲームやクリエイティブな作業向けにおすすめなのはプラチナ構成です。AMD Ryzen™ 7 1700 プロセッサーで8コア搭載。画面も4K UHD解像度で精細感があります。

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27inchで映画や基本的な作業をしたい方向けはプレミアム構成

Inspiron 27 7000のプレミアム構成は、Ryzen5プロセッサーで6コアを搭載しています。このCPUも十分高性能で、27inchのエンターテイメントマシンとして、映画をご覧になったり、業務用途でExcel作業をされるような使い方であればプレミアム構成で大丈夫です。プレミアム構成は27inchマシンとしてはかなり手頃。値ごろ感がとてもあると思います。

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