世界的に認知度の高い大手PCメーカーであるレノボ。レノボが展開するThinkPadシリーズは、幅広い層から支持されているPCブランドです。持ち運び向けのモバイルパソコンから自宅用の据え置き型まで、幅広く取り扱っています。
そんなThinkPadの中で実用性に特化したモバイル用途のPCが今回ご紹介するThinkPad T480です。ここでは詳しく説明していきます。
ThinkPad T480|実用性の高さがウリの14.0型を徹底解説
レノボが展開するThinkPadブランドの中でT480sは軽量で薄型設計。場所を選ばず利用できるよう開発されたモデルです。セキュリティ機能も強化されているためあらゆる場所でセキュアな作業環境を実現します。
ThinkPad T480のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home 64bit/ Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Core i5-7200U/ Core i5-7300U/Core i5-8250U/ Core i5-8350U/ Core i7-8550U/Core i7-8650U |
ストレージ | HDD:500GB/ 1TB SSD:128GB/ 256GB/ 512GB/ 1TB ※デュアルストレージ可能 |
メモリ | 4GB/ 8GB/ 16GB/ 32GB |
グラフィックチップ | インテル UHD グラフィックス 620/ NVIDIA GeForce MX150 (2GB, GDDR5) |
液晶 | 14.0型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 250nit) 光沢なし/ 14.0型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 250nit) マルチタッチパネル(10点)/ 14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS 300nit) |
光学ドライブ | なし |
サイズ | 約 336.6×232.5×19.95mm |
重さ | 約 1.65kg |
T480は、モバイル用途のPCとしてはそこまで軽くありませんが、コストバランスも良いですし、長時間バッテリーも持つため、オフィスなどの室内での移動が多い方におすすめの一台です。もちろんこれくらいの重さも全然大丈夫!という方でしたらモバイルメインとしても全然使っていただけます。
スペック上のポイントはカスタマイズの幅が広いことです。メモリーの幅も他のThinkPadよりも多いですし、グラフィックスもNVIDIA GeForce MX150を選ぶことができます。このような点で、ご自身にあった「ちょうどいいThinkPad」を組み上げられるのがT480の魅力であると言えます。
ここからはポイントを一つづつ説明していきます。
CPUに第8世代のIntel Coreプロセッサーを搭載
ThinkPad T480は第8世代のIntel Coreプロセッサー(Core i5-8250U/ Core i5-8350U/ Core i7-8550U/ Core i7-8650U)を搭載できます。
第8世代のIntel Coreプロセッサーがどれだけ優秀なものに仕上がっているというと、第8世代のIntel Core プロセッサーは、全てがクアッドコア(8スレッド対応)で、前世代の対応する第7世代のチップよりも最大で40%高速になっています。以前は動画編集や画像編集やるならCore i7一択と言われていましたが、この性能向上によりCore i5でも多くの作業を快適にこなせるレベルまできています。
180度開く
最近のThinkPadはどのモデルも180度開くようになっていますが、ThinkPad T480も筐体が180度開きます。これは複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。テーブルの上でThinkPad T480を180度開くと画面をみんなが覗き込むような形で共有できます。共有しながらタイピングもできるので、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティング、共同作業ができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に活用できます。例えば、画面を共有しながら「今度ニューヨーク行きたいね!」「見どころどこだろう?」「じゃあ、今検索してみるね?」と、検索結果をみんなで覗き込みながらできて便利です。入力もタブレットと異なりキーボードがあるので快適です。
ThinkShutterでセキュリティ強化
ThinkPad T480には内蔵カメラカバーを選択できます。このカバーをスライドさせると内蔵のウェブカメラを覆うことができて、プライバシーやセキュリティを守ることができます。この記事をご覧になっている方の中には、PCのウェブカメラ部を付箋で覆っている方もいらっしゃると思います。そのようなことをしなくても良いのが今回の仕様です。
打ちやすいキーボード
ThinkPad T480を購入する大きな理由になるのがキーボードです。これはThinkPadシリーズに共通して言えることですが、ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
豊富な入力端子
ThinkPad T480は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが2つ、フルサイズのUSB3.0ポートが2つ付いています。HDMIやSDカードスロットもついています。これだけモバイルPCで拡張性が高いのは珍しく、かなり重宝するのではないでしょうか?
向かって左側の端子類は以下の通りです。

向かって右側は以下の通りです。

ThinkPad T480おすすめ構成
ThinkPad T480はレノボの公式直販サイトで購入できます。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、第8世代世代のCore i5に8GBのメモリーを積んだ当モデルをお勧めします。こちらは、レノボ・ショッピングで販売されているパフォーマンスパッケージです。
項目 | スペック |
プロセッサー | インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz, 6MB) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 250nit) 光沢なし |
メモリー | 8GB(4+4) DDR4 2400MHz SODIMM |
Graphic Card | 内蔵グラフィックス |
本体カラー | ブラック |
Top Cover Material | 標準PPS (PPSUポリ) カバー |
カメラ | カメラ(HD 720p対応)あり、マイクロフォンあり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト付) |
Near Field Communication | NFCなし |
指紋センサー | 指紋センサーあり |
Security Chip | TPMあり |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
ハード·ディスク·ドライブ | 128GB ソリッドステートドライブ SATA |
Second Hard Drive | なし |
カード・スロット | スマートカードリーダーなし |
フロント・バッテリー | なし |
リア・バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 背面 |
電源 | 45W ACアダプター(USB Type-C) |
ワイヤレス | インテル®Dual Band Wireless AC(2×2) 8265、Bluetoothバージョン4.1、vPro対応 |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格(2018年2月10日現在・税込) | 129,686円 |
・Microsoft Office
この構成にはMicrosoft Officeは含まれていません。必要な場合はMicrosoft Office Home and Business 2016 やMicrosoft Office Personal 2016選択いただくか、Office365を別途ご用意ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・DVD/BDドライブ
ThinkPad T480には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
さらなる快適さを求める方へ
ThinkPad T480をメインマシンに使う方は多いと思いますが、かなりハードに使っていこうとされる方は、Core i5よりも上位モデルであるCore i7モデルでさらなる快適さを求めていただければと思います。日々多くのデータを扱う方や主に動画などの制作業務を日常的にされる方に。レノボ・ショッピングで販売されているプレミアムパッケージです。
項目 | スペック |
プロセッサー | インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz, 8MB) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
ディスプレイ | 14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS 300nit) |
メモリー | 16GB(8+8) DDR4 2400MHz SODIMM |
Graphic Card | NVIDIA GeForce MX150 (2GB, GDDR5) |
本体カラー | ブラック |
Top Cover Material | 標準PPS (PPSUポリ) カバー |
カメラ | 720pカメラ&IRカメラ付、マイクロフォンあり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト付) |
Near Field Communication | NFCなし |
指紋センサー | 指紋センサーあり |
Security Chip | TPMあり |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
ハード·ディスク·ドライブ | 256GBソリッドステートドライブ PCIe M.2 (OPAL対応 ) |
Second Hard Drive | なし |
カード・スロット | スマートカードリーダーなし |
フロント・バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 前面 |
リア・バッテリー | 3セル リチウムイオンバッテリー (24Wh) 背面 |
電源 | 65W ACアダプター(USB Type-C) |
ワイヤレス | インテル®Dual Band Wireless AC(2×2) 8265、Bluetoothバージョン4.1、vPro対応 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX150 (2GB) |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格(2018年2月10日現在・税込) | 189,346円 |
・メモリー
この構成はメモリーを16GBにしています。T480で複数の大きなデータを扱ったり、編集作業だったりを複数走らせる方はメモリーを用途に合わせて拡張していただくと良いと思います。
・Microsoft Office
この構成にはMicrosoft Officeは含まれていません。必要な場合はMicrosoft Office Home and Business 2016 やMicrosoft Office Personal 2016選択いただくか、Office365を別途ご用意ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・DVD/BDドライブ
ThinkPad T480には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
Lenovo公式サイトで購入時はクーポン番号を入力して価格を確認
Lenovoの公式サイトの価格は、カートでクーポン番号を入力することでキャンペーン価格になります。クーポン番号を入力する必要があるので、クーポン番号はあらかじめコピーしておいてください。クーポン番号は公式サイトで確認できます。
以下の赤枠の部分にクーポンコードはありますので、ご確認ください。

WEBクーポン限定特価も
レノボ・ショッピングでは、商品詳細ページに記載されているクーポンよりも安く購入できるお得なクーポンを、以下のページに出していることがあります。こちらもご確認になってください。こちらの方が割引率が高ければ、こちらのクーポン番号をお会計の時にお使いください。
まとめ
ThinkPad T480は、モバイル用途のPCではあるものの、少し質量があるため室内用途などのPCに向いているように思います。室内で使うとなると重視したくなるのがスペック。できる限り効率よく作業したいですから、T480は第7世代のCore i5から選択できますが、第8世代のCore i5、具体的にはCore i5-8250Uあたりを選んでいきたいところです。そうすれば快適に色々な作業をこなすことができるようになると思います。