HPは世界的大手のパソコンメーカー。国内では企業向けPCのシェアが高く、会社勤めの方には馴染みが深いと思います。
さて、今回はそんなHPから発売されているポケットサイズのスマホ向けフォトプリンターSprocketを紹介します。軽量・Bluetooth接続で非常に使いやすいモデルになっていますよ。
HP公式 Sprocket プリンターの詳細はこちらHP Sprocket|ポケットサイズのスマホ用プリンター
HPのSprocketはポケットサイズのスマホ専用フォトプリンターです。超小型で軽量、いつでも持ち運んでBluetooth経由で印刷ができる手軽さが魅力です。
さて、まずはポイントだけおさえていきましょう。HP Sprocketのポイントは以下の三つになります。
- 小型で軽量。バックに入れて持ち運べる
- Bluetooth経由でケーブル不要
- アプリで手軽に加工ができて楽しい
ここからは、HP Sprocketの詳細を説明していきたいと思います。これはなかなかいいね!と思えるポイントがたくさんありますよ。
外観
まずはSprocketの特徴の一つでもある外観から紹介したいと思います。数枚写真を撮っていますので写真と合わせて紹介させていただこうと思います。
- 上から俯瞰
上から俯瞰するとこんな感じ。非常にシンプルなデザインで、外見だけ見ているとグレーのシンプルなデザインの外付けポータブルハードディスクに見えます。
- サイズ感の確認
プリンター単体だとサイズ感を掴みにくいと思うので手で持ってみました。これでサイズ感掴めますでしょうか?非常にコンパクトなのをわかっていただけると思います。サイズは80×118×22mmのポケットに入る程度の大きさで、バッグに入れても持ち運んでもかさばりません。
- 裏面
裏面はシンプルに何もプリントされていません。最近思いますが、見えないところはこれくらい潔くて良いと思います。
- 側面
側面は特にコメントありません。
- 正面
正面は現在のプリンターの状態を示すライトがついていて起動しているか一目でわかります。
- 後ろ面
後ろ面にはマイクロUSB端子と電源ボタンがついています。
プリント用紙
HP Sprocketでプリントできるサイズは5cm × 7.6cmとコンパクトなもの。
また、背面がフォトシールになっていてプリントしたものを好みの場所に貼ったり、フォトブック作りに利用したりできます。
インクの交換不要
HP Sprocketのプリント用紙には熱転写テクノロジーを使っているためインク交換は必要ありません。
スマホからBluetooth接続
HP SprocketはBluetooth接続で、スリープモードからでも簡単に印刷できます。また、最大3名まで同時に接続してプリントすることができます。具体的なイメージは、後のパートで使い方を含めてご紹介しますのでそちらを参照いただければと思います。
スマホからアプリを使ってプリント操作
この記事のタイトルにもある通りHP Sprocketはスマホからの操作を前提につくられたモデルになっています。ここからはどのようにプリントしていくか、操作と合わせて紹介していきます。
使い方の全体の流れ
HP Sprocketは以下の流れで利用します。
- 専用のアプリをダウンロード
- ライブラリからお気に入りの写真を選ぶ
- スタンプやフィルターで加工
- プリント用紙をセット
- BluetoothでSprocketに転送・印刷
ここから順を追って説明していきます。
専用のアプリをダウンロード・インストールする
HP Sprocketには専用アプリの「HP Sprocket」があり、このアプリを使って操作していきます。ですのでApp Store/Google Playでダウンロードしインストールします。
アプリの初期設定をする
アプリを入れた後はアプリの初期設定があり、Bluetoothno設定やカメラの設定などが行われます。これはどのアプリを使う上でも通るもの。特に特殊なものはありません。
ライブラリからお気に入りの写真を選ぶ
印刷したい写真をライブラリから選びます。
必要に応じて加工
印刷したい写真を選ぶと、以下のような画面になりますが、編集をしたい場合は右上の鉛筆マークをタップして加工できます。
この加工できる部分がこのアプリの楽しいところ。以下に2019年4月現在で加工できる内容を紹介します。
- 編集メニューは下に
- 左から二番目のアイコンをタップすれば、明るさやコントラストを変えることができます。
- 左から三番目のアイコンを押せばプリセットで決まったフィルタをかけることができます。
- 左から四つ目のアイコンをタップすれば写真にデコレーションすることができます。
- 左から五つ目のアイコンをタップすれば写真に好みの枠をつけることができます。
- 左から六つ目のアイコンをタップすればスタンプを挿入することができます。
- 左から七つ目のアイコンをタップすれば写真にメッセージを挿入することができます。
- 左から八番目のアイコンをタップすれば写真に手書きでメッセージやデコを挿入することができます。
- 一番右にあるアイコンをタップすれば写真全体の切り抜きや傾き修正をすることができます。
これらを組み合わせて好みの写真を作っていきます。
印刷
HP Sprocketで印刷したい写真を表示・加工後、以下の印刷ボタンをタップすると、画面が切り替わって印刷が開始されます。
印刷のプロセスはいたってシンプルですね。
スペック
最後にHP Sprocketのスペックを記したいと思います。細かい部分はこちらでご確認ください。
基本機能 | 印刷のみ |
印刷方式 | ZINK™ Zero Ink® プリンターによる熱転写印刷 |
印刷速度 | カラー写真(標準、フォト用紙):最速40秒 |
印刷解像度 | カラー(最高):313×400 dpi |
フチなし印刷 | 対応 |
自動用紙センサー | 対応 |
カメラからの印刷 | 非対応(Bluetooth経由でモバイルデバイスから印刷) |
モバイル印刷 | 対応(Sprocketアプリを使用) |
コントロールパネル | 電源ボタン、リセット ボタン |
ディスプレイ | 背面LED充電ライト: |
赤:低充電、赤点滅:充電中、緑:充電完了、オレンジ色:中充電 | |
前面ステータスLED: | |
予約済み:赤-用紙切れ/紙詰まり/カバー オープン | |
初期設定:白-電源オン/待機中 | |
(初回使用時にアプリを開いて設定を行うとき、ユーザーは6つの個人用カスタマイズ カラーを選択できます。 | |
-電源オン/電源オフ/スリープ/待機中/印刷中/その他のエラー) | |
充電時間 | 120分 |
給紙方式 | フォト:最大 10 ページおよびスマートシート® |
メディアサイズ | HP Sprocket用フォト用紙(背面シール式) 5 x 7.6 cm (2 x 3 インチ) |
メディアの種類 | HP ZINK™ |
メモリー | 標準/最大:64 MB |
対応OS | Android:4.4以降/iOS:8.0以降 |
接続 | Bluetooth 5.0 ※3 |
サポートされるネットワークプロトコル | なし |
本体外形寸法(幅×高さ×奥行)/重量 | 80×118×22mm/0.17kg |
梱包外形寸法(幅×高さ×奥行)/重量 | 113×193×38mm/0.30kg |
付属ソフトウェア | iOSおよびAndroid版Sprocketアプリ(iOS App store、Google Play) |
環境条件 | 推奨使用温度:15~32°C、推奨使用湿度(結露無):5~70%RH、保管温度:-30~70°C |
ストレージ デバイスと | Bluetooth印刷 |
ダイレクトプリントのサポート | |
省エネルギー機能 | HP Auto-Off機能 |
電源 | 電源の種類:リチウム ポリマー7.4 V、2セル、550 mAh内蔵充電式バッテリ |
消費電力 | 待機時:0.55 W、印刷時最大:31~32 W、平均:16 W |
標準添付品 | HP Sprocketプリンター、USBケーブル、HP Sprocket用フォト用紙(背面シール式)10枚、保証書等 |
保証期間 | ご購入後1年間(消耗品は除く) |
まとめ
いかがでしたでしょうか?手頃な価格で持ち運びのできるモバイルプリンターHP Sprocket。小型で軽量なのでバッグの中に入れて常に持ち運びができますし、Bluetooth経由かつバッテリー起動なのでケーブルレスでプリントが可能なのがとても手軽で嬉しいポイントです。
ちょっとモバイルプリンターへの認識が変わる一台。これは結構いいね!と思うモデルです。
少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。