世の中で起きていることを知るためのツールだった、「ニュース」。最近では「ニュース」の定義がよりソフトなものになり、ちょっとした話題づくりや暇つぶしの材料にもなっています。
特に近年、多くのユーザーに使われているのが「ニュースキュレーションアプリ」。ニュースに限らない、コラムやエンタメなどのコンテンツが、人気の秘密となっているようです。
今回は、今人気を集めているニュースキュレーションアプリの特徴を紹介します。
日本の5大キュレーションアプリ
日本でのニュースアプリといえば、「SmartNews」「グノシー」「Yahoo!ニュース」「Antenna」「LINE News」あたりが5大ニュースキュレーションアプリだといわれています。
ニールセンの調査によると、それぞれのニュースアプリを単独で利用するだけでなく、複数のアプリを利用しているユーザーもいるようです。
ニュースメディアを2つ3つと掛け持ちして利用するユーザーも多いワケは、それぞれのニュースアプリの持つ特色の違いにありそうです。
1300万ダウンロード突破!「SmartNews」
1300万人というユーザー数を誇るのは「SmartNews」。
SmartNewsの最大の特徴は、その名の通り、スマートなニュースの閲覧が可能である点にあります。テキストと画像だけで、広告やリンクが一切ない「Smartモード」にすることで、圏外でもニュースが読める優れものです。
コンテンツのカテゴリーも、政治やスポーツだけでなく、エンタメやグルメ、コラムやまとめ記事まで幅広く提供しています。読売・朝日・毎日・産経などの全国紙を閲覧することができるのは、このSmartNewsだけ。
1000万ダウンロード超の「グノシー」
「今日のニュースを3分でまとめ読み」をキャッチフレーズに、コンパクトなニュースを提供する「グノシー」。
2015年6月より、新サービス「グノシーマンガ」もリリース、「金田一少年の事件簿」「のだめカンタービレ」などの人気10作品が無料で読めるサービスをスタートさせています。
キュレーションマガジン「Antenna(アンテナ)」
「アンテナ」は、2012年5月にリリースされたスマホメディア。現在約100万人が利用しています。
「SmartNews」や「グノシー」では速報ニュースを多く取り扱っているが、このアンテナでは雑誌よりのコンテンツが充実しており、多くの女性に人気を集めています。iPhoneやiPad、Android、PCでの閲覧が可能。さらに、2014年にはアプリ内で商品購入ができる「Antenna ショッピング」をスタート。Antennaの新しい特徴ともなっています。
Yahoo!ニュース
最新のニュースはもちろん、エンタメや動画、さらに自分で設定するテーマで選び抜いたニュースも閲覧できる、「Yahoo!ニュース」。
地域登録で、都道府県別のニュースを読むことができたり、災害時の最新情報を入手できるのも魅力の一つです。オールインワンアプリのYahoo!JAPANアプリでは、ニュースの閲覧に限らず、ヤフオクやショッピング、乗り換えアプリなどへのアクセスもスムーズにできてしまうので、Yahoo!JAPANアプリからニュースを閲覧しているユーザーも増えてきています。
LINEの公式ニュースアプリ「LINE NEWS」
自分のLINEアカウントで「LINE NEWS」を友達登録することで、大切なニュースがLINEに入ってくる仕組みになっているのも特徴の一つ。
「3分間話題やニュースがわかる」よう、厳選した画像を使い、ぱっと見ですぐに頭に入ってくる編集。エンタメ、スポーツ、政治、経済、グルメやファッションなど、幅広いジャンル展開に加え、進行中の話題がその後どうなったかがわかるよう時系列でまとめられた並べ方も特徴です。
情報収集から、暇つぶしまで…ニュースアプリの今後に期待!
今回紹介した5つのニュースアプリに共通して言えるのは、幅広いユーザーのニーズに対応しているということ。
これまで新聞やTVで収集していた情報をスマホで閲覧できるというだけではなく、ちょっとしたスキマ時間の暇つぶしや、ちょっとしたネタ集めをしたい時にも便利なのが、ニュースアプリの魅力。ビジネスマンに限らず、若い女性や主婦にも人気を集める理由が、ここにあるようです。
ショッピングや漫画など、どんどん形を変えていくニュースアプリ。各ニュースアプリの今後に注目したいところです。