レノボが展開するThinkPadシリーズは幅広い層から支持され続けているPCブランドです。モバイルノートパソコンからホーム用の大型ノートパソコン、デスクトップパソコンまで、幅広く取り扱っています。
そんなThinkPadの中でモバイル用途として人気が高いのがLシリーズ。今回はL390 Yogaを紹介したいと思います。
13.3型の2 in 1モバイルノートPCで、利用用途に合わせてスペックを選べる選択肢の広さが魅力です。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
レノボ公式 ThinkPad L390 Yoga詳細はこちら
ThinkPad L390 Yoga｜13.3型の2 in 1 スタンダードを徹底解説
レノボが展開するThinkPadブランドの中で、商品名がLから始まるLシリーズは比較的廉価な価格帯で販売されていてコストパフォーマンスに優れたモデル群。パワフルな性能、定評のある快適にタイピングできるキーボード、セキュリティー、Webカメラなど価格に対して高いクオリティを提供しています。
そのLシリーズの中でThinkPad L390 Yogaは13.3型の2 in 1モバイルノートPC。第8世代のIntel CPUを搭載でき、価格だけでなくパフォーマンスにおいても満足できる一台を構成できます。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
ThinkPad L390 Yogaのスペック
| 項目 | スペック |
| OS | Windows 10 Home / Pro |
| CPU | Core i3-8145U/ Core i5-8265U/ Core i7-8565U |
| ストレージ | SSD:128GB/ 256GB/ 512GB |
| メモリ | 4GB/ 8GB/ 16GB/ 32GB |
| グラフィックチップ | 内蔵グラフィックス |
| 液晶 | 13.3型FHD液晶 (1920×1080 IPS タッチパネル) |
| 光学ドライブ | なし |
| バッテリー | 11.2-12.1時間 |
| サイズ | 322×224.2×18.8mm |
| 重さ | 1.56kg |
| 価格（税込） 2019年1月2日現在 |
105,840円〜 |
コストパフォーマンス
ThinkPad L390のポイントはコストパフォーマンスです。以前から「ThinkPadのLシリーズ」は、ThinkPadシリーズながら手頃な価格帯で購入できることで人気がありますが、まさにその点を引き継いでいます。実際、上でご紹介したスペック表の通り、もっとも安い価格は105,840円（税込）です。
ThinkPadシリーズは様々な点でこだわりがあり使いやすいです。それをこの価格帯から享受できるのはとても嬉しいメリットだと思います。
2in1型ならでの様々なスタイルに
ThinkPad L390 Yogaは、2 in 1 モデルとして、4つのモードで筐体を変化させることができます。360度回転ヒンジが採用されていて、タブレットとしても利用できますし、テントのように立てて、画面を通常のノートPCよりも近づけて操作することもできます。
- ノートPCの基本スタイル
普段は普通のノートパソコンスタイル。なんだかんだ一番このスタイルがタイピングをするなら使いやすいスタイルなので、このスタイルを使っていただくことが一番多いと思います。
- 画面を前に出したスタイル
エンターテーメントを楽しむときは以下のようなスタイル。新幹線に乗っているシーンなどではこれを使ってAmazon Primeで映画を見たり、Kindleアプリで電子書籍を読んだりすることができます。通常のノートPC型よりも画面が前にくるので見やすいです。
- タブレットスタイル
ThinkPad L390 Yogaは折りたためばタブレットに。少しリラックスしながらネットサーフィンを楽しむときやペンを使って絵を描くときはこちらのスタイルがおすすめです。
- 180度開いたスタイル
私がYOGAシリーズで好意的に思っているのは、平面になるように置けること。平面のように置けると、対面にいる人と画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもミーティングができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に、画面を共有しながら「金沢・旅行って検索かけて見る？」「じゃあ入力して見る！」という感じのやりとりがあったとしても、タブレットのようにタイプが面倒ではなく快適です。
このようにさまざまなスタイルで使うことができるので非常に便利です。
第8世代のIntel Coreプロセッサーを搭載可能
ThinkPad L390は第8世代のIntel CoreプロセッサーWhiskey Lakeを搭載できます。
第8世代のIntel Coreプロセッサーがどれだけ優秀なものに仕上がっているというと、第8世代のIntel Core プロセッサーは、全てがクアッドコア（8スレッド対応）で、前世代の対応する第7世代のチップよりも最大で40%高速になっています。以前は動画編集や画像編集やるならCore i7一択と言われていましたが、この性能向上によりCore i5でも多くの作業を快適にこなせるレベルまできています。
豊富な入力端子
ThinkPad L390 Yogaは必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが2つ、フルサイズのUSB3.1ポートも2つ付いています。HDMIやmicro SDカードスロットもついています。
一点注意はSDカードスロットがmicro SDカードだということです。フルサイズではありませんので、SDカードを利用するのであれば、microSDカードをSDカードのサイズに拡張させるアダプターと一緒になった、2段構えのSDカードにしたり、microSDカードを拡張させるUSBハブを購入したりする必要があります。この話、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、最近はSDカードスロット自体がついていないPCも多いですから、その流れの中でmicroSDカードがついているのはレノボの配慮と言えるかもしれません。
十分なバッテリー駆動時間
L390 Yogaは13.3型。モバイルノートとして外出先で利用したり、室内で使用するにもACアダプターを外して使用するケースのある方がお選びになることが多いのではないかと推測します。そんな方々が考慮されるのがバッテリーの駆動時間。
L390 Yogaは最大で約11.2-12.1時間のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
ThinkPad L390 Yogaおすすめ構成
ThinkPad L390 Yogaはレノボの公式直販サイトで購入できます。
性能は必要十分でOK。ウェブやメール、オフィスの基本作業向けには最安値構成を
ThinkPad L390 Yogaを使う用途がWebサイトの閲覧やメール、SNSの閲覧などで、WordやExcelも基本的な作業ばかりということでしたらCore i3の低価格構成のスタンダードパッケージで十分だと思います。一方で、動画の編集やExcelでマクロを組んだりするような作業をされるのでしたら、少なくとも第8世代のCore i5以上の構成をお選びいただければと思います。
| 項目 | スペック |
| プロセッサー | Intel Core i3-8145U Processor (4MB Cache, up to 3.90GHz) |
| 初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
| 導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
| Microsoft ソフトェア | なし |
| メモリー | 4GB DDR4 2400MHz SODIMM |
| ソリッド・ステート・ドライブ | 128GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, NVMe) |
| ディスプレイ | 13.3″FHD (1920×1080), IPS, Anti-Glare, 300nits, Multi-touch |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| 本体カラー | ブラック |
| キーボード | 日本語キーボード |
| 指紋センサー | 指紋センサーなし |
| Near Field Communication | NFCなし |
| 内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) |
| アウトカメラ | None |
| ペン | ThinkPad Pro Pen |
| TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
| バッテリー | 3 Cell Li-Cyllinder Battery 45Wh |
| 電源アダプター | 45W ACアダプター – ブラック – 日本 (USB Type-C) |
| ワイヤレス | インテル・ワイヤレス AC 9560 2×2 AC、Bluetooth バージョン 5.0 vPro |
| 1st ディスプレイ出力変換アダプター | なし |
| 1st USBケーブル | None |
| 2st ディスプレイ出力変換アダプター | なし |
| 2st USBケーブル | None |
| アダプター | なし |
| 標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
| 価格（2019年1月2日現在・税込） | 105,840円 |
今回のモデルは日常でウェブ閲覧等に使うなら十分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか？
・指紋センサー
今回の構成では指紋センサーが搭載されておりません。仕事で利用される場合指紋センサーがあったほうがセキュリティ的に安心です。+1,080円なので気になる方は追加でご選択ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
L390 YogaはSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
L390 Yogaには光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け（特におすすめ）
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、第8世代世代のCore i5搭載モデルをお勧めします。こちらはL390 Yogaのパフォーマンスパッケージです。
| 項目 | スペック |
| プロセッサー | Intel Core i5-8265U Processor (6MB Cache, up to 3.90GHz) |
| 初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
| 導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
| Microsoft ソフトェア | なし |
| メモリー | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
| ソリッド・ステート・ドライブ | 256GB Solid State Drive, M.2 2280, SATA, OPAL 2.0, TLC |
| ディスプレイ | 13.3″FHD (1920×1080), IPS, 250nits, Anti-Glare |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| 本体カラー | ブラック |
| キーボード | 日本語キーボード(バックライト付) |
| 指紋センサー | 指紋センサー |
| Near Field Communication | NFCなし |
| 内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) | ペン | ThinkPad Pro Pen |
| ポインティングデバイス | 指紋認証 (ブラック) |
| TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
| バッテリー | 3 Cell Li-Cyllinder Battery 45Wh |
| 電源アダプター | 45W ACアダプター – ブラック – 日本 (USB Type-C) |
| ワイヤレス | インテル・ワイヤレス AC 9560 2×2 AC、Bluetooth バージョン 5.0 vPro |
| 1st ディスプレイ出力変換アダプター | なし |
| 1st USBケーブル | None |
| 2st ディスプレイ出力変換アダプター | なし |
| 2st USBケーブル | None |
| アダプター | なし |
| 標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
| 価格（2019年1月2日現在・税込） | 134,568円 |
・指紋センサー
今回の構成は指紋センサーを搭載していますが、仕事で利用しない場合は指紋センサーをなしに変更していただければと思います。
・メモリー
メモリーは現在8GBを選択していますが最大で32GBまで選択できます。同時に複数の処理を走らせることが多い方は8GBではなくもっと多くのメモリーを積むことをお勧めします。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
L390 YogaはSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
L390 Yogaには光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
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まとめ
ThinkPad L390はThinkPadシリーズのなかでコストパフォーマンスの高い13.3型のモバイルノートパソコンです。
ThinkPad L390のポイントは、ThinkPadならではの使いやすいさ。人間工学に基づいて作られたThinkPad伝統のキーボードは本当に打ちやすいと思います。
いくつかおすすめをご紹介しましたが、パフォーマンスパッケージで構成したモデルはまさに万能マシン。スタンダードパッケージは、外出先でPCをライトに使う人のモデルです。利用用途に合わせて、ここから選んでいただいたり、これを軸にカスタマイズしていただければと思います。
お買い物の参考になれば幸いです。
