Lenovoは世界的に有名な大手パソコンメーカー。2017年に引き続き2018年も「The Best Laptop Brands」に選ばれた多くの人から支持を得ているブランドです。
そんなLenovoが展開するThinkPadは伝統と歴史のあるPCシリーズ。そして、その中でも人気が高いのが今回ご紹介するE490シリーズです。高いコストパフォーマンスで人気が高かったThinkPad E480の後継機にあたります。ご家庭用でもビジネス用でも利用用途が広がる使い勝手のいいE490。ぜひこちらの記事で概要をご確認ください。
ThinkPad E490|人気の14型ノートPCを徹底解説
ThinkPadブランドの中で、商品名がEから始まるEシリーズは、先進のデザインと機能を搭載した上で、ThinkPadらしい使いやすさと信頼性を兼ね備えた商品群です。ThinkPadブランドながら価格は比較的抑えめで購入しやすく非常に高コストパフォーマンスなシリーズとして認知されています。
そのEシリーズの14.0型モデルがThinkPad E490。第8世代のIntel CPUを搭載したスペックはもちろん、ThinkPadならではの使いやすさ、特にキーボードの打ちやすさがポイントです。価格も6万円台から購入でき、非常に選択しやすい機種だと思います。
ここから詳しく説明していきたいと思います。
ThinkPad E490のスペック
項目 | スペック |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Core i3-8145U/ Core i5-8265U/ Core i7-8565U |
ストレージ | HDD:500GB/ 1TB/ 2TB SSD:128GB/ 256GB/ 512GB デュアルドライブ構成可能 |
メモリ | 8GB/ 16GB/ 32GB |
グラフィックチップ | インテル HDグラフィックス 620/ AMD Radeon RX 550X 2GB |
液晶 | 14.0型HD液晶 (1366×768 TN)/ 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS) |
光学ドライブ | なし |
バッテリー | 最大15.6時間 |
サイズ | 369×252×19.95mm |
重さ | 1.75kg〜 |
価格(税込) 2019年1月22日現在 |
64,541円〜 |
コストパフォーマンス
ThinkPad E490のポイントは高コストパフォーマンスだということです。もともと「ThinkPadのEシリーズ」は、ThinkPadブランドでありながら購入しやすい価格帯で展開されていて人気がありますが、まさにその点を引き継いでいます。実際、上でご紹介したスペック表の通り、もっとも安い価格は64,541円(税込)です。
もちろん同スペックのノートPCの中ではE490よりも安い価格で展開されているものもあります。ただ、E490はThinkPadシリーズで様々な点にこだわりがあり使いやすいです。ThinkPadならではのメリットをこの価格帯から享受できるのはとても嬉しいメリットだと思います。
第8世代のIntel Coreプロセッサーを搭載可能
ThinkPad E590は第8世代のIntel Coreプロセッサー(Core i3-8145U/ Core i5-8265U/ Core i7-8565U)を搭載できます。
第8世代のIntel Coreプロセッサーがどれだけ優秀なものに仕上がっているというと、第8世代のIntel Core プロセッサーは、全てがクアッドコア(8スレッド対応)で、前世代の対応する第7世代のチップよりも最大で40%高速になっています。以前は動画編集や画像編集やるならCore i7一択と言われていましたが、この性能向上によりCore i5でも多くの作業を快適にこなせるレベルまできています。
今回のThinkPad E490に搭載されているCPU Whiskey Lakeは、 第8世代のCPUの中でも新しくさらにパフォーマンスが向上していて快適に作業ができます。
打ちやすいキーボード
hinkPad E490を購入する大きな理由になるのがキーボードです。これはThinkPadシリーズに共通して言えることですが、ThinkPadは人間工学に基づいてキーボードが設計されていて非常に打ちやすいです。結果的にミスタッチが少なくなり、タイピングの効率が上がります。
また、E490は他のモデルよりも若干厚みがありますが、それが良い方向に活かされていて、パームレストは手首の置き場としてぴったり。打ち始めた瞬間に気づく、とてもポジティブな点だと思います。そこも合わせて「さすがレノボ」です。
180度開く
ThinkPad E490は180度開いて平らに使うことができます。
これは自分の好みの位置までしっかり画面を傾けることができるというメリットはもちろんですが、複数人で一緒に作業したり議論する際に非常に便利です。例えば、テーブルの上で180度開いておくと画面を共有しながらタイピングもできて、プロジェクターなしでもPC内の資料をベースにミーティングができるようになります。
プライベートに置き換えれば、どこか出かける予定を仲間と立てていたりした時に、画面を共有しながら「東京 半日 旅行って検索かけて見る?」「じゃあそれで入力して見る!」という感じのやりとりがあったとしても、タブレットのようにタイプが面倒ではなく快適です。
豊富な入力端子類
ThinkPad E490は必要十分な入力ポートを備えています。例えばUSB Type-Cが1つ、フルサイズのUSB3.1ポートが2つ、USB2.0が1つが付いています。HDMIやmicro SDカードスロットもついています。これだけあればまず入力端子に困ることはありません。
向かって右
向かって右の端子は以下のようになっています。
向かって左
向かって左の端子は以下のようになっています。
一点注意はSDカードスロットがmicro SDカードだということです。フルサイズではありませんので、SDカードを利用するのであれば、microSDカードをSDカードのサイズに拡張させるアダプターと一緒になった、2段構えのSDカードにしたり、microSDカードを拡張させるUSBハブを購入したりする必要があります。この話、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、最近はSDカードスロット自体がついていないPCも多いですから、その流れの中でmicroSDカードがついているのはレノボの配慮と言えるかもしれません。
十分なバッテリー駆動時間と急速充電
ThinkPad E490は14.0型のため「家でも使いたいし、外出先でも使いたい」という方が多いと思います。そんなPC選びで気になるのがバッテリーの持ち時間です。E490は最大で約15.6時間のバッテリー駆動。もちろん、PCのバッテリーは使っていくうちに消耗しますから、この通りにはいきませんが、初期の仕様の段階でできる限りバッテリー性能が良いものを選ぶのが安心です。
また、急速充電にも対応していて、1時間で約80%充電することができます。
ThinkPad E490おすすめ構成
ThinkPad E490はレノボの公式直販サイトで購入できます。
性能は必要十分でOK。ウェブやメール、オフィスの基本作業向けには最安値構成を
ThinkPad E490を使う用途がWebサイトの閲覧やメール、SNSの閲覧などで、WordやExcelも基本的な作業ばかりということでしたらCore i3の低価格構成のスタンダードパッケージで十分だと思います。一方で、動画の編集やExcelでマクロを組んだりするような作業をされるのでしたら、少なくとも第8世代のCore i5-8265U以上の構成をお選びいただければと思います。
項目 | スペック |
プロセッサー | Intel Core i3-8145U Processor (4MB Cache, up to 3.90GHz) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
ハード·ディスク·ドライブ | Dummy Hard Disk Drive |
ソリッド・ステート・ドライブ | 128GB Solid State Drive, M.2 2242, PCIe-NVMe, TLC |
ディスプレイ | 14.0″HD (1366×768),TN, Anti-Glare, 220nits |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
本体カラー | ブラック |
キーボード | 日本語キーボード |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) |
ポインティング・デバイス | No FingerPrint Black |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
バッテリー | 3 Cell Li-Cyllinder Battery 45Wh |
電源アダプター | 45W ACアダプター – ブラック – 日本 (USB Type-C) |
ワイヤレスLANアダプター | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth |
ベース | Intel UHD Graphics 620 |
標準保証 | 1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2019年月1月19日現在・税込) | 64,541円 |
今回のモデルは日常でウェブ閲覧等に使うなら十分。ではその他拡張機能としてどのようなものが必要でしょうか?
・指紋センサー
今回の構成では指紋センサーが搭載されておりません。仕事で利用される場合指紋センサーがあったほうがセキュリティ的に安心です。+2,160円なので気になる方は追加でご選択ください。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
E490はSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
E490には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
これがあればほぼ十分。編集や大きなの処理をPCで行う方向け(特におすすめ)
ExcelやAccessを使って多くのデータを加工、抽出をされる方や、動画、静止画を日常的に編集される方には、第8世代世代のCore i5搭載モデルをお勧めします。こちらは、パフォーマンス・FHDパッケージを若干カスタマイズ(ストレージを128GBに変更/メモリーを8GBの一枚に変更)した構成になっています。
項目 | スペック |
プロセッサー | Intel Core i5-8265U Processor (6MB Cache, up to 3.90GHz) |
初期導入OS | Windows 10 Home 64 bit |
導入OS言語 | Windows 10 Home 64 bit- 日本語版 |
Microsoft ソフトウェア | なし |
メモリー | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
ハード·ディスク·ドライブ | Dummy Hard Disk Drive |
ソリッド・ステート・ドライブ | 128GB Solid State Drive, M.2 2242, PCIe-NVMe, TLC |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 250nit) 光沢なし |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
本体カラー | ブラック |
キーボード | 日本語キーボード(バックライト付) |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ(マイクロフォン付) |
ポインティング・デバイス | No FingerPrint Black |
TPMセッティング | TPMあり(ハードウェアチップ搭載) |
バッテリー | 3 Cell Li-Cyllinder Battery 45Wh |
電源アダプター | 45W ACアダプター – ブラック – 日本 (USB Type-C) |
ワイヤレスLANアダプター | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth |
ベース | Intel UHD Graphics 620 |
標準保証 | 1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
価格(2019年月1月19日現在・税込) | 82,426円 |
・指紋センサー
今回の構成では指紋センサーが搭載されておりません。仕事で利用される場合指紋センサーがあったほうがセキュリティ的に安心です。+2,160円なので気になる方は追加でご選択ください。
・メモリー
メモリーは現在8GBを選択していますが最大で32GBまで選択できます。同時に複数の処理を走らせることが多い方は8GBではなくもっと多くのメモリーを積むことをお勧めします。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・SDカード
E490はSDカードスロットがmicroSDになっています。SDカードを頻度よく使う方にはSDカードのアダプター付のmicroSDカードのご購入をおすすめします。おそらく一番これが手軽です。
SDカードアダプター付のmicroSDカードのおすすめはこちら
・Microsoft Office
上記でご紹介した構成にはMicrosoft Office(WordやExcelなど)が入っていません。Microsoft OfficeはPCと同時に購入の方がお得な値段で購入できますので、ご購入予定でしたら追加していただいた方が良いと思います。
・DVD/BDドライブ
E490には光学ドライブを搭載していません。最近DVD/BDを使うこと自体少なくはなっていますが、必要があれば追加で購入いただく必要があります。
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まとめ
ThinkPad E490はThinkPadシリーズのなかでEシリーズらしい、高いコストパフォーマンスを誇る14型のモバイルも可能なノートパソコンです。
ThinkPad E490の一番のポイントは使いやすいこと。人間工学に基づいて作られた伝統のキーボードは本当に打ちやすいと思います。
この記事ではいくつかおすすめをご紹介しましたが、パフォーマンスパッケージで構成したモデルはまさに万能マシン。これをご購入いただけばストレスなく大抵のことはこなせると思います。スタンダードパッケージは、PCをライトに使う人のモデルです。利用用途に合わせて、ここから選んでいただいたり、これを軸にカスタマイズしていただければと思います。
お買い物の参考になれば幸いです。