マイクロソフトはご存知の方も多いWindowsを主力製品としてもつソフトウェア・ハードウェアメーカーです。Windows10やOffice365など、日常から切っても切り離せないソフトを扱っていて、この記事をご覧の皆様の大半の方は、なにがしかの形でマイクロソフト社製品に毎日触れているのではないでしょうか?
さて、そんなマイクロソフト。
マイクロソフトは、数年前からWindowsの体験を最大限発揮するためのハードウェアを展開しています。それは「Surface」という製品ラインで展開されていて、安定的な支持を得ています。
今回は、そんなSurfaceラインの中で主力であるSurfaceProを実機でレビューしていきたいと思います。
マイクロソフト公式 Surface Proの詳細はこちらSurfacePro(2017)を実機レビュー|本命2in1を徹底解説
SurfacePro(2017)は、マイクロソフトのSurfaceの主力モデル。Windowsを使うのに最適なPCシリーズの最新モデルとして展開されています。
スペック
まずはじめにSurfaceProのスペックです。CPUが3種類用意されているので、CPUをベースに一覧にしています。
CPU | Core m3-7Y30 | Core i5-7300U | Core i7-7660U |
OS | Windows 10 Pro (Creators Update適用済み) | Windows 10 Pro (Creators Update適用済み) | Windows 10 Pro (Creators Update適用済み) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 615 | Intel HD Graphics 620 | Intel Iris Pro Graphics 640 |
メモリー | 4GB | 4/8GB | 8/16GB |
ストレージ | 128GB SSD | 128/256GB SSD | 256GB/512GB/1TB SSD |
ディスプレイ | 12.3型、2736×1824ドット(267 PPI)、タッチ対応 | 12.3型、2736×1824ドット(267 PPI)、タッチ対応 | 12.3型、2736×1824ドット(267 PPI)、タッチ対応 |
インターフェース | USB3.0×1、Mini DisplayPort、Surface Connect、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 | USB3.0×1、Mini DisplayPort、Surface Connect、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 | USB3.0×1、Mini DisplayPort、Surface Connect、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
バッテリー | 最大13.5時間(動画再生時) | 最大13.5時間(動画再生時) | 最大13.5時間(動画再生時) |
サイズ | 幅292×奥行き201×高さ8.5mm | 幅292×奥行き201×高さ8.5mm | 幅292×奥行き201×高さ8.5mm |
重量 | 768g | 770g | 782g |
オフィス | Office Home and Business Premium | Office Home and Business Premium | Office Home and Business Premium |
価格 2018年4月1日現在 | 114,264円(税込) | 136,944円(税込)〜 | 206,064円(税込)〜 |
今回のレビュー機のスペックは以下の通りです。
外観
まずはじめに外観から。簡単に数枚写真を撮っていますので、ご覧ください。バーガンディならではの高級感がとてもいい感じです。
Surface Proを斜めから撮影しています。非常にスマートなデザインなのがわかります。シルバーの素材感も非常に良いですね。
Surface Proは傾きを変更できます。これによって、Surfaceペンを使うときには思い切り傾けたりして最適な傾きで使うことができます。一番傾けたときの状況は以下の通りです。
Surfce Proを横から見た様子です。本体は若干厚みを持たせているのに対しそれを支えるスタンドは非常に薄く、非常に凛とした佇まいです。
前面にはカメラがついています。スカイプやGoogle Hangout、その他のサービスでのビデオチャットも容易です。
背面は以下の通りです。カメラがあるのとロゴが入っているのが特徴です。ロゴは鏡面です。
Surfaceの下部です。ここでSurface用のタイプカバーを接続します。
両側面には各種接続端子がついています。若干少なめな印象です。
ACアダプターは持ち運びできるくらい小型。これくらいの大きさに収まっていると非常にいいですね。
ACアダプターはSurface Connect端子につないで充電します。ACアダプターのケーブルを近づけると磁石で吸い付くように接続できます。
特徴
ここからSurface Pro(2017)の特徴を紹介していきます。
第7世代のインテルCoreプロセッサーを搭載
SurfaceProは、第7世代のインテルCoreプロセッサーを搭載しています。第7世代のインテルCoreプロセッサーは、前世代モデルと比較して、パフォーマンスや省電力性が大幅に向上しています。SurfaceProで選択できるのは、Core m3、Core i5、Core i7。性能的に一番下の構成となるCore m3でも、複雑な処理をしないExcel処理やブラウジング、Outlookでメール処理などは問題ありません。
以下に、CPUとメモリの構成を記します。私のおすすめはCore-i5からです。
Core m3モデル | Core i5モデル | Core i7モデル | |
CPU | Core m3-7Y30 | Core i5-7300U | Core i7-7660U |
メモリ | 4GB | 4GB/8GB | 8GB/16GB/32GB |
軽量なボディ
SurfaceProは軽量で持ち運びが楽なのもポイントです。本体のみの重量は以下になります。Core m3モデルが若干ですが、20g軽くなっています。
モデル | 重さ |
Core m3モデル | 766g |
Core i5モデル | 786g |
Core i7モデル | 786g |
多くの方が本体と一緒にご購入になるSurface Pro Signatureタイプカバーが310gですので、本体と合わせると以下のようになります。
モデル | 重さ |
Core m3モデル | 1076g |
Core i5モデル | 1096g |
Core i7モデル | 1096g |
タイプは違いますが、結構一緒に悩まれる方が多いMacBookPro(2016)と比べると以下のようになります。
※Core i5、タイプカバー付きでMacBookProと比較。
SurfacePro(2017) | MacBookPro(2016) |
1096g | 1037g |
進化したSurfaceペン
Surfaceペンが進化しました(Surfaceペンは別売)。まずはペンの筆圧。ペンの筆圧の検知はこれまでの4倍細かい4096段階になりました。合わせて、傾き検出ができるようになり、Apple Pencilのようにペンを傾けると、それに合わせて描いた線の太さが変わるようになりました。さらに、表示されるまでの遅延も21msとなり、Surfaceペンは、大幅な進化を遂げています。
※傾き検知機能は、SurfaceProと対応アプリの組み合わせでのみ有効になります。
LTE対応モデル
SurfaceProはLTEモデルが展開されています。LTEモデルに格安SIMをさして使うことで、格安でインターネットを楽しむことができます。格安SIMの環境がここまで整ってきた中で、LTEモデルの展開は、非常に嬉しいところ。月々数百円でSurfaceProでインターネットです、
入力端子
SurfaceProの入力端子としては、以下が用意されています。
若干少なめの印象ですが、USB端子がフルサイズのUSB端子というのは喜ばしいところ。USB Type-Cの流れがきているとは言っても使われている周辺機器の端子はフルサイズのUSBがほとんどですし、仮にUSB Type-CしかつかなかったらUSB Type-Cハブを持ち歩かなくてはならなくなっていたと思います。そう言った点で実用性を考慮した選択をMicrosoftはしたんだなぁと感心したところです。
オプションのタイプカバー
Surfaceをご検討の方はもうご存知だと思いますが、Surfaceには専用のタイプカバーがあります。今回のカバーは次世代素材と言われるアルカンターラを採用したもので、Surface Laptopの登場と合わせて3色用意されました。
アルカンターラ素材
アルカンターラ素材はヨーロッパの高級自動車などに利用される素材。そんな素材をタイプカバーに使ってみて一体どんな使い心地なのか気になる方も多いと思いますが、はじめは若干のざらつきを感じるものの、だんだん馴染んでいく感じで、その質感も伴って非常に良い満足感を残してくれます。
Surface Proと接続
Surface Proとは以下の接続部を使います。
装着時
装着時は以下のような佇まい。非常に優美だと思います。
SurfaceProのおすすめ構成
ここからはSurfaceProのおすすめ構成をご紹介します。
モバイルPCでもより快適に作業を行う方向け
モバイルPCながら、負荷のかかる作業もそれなりに行う方におすすめなのは、Core i5モデルです。CPUにはCorei5、メモリに8GBを搭載すれば負荷の高い作業もマルチタスクで行えます。Adobe製のソフトで動画編集をメインでやる、であったり、Excelでマクロを用いた複雑な処理がメインでなければこちらのパッケージでだいぶ快適だと思います。
項目 | スペック |
CPU | Core i5 |
メモリ | 8GB |
SSD | 256GB |
メモリ | 8GB |
価格(2018年4月1日現在) | 158,544円 |
上記で紹介した仕様にすれば、軽い作業からある程度負荷の高い処理まで快適に実行できると思います。その上で、今回のパッケージから変更するのであればこれ、といった項目をお伝えします。
・メモリー
ご紹介の構成は8GBのメモリーが積まれていますが、マルチタスクをそこまでしないし、それよりも価格を抑えたい、という方は、同じCore i5モデルで4GBの構成もありますので、そちらをお選びください。その際は、SSDも128GBになりますのでご注意ください。
・Surface Pro Signatureタイプカバー
今回のSurface Proに合わせて、タイプカバーが新商品で登場しています。Signatureタイプカバーで、自動車の内装だったり、ファッション系で使われる高耐久素材のAlcantaraが使われています。プラチナ(グレー)、コバルトブルー、バーガンディの3色を用意します。キーボードをお使いになる方は、こちらをお求めください。
・Surfaceペン
Surfaceの画面をノートや紙のようにして、ペンを使って作業をしていこうと想定されていましたらSurfaceペンをオプションでお求めください。 上記で説明の通り、4,096の精緻な圧点でスケッチや網かけを描けます。
・USBハブ
USBは上記で説明の通り、フルサイズのUSBが一つのみになります。1つでは足りない場合は、USBハブをご購入になってください。USBハブはAmazonなどでご購入になるのが良いと思います。AmazonでUSBハブを見る
SurfaceProご購入の参考になれば幸いです。
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