世界的なパソコンメーカーであるHP。
HPは企業向けPCのシェアが高く、そのシェアは相当なものです。そして、そんなHPは最近個人向けのPCについても幅広く展開しています。家庭で使える大画面ノートPCから、カフェや出先で使いたい方に向けてのモバイルノートパソコンまで。幅広いラインナップを展開しています。
さて、今回はそんなHPの商品群のなかから、ラグジュアリー・モバイルとして位置付けられているHP Spectre x360を実機を使ってレビュー・紹介いたします。
HP公式 HP Spectre x360の詳細はこちらHP Spectre x360実機レビュー
HP Spectre x360はHP(ヒューレットパッカード)のノートPCのなかで、ラジュグアリーな、持つ喜びをユーザーに与えるモデルとして位置付けられています。触ってみればそのコンセプトに納得。非常に質感の良い満足感のあるモデルに仕上がっています。ここからは実際にHP Spectre x360の実機を見ながらレビューしていきたいと思います。
美しい筐体デザイン
手に取った瞬間に「HP版のMacBookProだ」と思うほど、MacBookProに近い感覚を覚えるのがHP Spectre x360です。非常に高級感があります。
これは、パソコンを選ぶときにいつも思うことですが、CPUやメモリーなどのいわゆる「スペック」は、たいていのモデルで構成を変えたり、増設したりして解決できますが、デザインは不満を持っても解決できません。Spectre x360のデザインが好みの方は、真っ先にこのモデルを検討いただくのが良いと思います。
2in1ノートPCとしての使いやすさ
HP Spectre x360の特長は、2in1ノートPCとして4つのスタイルに変化自在であることです。用途に合わせて自由なスタイルで利用することができます。
Youtubeや映画を見る時は以下のスタイルで使って見たり、
ソファでネットサーフィンはタブレットのスタイルにして見たり、
打ち合わせの時は180度開いて使うのも良いと思います。
以下のスタイルにもなります。
このようにさまざまなスタイルで使うことができるので非常に便利です。
アクティブペンに対応
HP Spectre x360はアクティブペンに対応していて手書きの文字入力が可能です、
スピーカー
HP Spectre x360には、Bang & Olufsenのスピーカーが搭載されています。もちろん、Bang & Olufsenだからと言ってもPCのスピーカーになりますので、過度な期待は禁物ですが、ノートPCの音質としては、高音質の部類に入り、実際に聞いて見ると「ここまで出るんだ!」と思うほどだと思います。
薄型軽量でタフなボディ
HP Spectre x360はモバイル用途で検討される方も多いと思います。そんな方々にとって気になるのが薄さと重さ、そして堅牢性です。
HP Spectre X360は、厚さ13.9mm、質量1.31kg。天面加圧試験では、300kgfをクリアするタフさを持っています。
重さについては最近は1kgを切るモデルもあるので「x360は軽くて良い!」とは言えませんが、堅牢性については十分。モバイルノートを持ち歩きながら生活する人にとって、天面への加圧はヒヤヒヤするものの一つですよね。満員電車でパソコンが潰されそうになることなんてざら。HP Spectre x360は試験でタフさを証明しています。
ACアダプター
PCを選ぶときに見逃しがちなのがACアダプターです。持ち運び時に一緒に持ち歩くことが多いので、できるだけコンパクトなものが良いですよね。HP Spectre x360のACアダプターは、MacBookProのACアダプターと同じくらいの大きさ。比較的邪魔にならない大きさだと思います。
・MacBookProのアダプターとの比較(右がx360のもの)
キーボード
キーボードについてはHP Spectre x360はストロークが深めで打ちやすさを感じます。打っていて感じたポイントはHP Spectre x360のエンターキーの位置。Enterキーが1キー分内側に入っています。
これは、Enterを押すときにわざわざ右手をずらしてEnterキーを押す必要がなくなるので非常に打ちやすい設計です。「これはHPさん考えたな。」と思った一つのポイントでした。
第7世代インテルCoreプロセッサー搭載
HP Spectre x360は、第7世代インテルCoreプロセッサーを搭載しています。
Core i5-7200U、Core i7-7500Uからご自身の好みに合わせてCPUをお選びいただけます。ちなみに、第7世代のCPUは、第6世代のCPUに比べてグラフィックス性能は130%アップ、CPUは110%アップしています。
ファストチャージ対応で30分の充電で7.5時間分を充電
モバイルで利用する方にとって、充電やスタミナに関する性能は非常に重要なところ。Spectre x360は、30分で50%充電できるファストチャージに対応しています。
13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ
x360は、13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイを採用。パフォーマンスモデルは13.3インチ・4K・IPSタッチディスプレイ (3840×2160)を搭載しています。
IPS液晶は視野角が広く、左右から見ても、色調、コントラストに変化がなく、自然な映像が楽しめます。
豊富な接続端子
HP Spectre 13は、薄型のモバイルノートパソコンとしては、接続端子が多いのが特徴です。フルサイズのUSBが1つ、USB Type-C端子が2つ付いています。
薄さを追求したモバイルノートでは、Macを始めフルサイズのUSBを搭載しないモデルが増えていますが、実際今使うには、フルサイズが無いと不便です。Spectreならフルサイズがついているので、とっさの拡張にも安心して対応できます。
なお、このモデル選択時のご注意ですが、VGAやHDMIなどを使って外部に出力したい場合は、別途アダプターが必要になります。
HP Spectre x360のおすすめ構成
HP Spectre x360はHP(ヒューレットパッカード)の公式直販サイトで販売されています。
HP Spectre x360についてはCore i5の構成か、Core i7の構成かをお選びいただけます。
正直、Adobeのソフトを使った映像編集や画像編集などを行う用途でない限り、Core i5の構成で十分ハイスペックだと思いますので、こちらをオススメします。HPの公式直販サイトで展開中のギフトセットキャンペーンモデルになります。
選択項目 | |
ベースユニット | HP Spectre x360 13-ac000 |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
カラー | アッシュブラック |
クラッチバッグ | なし |
リカバリメディア | なし |
オフィスソフト | なし |
プロセッサー | インテル Core i5-7200U プロセッサー (2.50-3.10/3) |
ディスプレイ | 13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ |
アクティブペン | アクティブペン なし |
Z5000 Bluetoothマウス | なし |
メモリ | 8GB オンボード |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
無線LAN/Bluetooth | IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
キーボード | バックライトキーボード (日本語配列) |
スピーカー | Bang & Olufsen クアッドスピーカー |
Webカメラ | HP TrueVision フルHD Webcam/ IRカメラ |
ACアダプター (標準) | USB Type-C スマートACアダプター |
HPパソコンナビ | 速効!HPパソコンナビ特別版 |
マウス | なし |
ワイヤレススピーカー | なし |
ポータブルブルーレイドライブ | なし |
USB Type-C ハブ | なし |
USB Type-C 変換ケーブル (HDMI) | なし |
USB Type-C 変換ケーブル (VGA) | なし |
ワイヤレスディスプレイアダプター | なし |
セキュリティソフト | マカフィー リブセーフ (1年版) |
オフィス互換ソフト | なし |
使い方サポート | 使い方サポート 1年用 |
PC標準保証 | 1年間引き取り修理サービス |
電子版登録案内レター | なし |
[人気のおすすめアイテム] パソコンなんでも電話相談 | なし |
価格 | 141,480円(2017年3月12日現在) |
今回のモデルは標準のスペックでも十分な性能ですし、特別なカスタマイズができないため、オプションを選択していくことになります。以下が私の追加で購入を検討するならこれ、といった項目です。
・マウス
現在のパッケージにはマウスが付いていません。もともと使用していたものがあれば、それをそのままお使いになればと思いますが、なければこのタイミングで購入するのもあり。一方でマウスは他のメーカー、例えばLogicoolなどでも良いものが出ていますので、その辺りを別途購入されてもいいと思います。もちろん、これまでのノートPCで利用されていたものを使ってもOKです。
・USB Type-C用のアダプター
SpectreにはUSB Type-Cが搭載されています。これはUSB Type-C普及の流れが来ている中で中期的には良いことですが、それだけでは現状ちょっと不便です。HDMIやVGAなど、色々なものにつなげたい、ということでしたら、USB Type-C用のアダプターを購入することをおすすめします。なお、Amazonなどでも多数販売されていますので、そちらで購入されても良いと思います。私はAmazonで購入しました。